マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

今は氷河期・・・

2023-10-31 | book

『ニッポンの氷河時代』という本を読みました。

新刊です。

今は「氷河期」だそうです。

「氷河期」とは、地球上に、氷河が存在している状態のこと、氷河が無い時期は、

そのまんま「無氷河期」というそうです。

現在は南極やグリーンランドなどに氷河があるので「氷河期」なのです。

(北極の氷は海に浮かんでいるので、氷河ではなく海氷という。

北極の氷の厚さは最大で10mくらいだが、

南極の氷河の厚さは、平均2400mもあり、温度も低い。)

 

「氷河期」の中に、「氷期」と「間氷期」があって、

今は氷河期で「間氷期・後氷期」なのです。

氷期や間氷期にも、温暖な時期と寒冷な時期があって、

ジグザグのグラフを描いています。

何重もの「入れ子」になっているのです。

そのことを知って、今まで混乱していた事柄がすっきりしました。

 

氷河期や無氷河期は、大陸(プレート)の大移動、造山活動、火山の大噴火などに伴う、

大地や海流の大規模な変動によってひきおこされると考えられています。

氷期と間氷期は地球の地軸の傾きの変動と、ぐらつきの周期、

太陽の周りをまわる地球の軌道の変化の周期が原因らしいです。

 

恐竜のいた時代は無氷河期、地球は超温暖だったと考えられています。

その超温暖無氷河期は1億年位前に終わり、徐々に氷河期へと変わり、

恐竜は死に絶え、やがてその変化の中で生き延びた生物と、哺乳類の時代へと変わっていきました。

(今はおよそ258万年前に始まった新生代第四紀

最終氷期は、約1万年前に終わったと推測されています。

縄文時代の日本列島は温暖だったそうです。が、

あくまで、氷河期の中での今に続く間氷期のことなのです。

氷期や間氷期の間も気温はノコギリの刃のように上がったり下がったりを繰り返し、

瀬戸内海も、陸になったり海になったり、大阪湾も陸になったり、海になったりを繰り返したそうです。

その繰り返しの跡が残る「大阪層・真水と塩水の生物の化石が、層になっている」では

5種類のゾウの化石やワニの化石が見つかっているそうです。

 

そして、新生代第四紀は人類の時代でもあります。

数万年後には次の氷期がやってくると推測されていますが、

極端に短い期間の、人類の手による自然のかく乱(動植物の絶滅、温暖化など)が、

地球的規模の自然に対して、どのような影響を与えるのかは予測が立てられない状況になっています。

今を生きるヒトにとって、その影響は決して歓迎できないことだけは確かだと思います。

地球の歴史の中で、人類が誕生して今まで生きてきた時間は本当に短い、

一瞬に過ぎない、けれど、だからこそ、

奇跡のようなその時間を、人はもっと大切にすべきだと思います。

*******************

ニッポンの氷河時代

大阪市立自然史博物館・監修 (執筆者7名) 

化石でたどる気候変動

河出書房新社 2023年

*******************

図や写真やグラフが豊富で、短いコラムもあり、

読みやすく工夫されています。

(ただし私には、グラフや表を見るには拡大鏡が必要!)

 

 

 

 

 

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秋深まる

2023-10-29 | 自然

ヒヨドリが南天の実をほとんど食べてしまいました。

モズが電線に止まって、尾を揺らしながら高鳴きを繰り返しています。

縄張りを主張しているのでしょう。

シ~ンと静かな時には、コゲラが木をつつく音が聞こえてきます。

飛び回るアカトンボの羽が時々キラッと光ってきれい。

小さな黄色や白の蝶々も草の間を飛び回っています。

赤と黒のアカタテハが目の前をサーッと通り過ぎていきした。

気持のいい秋の日が続いています。

玄関脇にひっくり返っていたのは

たぶんコクワガタの♀。

チビクワガタやマメクワガタと言うのもいるそうです。

元に戻したら、歩き出しましたが元気がありません。

 

近くの田や畑から、草を焼く煙が漂ってきます。

我が家でも刈り取った草の山が、方々に出来ています。

夕暮れ時に、少しづつ燃やしています。

 

 

 

 

 

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秋のリース

2023-10-27 | 手づくり

ノイバラの実や、モチノキの実、

3種のドングリと、弾けた茶の実などもくっつけて秋のリースを作りました。

これに、ヒノキなどの緑を足せば、クリスマスっぽくなります。

リース作りは楽しい!

 

 

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自然は止まらない

2023-10-26 | 自然

小さなポット、100個くらいに、

花や豆などの種を蒔きました。

それから、まだ1週間もしないのにマツムシソウ(西洋スカビオサ)の双葉が出てきました。

冬越しをして、花は、来年の6月頃咲くのだと思いますが、今頃芽を出して大丈夫なのでしょうか。

毎年、1本の栗の木だけが、毎年遅れて実をつけます。

栗の品種が違うらしく、

とても大きな実で、色も少し薄く、味も何となく違います。

この栗も甘露煮にしました。

これで今年の栗も終わりました。

梅の木に絡まったカラスウリが、まるで提灯のように並んでぶら下がっています。

この縞縞のカラスウリもいいな!

