マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

八朔と夏蜜柑

2015-01-31 | 自然
八朔と夏蜜柑と
大きさも、丸みも、色も、ほとんど同じ、

でもよくよく比べて見れば八朔の方(下)が表面がすこしなめらかです。



また、剥きやすい方が八朔です。
八朔はもうすっかり熟していますが、
ナツミカンはまだ酸っぱくて、もう半月位経ったら甘くなることでしょう。
でもなぜ蜜柑、八朔なのか、今いちわかりません。
夏には食べられないのに…

線路脇の夏ミカンの木、今年もたわわに実をつけています。
京都の民家の庭には夏蜜柑の木がよく植えられています。
理由は分かりません。
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『原発ユートピア日本』

2015-01-28 | book
毎日毎日、身の周りに溢れる広告や記事が
どのように原発の安全神話をふりまきつづけ、
どのようなトンデモな宣伝をやり続けてきたか、
一目で分かる本があります。

『原発ユートピア日本』早川タダノリ著、2014年、合同出版

1954年読売新聞から始まった、
「安心安全きれいなエネルギー」
「これからのエネルギー、未来のエネルギー」などのスローガン。
何度も何度も何度も繰り返され、
学校などでもタレントや俳優や学者を使って続けられてきたプロパガンダ。
今となってはその内容の呆れるばかりの無知と無恥。
この本はそのチラシ、パンフレット、ポスターなどを集めた資料集です。
洗脳はこのように行うという見本でもあります。

一番のターゲットは子どもたち、
ポスターコンクールなどで子どもたちは利用されていきます。

1988年に始まった新しい売り込み文句は




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こんなことを書いた学者に責任は無いのか?

2015-01-26 | book
読書会のために、火山関連の本を20冊強ざっと斜め読みしました。
今からじっくりと読みこんでいく予定です。
頭の中には火山、地球の歴史、人の歴史、プレート、地震…寝る時も頭の中を渦巻いています。
本の著者も火山学者、地球物理学者、人類学者、地質学者、小説家等々いろいろで、
子供向けの調べ学習用の本もあります。
それらの本の中で読み過ごすことができない記述にぶつかりました。
その本は
『日本の火山を科学する』サイエンス・アイ新書
2011年2月25日発行  
神沼克伊、小山悦郎 共著

第1章の「火山を知ろう」から始まり、
所々コラム(5つ)を挟みながら、日本のそれぞれの火山の解説しています。
解説の内容も不満ですが
コラムが問題ありです。
「学者のたわごと」と副題があるコラムの中から
一部を書きだします。

『活断層と原発』
「…『出雲の風土記』の時代から(島根、鳥取地方では)今日まで被害を伴うような地震は3回しか起こってない。
1989年の島根西部の地震でも被害は殆どなかったと…
この地方ではM7クラスの地震が起ることは殆どないと考える方が自然です…」

(島根の原発について言及し、ここの原発を断層を理由に危険だというのはたわごとであると言明している。)

「…また原発の建物は耐震性です。
断層から原発の危険性を説く学者の態度は、
ただ不安をあおるだけの無責任な発言です。
原発に関してはむしろ日常起こっている人為的な事故の方が問題で、
一般住民にとってはよほど怖いです。」


と書いているのです。
誤った認識の上にたち、かつ傲慢な発言をしているこの人は東大地震研究所の学者です。
この本が出版されたその日からわずか2週間後に福島の原発は地震で壊れ爆発したのです。
著者の方が「たわごとを言う学者」であることが露呈しました。
責任ある立場に居る権威ある学者である著者は、
この様に考えていたことを反省したり後悔したりしたでしょうか?

これを書いたことの責任は問われないのでしょうか?





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みかん

2015-01-24 | 手づくり
濃い緑の中に金色に輝くミカン。
冬枯れの風景の中で、ミカンの木を見ると生命力を感じます。
コタツの上でミカンの皮を剥いてみずみずしい一つぶを口に入れるのも冬の楽しみです。
皮を剥いた様子が面白いのでスケッチするように手元にあった布に刺繍しました。
ポリエステルのフエルトだったのでピカピカして仕上がりがいまいち、
そこで安っぽいスパンコールをくっつけて土台布のヘラヘラ感を強調してみました。

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たぬき!

2015-01-21 | 自然
三重の村の我家の畑でのことです。

甘くて柔らかい温州ミカンばかりでなく
ハッサクもすっぱいナツミカンもごっそりと何者かに食べられてしまっています。


吊るし柿も紐ごとたくさん盗られました。
犯人の足跡とおぼしきものが
畑の中に点々と残っています。

正体はたぶんタヌキ!
でも吊るし柿もミカンもキウイもすべて狸の仕業なのでしょうか?
アライグマの可能性もあります。
家の改築をして常時住むようになれば、
現状ほど傍若無人に侵入しては来ないと思いますが、
夜盗虫対策、カメムシ対策、スズメバチ対策に引き続き、
モグラ対策、カラス対策、狸対策を考えておく必要がありそうです。
さらに竹やぶ(モウソウチク)の拡大を防ぐ必要があります。
藪に続く坂に「けもの道」らしきものを発見しました。
 
