
最初この生物を見たとき、川の上流から何らかの事情で流されてきて、
戻ろうと必死でもがいているのか、と思いました。
でも川下から自分の意思でやってきたのかもしれません。
流れに逆らい堰を這い上がって、未知の世界へと、
もしかしたら子育ての場所を捜してやってきたお腹に赤ちゃんがいる♀なのかも…
過酷な死ぬかも知れないのに未知の環境へと足を踏み出した生き物だけが、
人も含めてこの地球上で繁栄することが出来たし、
そのような生き物が未来も切り開いていくんだろうな、、、なんて
ヌートリアの奮闘を見ながらぼんやり妄想していました。
そんな私の空想はさておいて。
ウィキペディアによれば、
ヌートリアは戦時中に軍の衣料のために移入され、
戦後も毛皮ブームで移入して飼われ、不要になる度、野に放たれたそうです。
大きくて、繁殖力も強く
イネやオオムギ、葉野菜などに対する食害のほか、
絶滅危惧種に指定されているベッコウトンボの生息地を壊滅させるなど、
在来種の生態系への影響も深刻で、
さらに、本種の巣穴は複雑に入り組んでいて深く、
水田の畦が破壊される原因にもなっている、
そうです。
ヌートリアにはまったくなんの罪もないことなのですが、
鴨川でも頭数が少ない内に何らかの対策が必要かもしれません。