やがて真っ赤になって、鳥につつかれ、空っぽになって、枯れて落ちてしまいます。

このあたりで、春に何度も小さなナガコガネグモを見かけました。

同じ個体ということはないと思いますが、

こんなに大きくなったんだ!

刻々と変わる草木の色

 

 

 

 

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秋色

2023-10-23 | 自然

スーパーまでの道は、

田んぼの中を走るので、日よけ風よけが無く、

夏は暑過ぎ、冬は寒すぎる。

今だけはとても快適、スイスイ自転車で走る。

スーパーのある県道に出るまでは、

車にも人にもすれ違うこともほとんどなくて、

道草しながらゆっくりと走る。

空も水も、山も木も草も、すっかり秋色になった。

先日、再生稲(ひづち)の写真を撮った所は、2度目の稲刈りをしたようだ。

栗の木の下で、

このクロコノマチョウは、翅の上がきれいなオレンジ色!

 

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稲孫・穭(ひつじ・ひつち・ひづち)・再生稲

2023-10-21 | 自然

8月の末頃に刈られた稲の「ひこばえ」が伸びて、田はすっかり黄緑色

ネットで調べてみたところ、

稲刈り後の稲は「再生稲」と言うそうだ。

昔から稲孫(ひつじ・ひつち・ひづち)と呼ばれ、

俳句の秋の季語にもなっている。

知らなかったなー・・・

* ひつぢ田の案山子もあちらこちらむき 
         蕪村「夜半叟句集」

 

南の地方では、稲刈り後の稲穂を伸ばして、2度3度と米を収穫することができるらしい。

日本の多くの温暖な地域では、

再生稲の実は充実しないので、ほとんど利用されていないそうだけれど、

見た目には、実が入っているように見える・・・

今年はいつまでも暑かったからかもしれない・・・

 

再生稲を収穫出来るようにするには、最初の稲刈りの時期を早め、

また稲穂の高刈りが必要らしい。

温暖化が心配される今、

再生稲は加工用として注目され、研究が進められているそうだ。

電線にトンボがたくさん止まっている。

 

 

 

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ススキ

2023-10-19 | 自然

人家の近くに、田や畑や、山や、工場の隅に、

空地や、道路脇にも、水路の縁にも、

あっちでも、こっちでも、ススキが穂を伸ばし、風に揺れている。

美しいなー!と思ってカメラやを向けるけれど、

思うようなススキの写真が撮れない・・・

↑ ここへは、違う時間帯にまた行ってみよう。

田んぼの縁にはアメリカセンダングサ、道の中程にまで伸びている。

きけん、きけん・・・

セイタカアワダチソウは鮮やかだ。

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クロコノマチョウ

2023-10-17 | 自然

草むらには相変わらず蚊が多い、

でも草刈りをするのだから、

草むらに入らないわけにはいかない。

蚊は嫌だけど、クロコノマチョウをよく見かける。

枯葉そっくりの地味な蝶で、

飛ばなければ見つけられない。

翅を広げるとかなり大きい。

草むらを揺らすと、飛び出し、止まると同時に翅をピタッと閉じてしまう。

去年は、クロコノマチョウの幼虫をたくさん見つけて、

私の中でちょっと盛り上がったけれど、

今年は幼虫は見つけられなかった。

↑ 去年撮ったクロコノマチョウの幼虫

↓ コスモスの花の種が、かなり広い範囲に散ったらしく、

庭の至る所で勝手に咲いている。

↑ ヤダケを少し切って、立てて乾かしている。

真っ直ぐで丈夫なので、

豆類やキュウリやトマトの支えなどに、何やかと一年中重宝する。

古くなれば、朽ちて消えてしまう。

↓ 今頃小さなヒマワリが咲いた。

 

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秋深まる

2023-10-15 | 自然

晴れと雨の日が変わりばんこ。

雨の合間には、方々から草刈り機のエンジン音と、

草を焼く煙が漂ってきます。

私も草刈り機を持って、草むらと化した庭をウロウロしています。

エノコログサは、毛も芯も緑のと、毛が金色のと2種類あるようです。

↑ キンエノコロを上から見たところ

 

近所の山際から手折ってきた、萩とたぶんヨメナ。

いつまでも暑かったせいでしょうか、

急速に秋が深まっていく感じがします。

カエルの姿をみることもめっきり減りましたが、

草を刈っていたらぴょんと飛び出したのは、

割と大きめのニホンアカガエルでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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朝の散歩

2023-10-13 | 自然

いつものように、自転車でのゴミ出しついでに、

裏山の裾をくるりと一回り。

空気が澄んで気持ちがいい。

木々の枝葉、巻き付いた蔓も、くっきり。

ナラガシワの大きなドングリ。

殻斗は小さなベレー帽型。

クサギの実も熟して、たくさん落ちていました。

 

 

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