爪でひっかいた跡が見えます。
上の写真の坂は我家の畑の端で、道を隔てて、お寺のある少しだけちゃんとした山(丘)に続いています。
下の写真は我家の裏側でお隣さんとの境界あたりです。
我家の納屋が見えています。
写真の手前はまた直ぐ下り坂になっていてお隣さんの家があります。

猿やイノシシはこの辺りでは目撃されていないそうですが、
狸目線で考えれば、我家の畑はいいえさ場のようです。


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赤い椿、白い椿

2015-01-19 | 自然
赤い椿、白い椿といえば黒沢映画「椿三十郎」を思い出します。
激しい殺陣と隣家から続く川の上にどんどん流れてくる椿の花が忘れられない映画です。
決起の合図が椿。
ポトリと落ちる椿の花に観客もはっとさせられます。
日本の映画のリズムと色彩の美学にぴたりとはまります。
でも、この椿が流れてきたら困ったことでしょう。



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刺繍

2015-01-16 | 手づくり
余り毛糸でくしゃくしゃ編んだり、
色が少なくなった刺繍糸でごそごそ刺繍をしたりしていましたが、
40本40色の刺繍糸を貰いました。
私にとっては最高のプレゼントです。
さっそく、ミロやクレーの画集などを眺めて、
図柄をデザインして薄いフエルトに刺しました。

今度はもう少し大きな布に刺したくなりました。
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笑い

2015-01-14 | Weblog
スコットランドやイギリスの映画を続けて3本みました。
たまたま3本とも薬やアルコールでよれよれの男が主人公でした。
そのうち1本はアル中のお笑い芸人の話でした。
強烈な、どぎついギャグにはなかなかついていけないのですが、
最後まで見ると、なかなかよかった。
笑いの底にふつふつとたぎる悲哀や怒りが伝わってきました。


ハリウッド映画の笑いやアメリカのテレビドラマの笑いは、
何故こんな場面でそんなことを言うのか、そしてそれがなぜ面白いのか、
どうにも理解できないことが多いのです。
危機に臨むヒロインとヒーローが交わす言葉に私はいつもずっこけますが、
アメリカ人はそこで笑ったり感動したりして喜ぶのでしょうか。
文化の違いを感じます。
チャップリンの笑いはわかりやすいのに不思議です。


悲しみの表現は国が違ってもそれほど差異が無いのに、
笑いの表現は文化の違いが際立つものだなと思います。

日本には古代から絵巻物や鳥獣戯画や狂言や漫才や落語やマンガに至る笑いの伝統があります。
もはやDNAに刻みつけられていると言っていいかもしれません。
でも、テレビや日本映画での笑いの多くはとても子どもっぽい。
大人が大人になりきれていない証拠かもしれません。
笑いは奥が深いなーと思います。


パリの今回問題になった風刺画に私は全然笑えないし、
違和感を感じますが、
おそらくフランスにはあのような風刺画も受け入れて楽しむ文化があるのだと思います。
その文化その物を壊そうとする暴力に対して多くの市民が怒りの声を上げています。
日本やアメリカで声高に叫ばれる「テロに屈するな」という単純なスローガンは人々を誤った方向に導く恐れがあります。


私自身、それぞれの国の様々な文化のありようをもっとしっかり見つめて、
論争を受け止める必要がある、と感じています。

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枯れたスイセン

2015-01-11 | 自然
暖かい部屋に置いた水仙は枯れてしまいました。
でもよく見るとその枯れた姿も面白くてなかなか捨てられません。
いつも花の枯れていく様子を見ていると美しいなと思います。
茶色くなって、透ける様になって来るのや、
シワシワになって、微妙な色に縮んでいくのやそれぞれの姿に、
つい見惚れてしまいます。



でもそんなものばかりため込むわけにもいかないので、
楽しませてくれてありがとうと思いつつ枯れたスイセンはゴミ箱に入れました。
キッチンには棄てきれなかったバラやヒマワリがぶら下がっています。



紅葉の季節に拾っても拾ってもキリが無いけど余りに綺麗で手から離せなかった葉っぱが、
時々古い本の間から出て来ます。
すっかり色あせて。
指先でこすれば粉々になりそうです。
どこで拾ったのか全然わかりません。
庭に撒いて土になってもらうことにします。
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「金が欲しいだけ」の男

2015-01-09 | Weblog
お金のことをあからさまに口にするのははしたない事、
下品なことだと思っていました。

でも今や、一国の首相が、
とにかく金、将来のことなどどうでもいい、ぼくは金が欲しい、あんたも金が欲しいんでしょ!
といって憚らない。

金が儲かりそうなことなら何でもやる。
株が上がりそうなことなら何でもやる。
カジノ、増税、武器輸出、戦争…

メディアは「金より大事なことがある」と言わない。
「目先の金より国民の健康や、平和や、文化や、豊かな自然や、民主主義の方が大事でしょ」と言わない。
「アメリカにくっついて軍隊を送ればテロの標的にされるよ」と言わない。
「国民から金を吸い上げるための政策」を「経済の再生」と言う。

考えられないほど知性と想像力の欠如した人間を国のボスにしてしまった日本人の一人である私は
どのように生きていくべきなのか、
パリのテロ事件のニュースを見ながら考え込んでしまいました。
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