冬の間、木々が葉を落とした森の中は見通しが良くなります。
動物や鳥達の姿も良く見えますので、ワンコ連れの散歩の楽しみが増えます。
・・・ところで、この時期よく見かけるのがこれ。
一面に散っているのは、細い短冊状の樹皮。 あちこちで見かけます。
頭上を見上げると・・・。
きれ~いに皮を剥がれた枝。
みごとなものです。 が、これだけやられると枝は立ち直れません。 いずれは枯死へとつながります。
実際、これが原因と思われる枯れた木々をあちこちに見ることができます。
ではその皮剥ぎの下手人は? ・・・こいつです。
え? じゃありません。
現場を押さえた証拠写真がこれ。
台湾リス君、せっせと剥ぎ仕事の真っ最中。 ええ加減にせーよ。
このリスを最初に見たのはもう30年以上も前でしょうか。観光で訪れた鎌倉八幡宮の(いまはなき)大銀杏の陰でちょろちょろしていました。
当時は何も知らなかったので、観光客が面白がってお菓子を与えるのを、ほほえましく見ていた記憶があります。
どのような経緯で日本に居ついたのか知りませんが、いまやそこら中に見かけるようになり、完全な害獣と言っていいでしょう。
全長で40センチを楽に越えそうな大型のリスで、天敵もほとんどいないようです。
たまに駆除が行われるようですが、焼け石に水のようです。
なにかいい手はありませんかね? 肉はまずいのかな? 食べられるのであれば最近話題のジビエ料理に利用するとか・・・。
とにかくこのままではまずい、ということだけは確かかと。