マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

だいもんじ、おしょらいさん

2015-06-26 | Weblog
お盆まではまだまだ遠い、
梅雨開けの頃に祇園祭の巡行があって、
蒸し暑い長い夏に耐えきれないと思う頃、
やっとお盆、「大文字の送り火」ということになるのですが、

大文字山を眺めながらちょっと思ったことです。


(写真は「大文字・如意ヶ嶽」の大の文字の火床から、京都の町が一望できます。
ということは、京都の町の殆どの地点から、送り火が見える、ことになります。)

祖母は小さな時から家の仕事を手伝い、
ずっと働きつづけてきた根っからの庶民で、言葉も京の田舎言葉でしたが、
食べ物にはよく「お」や「さん」をつけて話していました。
「お芋さん」「お豆さん」「おいなりさん」…

でも「送り火」のことは「だいもんじさん」とか言わずに、
ただ「だいもんじ」と言っていたように思います。
祖母にとってはお盆は、送り火より、
「おしょらいさん」(精霊迎え)が大切な行事でした。
「六道さん」へ出掛けて、霊が迷子にならないように鐘をついて合図を送るのです。
「六道珍皇寺」には小野篁が行き来していたと言われる、
あの世とこの世の通り道があり、お盆の間はその道が開くと言われています。

(珍皇寺の閻魔大王)

その珍皇寺へ必ず先祖の霊を迎えに鐘つきに行っていました。
そして「だいもんじ」の日までは、
アラメや素麺やずいきなど日ごとに決まった精進料理を仏壇に供え、自分も食べて過ごします。
「大文字の送り火」はその最後の日。
お盆の間、里帰りしていたご先祖は大文字の炎と煙に送られ、
魂の居場所へと戻っていくのです。


(六道十界図)
祖母がどこまで信じて行っていたのか今となってはまったくわかりません。
習わしだからやっていただけかもしれませんが…
祖母は自分の考えや思いを口にすることはめったになくて、
ましてや家族にそのような行事を押しつけるようなことは全くありませんでした。
ありがたいことですが、
おかげで昔我が家で季節ごとに行われたであろうことや、あるいは祭り事などは途絶え、
さっぱりわかりません。
そうやって時代は変わるのだと思いますが、
もう少し訊いておけばよかったとも思うこのごろです。
私にとっては今や「ファンタジー」そのものですが、
ついこの間まで人々がそのようなことを信じて、祭り事を行っていたということに
心を動かされます。

お盆はまだまだ先のことですが、
今年は「おしょらいさん」に行ってこようかな。
そして鐘をついて、祖母にみんな元気で仲良くやってるよ、
とあの世に合図を送ってこようかな、なんて思いました。
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6月の庭の小さな花と大きな花

2015-06-24 | 自然

小さなミントの花
(写真に撮るとサイズが分からないのでマッチ棒で触れてみました。)


ムラサキシキブの花

<
これは大きい花
ハマユウです。
ヒガンバナのような細い花びらではなく、
ユリっぽい形の花を咲かせます。
夕方になるととても良い香りを放ちます。
昆布のような葉が広がっている中から、
太い円柱状の幹のようなものが立ち上がり、
次々と沢山の花を咲かせます。
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ぎょっ!1・2・3・4・5…

2015-06-22 | 自然
先日、イタチの写真をブログにアップした次の日から
イタチは姿を消して、
屋根裏も静かだったので、
どこかへ引っ越したのかなと思っていました。
そして、一昨日のこと、ふと窓の外を覗いて、びっくり!
なんと、5匹も!
まさか、5匹とは!!

そして、昨日今日は全く姿を見せていません。
静…。
どこかに餌を探して遠征しているのでしょうか。
それともそれぞれ伴侶を探して旅に出たのでしょうか。
生活範囲はどのくらいなのでしょう。
以外に遠くまで出掛けているのかもしれません。
イタチの子供たちが
相手の尻尾にかみついたりしながら、
絶えず動いて飛び回っている様子を見ていると、
イタチはハンターなんだなと思います。
しかし…
我家の庭も何とかしなければ、
イタチの天国にしておくわけにはいきません、
どうしよう…
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塀の上のナデシコ

2015-06-20 | 自然
花屋さんに行けば、赤や濃いピンクや白や、
花束のように一杯花がついたのや、さまざまなダイアンサス(ナデシコ)があります。
でも河原や道端で時折見かけるこのナデシコが好きです。

高い塀の上で可憐な花を咲かせていました。
ここは、日の光だけはだけはたっぷり浴びる場所ですが、
雨水は直ぐに流れ落ちるし、栄養はないし、
風はまともに受けるし。
ひよわそうに見える花ですが、
本当はとても生命力のある植物なのだと思います。
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イタチは遊び好き

2015-06-17 | 自然
イタチの動きが活発過ぎて大変。
庭で、縁の下で、屋根裏で、
我が物顔に走り回り、遊んでふざけて…
苗をくちゃくちゃにしたり、
小さな鉢をひっくり返したり。

