日が落ちると、息苦しいような蒸し暑さもゆるんで、
虫の合唱の声が沸き上がります
季節が変わろうとしています。
周りの田んぼの稲の穂もだいぶ重そうになってきました。
イネ科の雑草も、ものすごい勢いで広がって穂を出して種をつけています。
葉は皆そっくりで区別がつかないけれど、
穂を見るとそれぞれ違う、ということだけはわかります。
イネ科の雑草は、硬くて強くて、また草丈も葉も長いのが多く、
草刈り機に巻き込んでしまったりして、
私の充電式草刈り機では切ることができません。
毎朝5時頃、どこかかでエンジン草刈り機を使っている音が聞こえてきます。
自分の家や畑の周りだけでなく、
通学路や、川の土手や、道路沿い、山裾の道、そして公園や空き地、
草刈りは重労働ですが、その労働の中心は60歳以上のお年寄りです、
日本の田舎の景観を守っているのは老人です
田舎で頑張っている世代もやがてはいなくなります、
丘も山も丸裸にされて太陽光パネルがどんどん敷き詰められています。
(パネルの寿命は20~30年くらいといわれています、補助金目当ての設置業者はもっとずっと早く消えていることでしょう)
今生まれた子どもが老人になるころ、
どんな風景を見るのでしょう、想像できません。