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「平城遷都1300年祭」

2010-11-07 | 散策


一昨日、奈良の「平城遷都1300年祭」のメイン会場「平城宮跡会場」に行ってきました。
JR奈良駅からシャトルバスに乗って10時半頃 会場に着き、まず整理券を頂きに行くと
「次は午後2時からです」とのこと。 それではと平城宮跡ガイドツアー(1,5時間コース)
を申し込みに行くと午後1時半からの分が予約できました。

それまで時間があるので まず東院庭園へ。
東院庭園は平城宮の東南の端にあった庭園。天皇が開く宴会が催された所と考えられて
います。平城宮跡から発見された天平時代の庭園を再現したもので、遺構そのものは
保護のため土に埋められ その上に再現されたそうです。


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( マウスオン・クリックしてくださいね。写真は3枚です。) 



平城宮は710年から784年まで奈良に遷都した都、平城京の大内裏です。天皇の住居である
内裏と朝堂院という儀式を行う場所、役人の執務場所でもある役所が約120ヘクタールにも渡り
平城京の北に置かれました。平安京遷都後は農地として使われていましたが、明治時代に
大極殿の基壇が田んぼの中の芝地にあるのが発見され、平城宮は1992年、晴れて国の史跡に
指定された後、特別史跡に指定されることになりました。


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<朱雀門
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平城宮の正門「朱雀門」からボランティアガイドさんに案内して頂いて歩いてきました。
平城宮跡会場はとにかく広大です。
東西約1,2km、南北約1,0kmに及び、甲子園球場の34倍の面積があるそうです。
全ての施設を見てまわろうと思ったら、ほぼ5kmの距離を歩くことになるとか! 

朱雀門から第一次大極殿までは約1kmで、見た感じより かなりの距離があります。
その間に なんと近鉄電車が走っていて信号待ち! 世界遺産の中を電車が走っているのは
ちょっと信じられませんが、近鉄電車の前身である大阪電気軌道が1914年(大正3年)に
開通時はまだ史跡として保護されていなかったからだそうです。

朱雀門
平城宮の正門で間口約25m、奥行約10m、高さは基壇ともで約22m。二層の瓦屋根をもつ。
発掘調査の結果だけを唯一の手がかりに推理、設計されたそうです。(復元工事は1991年
から始まり1997年に完成)

第一次大極殿
平城宮最大の宮殿で2001年から総工費180億円をかけて復元されました。正面が約44m、
側面が約20m、基壇も含めた高さが約27mという大きさで、東大寺・大仏殿より小さい
ものの、正面の幅は朱雀門のほぼ2倍もあります。
大極殿から平城宮跡を見渡して、古の平城京の姿に暫し思いを馳せました。





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写真は2枚、マウスオン→クリックで戻ります  

交流広場で見た「せんとくん」と案内所入り口に立っている天平衣装
 







あおによしパレード
 



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写真は2枚、マウスオン→クリックで戻ります


衛士隊による朱雀門閉門
 

こうして今頃 書いていますが、4月24日から始まった「平城遷都1300年祭」は
今日で閉幕しました。  ぎりぎり2日前に行けました。
平城宮跡を歴史解説しながら案内して下さったボランティアガイドさん、