このたびの東日本大震災により、亡くなられた方達のご冥福をお祈りいたします。
また、被害に遭われた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
・・・「近い将来、必ず起こる」「起きないはずがない」 と言われ続けていた巨大地震。それが現実になってしまいました。
起こりうる、と言う意味では想定内だったはず。しかし、起きてみれば、想定をはるかに上回るM9.0の巨大地震。発生から10日経ちましたが、未だ被害の全貌が見えていない状況です。
考えてみれば、地震などの自然現象を不完全ながらも科学的に説明できるようになったのは、ここ数十年の話でしょう。自然災害のたびに「想定外だった」と言う言葉が繰り返されますが、そもそも想定内でおさまれば、大災害にならないのでは?と思います。 科学の発達により知識が蓄積され、それをよりどころにして、「自然現象を分かるようになった」という思い上がり?があったのではないでしょうか。
海底を震源とする地震発生のメカニズムを説明するのに使われる「プレートテクトニクス」理論は、今では広く信じられていますが、1960年代後半から発展した学説ということでは、まだ50年足らずの歴史しかありません。一方で、震源域を同じくする巨大地震は、数十年~百年以上の周期で繰り返し発生するらしいということが歴史上の記録から知られています。
まだまだなにがあるか分かりません。「想定外」の出来事が発生すると考えておくべきでしょう。
今回は東北地方が中心でしたが、いずれ関東~西日本域でも同様の地震は起きるでしょう。
これまでは、「近い将来巨大地震が起きる」といわれてもなんとなく絵空事のようでしたが、3・11を境に空気が変わりました。
連日、被災状況が報道されます。実際に自分が直面したときにどのようなことが起きるか、より具体的なイメージをもって将来に備えるつもりです。