とにかく好奇心旺盛。
何にでも顔を突っ込んで覗きこんだり、
驚いて飛びあがったりしている様子は、
見飽きません。

イタチは虫や鳥やネズミなどを食べる肉食動物、
こんな風にいつまでも遊び続けている時は満腹なのでしょう。
都会の住宅地の真っただ中で、平然と楽しげに暮らしている様子に、
野生の逞しさと豊かさと自然の奥深さを感じます。





イタチ(鼬、鼬鼠)は、ネコ目(食肉目) イヌ亜目 クマ下目 イタチ科 イタチ属
(ネコとかイヌとかクマとか…?)
オコジョもミンクもフェレットもテンもイタチ科のイタチ属
イタチ科の毛並みは最高級品、
ラッコもイタチ科、
昔々、大昔、イタチの仲間が再び海に還ってラッコになったのだそうです。
川に暮らすのはカワウソ、
ところで、アナグマもイタチ科!
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一週間たったけど…

2015-06-15 | Weblog
ギックリ腰になって、
4日~5日もすれば全快すると思っていたのに、
1週間たっても腰のあたりが何ともいえない不快な重さ、
そろりそろりと、まるで「なまけもの」のような動きで暮らしています。

玄関の辺りをウロウロしていたヤモリの赤ちゃんが、
戸を開けた時にするりと入って来たらしく、
家の中の廊下の隅を慌てて走っていました。
娘が何とかつかまえて外に逃がしました。
ヤモリの動きを見て頬を緩めない人がいるでしょうか?
本当にかわいい奴です。

雨の夜、アマガエルの鳴き声が辺りに響き渡っています。
おそらくたった1匹。
すごいものです。

そして、何だかせっかちな今年のアオバズクの鳴き声は、
明るくなるまで断続的に聞こえて来て、
不思議な賑やかさが、夜ごと、夢の中まで侵入する勢いです。












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ぎっくり腰

2015-06-11 | Weblog
3日前の朝、起きた時、
何となく腰が不安定な感じがしたのです。
ちょうどその日は共同購入の日でした。
いつもひょいと持ち上げる大きな籠を、
家まで持って入って玄関に置く時に、
支えきれない感じがあって、
腕の力で支え、座ってなんとか置いたものの、
いよいよこれはおかしい!
でも出掛けなければならなかったので出掛けて用事を済ませた帰ってきたら、
もう腰のあたりが痛くて屈むこと出来なくなりました。
顔を洗うのも突っ立ったまま、
安静にするしかないと思い、
2日間殆ど横になって暮らしました。
ぎっくり腰は原因も症状もぎっくり腰になった人の数だけある、といわれるそうです。
ですから、原因など考えす、ひたすらじっとしていました。

おかげで今日は普通に顔が洗えました。
まだ全快とは行きませんが徐々に良くなっているのでほっと一息。
この姿勢なら楽、と思っても同じ姿勢を続けていると腰に負担が掛っていることが分かります。
一昨日は折り紙などをちょっとして、
寝転がって本を読んですごしました。

誰が考えたのか、折り紙の裏と表を効果的に使った傑作、
指輪2種と唇です。

昨日は刺繍ができました。

今日は自転車に乗って出掛けたいところですが、
雨もポツポツ降ってきたことだし、
もう一日家の中でダラット過ごすことにします。






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間引き大根

2015-06-08 | グルメ
かわいい間引き大根、
(ティースプーンと大きさを比べてみると!)

小さくても大根の形、大根の味、
きめ細かくて、柔らかくて、美味しい。
5~6本使ってサラダに、3本くらいで味噌汁に、
10本くらい使って煮ものにして、あっという間に平らげました。
ご馳走さま。
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ニンニクがいっぱい

2015-06-06 | グルメ

夫が育てて収穫してきたニンニク、
かなりの量です。
広告紙の上に広げ泥を落として、根を切って綺麗にします。

茎があれば、三つ網にしたかったのですが、
茎は畑で落としてきたので、紐で繋いで、何本か家の入口に吊るしました。
もう我が家にドラキュラは入れません。

次は冷凍保存のための準備です。
皮を剥くと、白いニンニクが現われます。
さらに薄皮を剥くと、みずみずしいニンニクの身が出て来ます。
これを、保存袋に小分けして冷凍庫に。

続いてオリーブオイルに月桂樹の葉などと一緒に漬けこみました。
イタリア料理もスペイン料理も、
フライパンにまずはタラっとこのオイルを垂らして…
あるいはサラダに…楽しみです。

新鮮なニンニクの香りは食欲を刺激するいい香り、
とはいえ、ウゥ…ゥ…
今日は雨降りなので窓が開けられないのです…
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新聞の漫画

2015-06-04 | Weblog
我家は毎日新聞だけど、
昔は毎日載っていた風刺漫画が
いつの頃からか消えた。
4コママンガはあるけど、
面白いと思ったことはほとんど無い。

ジャーナリズムには独自の取材、正確な報道、資本の自立、
権力への批判精神は欠かせない。
風刺漫画はその精神の象徴のようなものだと思うけれど、
それが減ってしまったのは残念なことだ。

ネットのおかげで地方紙の様子がある程度わかるようになってきた。
地方紙には頑張っているところがあちこちあるようだ。
下は西日本新聞から、



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