稽古の前に、うどん

土曜稽古でも少し触れましたが、稽古の前に、うどんを食べに行きました

ここはガイドブックにも載っている有名なうどん店。あの「恐るべきさぬきうどん」の第1巻にも載っています。

場所は、徳島との県境に近い、山奥とでも言いましょうかまさに「秘境うどん」ですね

まず気になったのは、お店近くの橋の欄干にいた黒牛さん。

ここは昔、讃岐の塩を牛に積んで阿波（徳島）へ運んでいた道なのだそうです。

お店は・・・やはり行列

このお店、日曜はお休みですから、さすがに土曜は混みますね・・・。

お店の開店は11時前ぐらいだそうで、我々が到着したのは11時20分頃でした。

待っている間に雨がぱらぱら降ってきたんですね

そうしたら、店員のお兄さんが出てきて「よかったら使って下さい」と傘を置いていったんですよ。

ありがたいですね～こういう気遣いって

待っていると、メニューがまわってきました。見たら後ろへまわす、というシステムのようです。

裏には味付けの仕方が書かれていました。

このお店、うどんは「温かい」か「冷たい」の2種類。大きさは「大」か「小」。

だしはなく、調味料（ねぎ、しょうゆ、お酢、青唐辛子の佃煮、赤唐辛子、味の素）を好きなようにかけていただきます。

オプションで生卵をつけられるので、釜玉にして食べることもできます

出てくるお客さんたちの会話は「ホントに美味しかったね～」とか「暑い時に熱いもん食うとやっぱり暑いな～」など。

この日は本当に蒸し暑くて温かいのを選ぶと、「美味しい」けど「暑い」のね・・・なんて思いながら、並んでいました

お店に近付くと、おこめのマーク。このお店、本業は「米穀店」

「食堂」として、うどんを提供しているのが11～13時なんだそうです（実際には11時ちょっと前からやっている模様）。

お店の入口付近に到達したのが12時ちょうど。並び始めて40分かかりました。

うどん店でこんなに並んだのは初めてですでも一度は食べてみないとね

並びながら悩んだ結果、注文は「温かい・小・卵」になりました。

こちらがそのうどん。卵は下に割り入れられています。

見た目からしてツヤツヤしていて、とても美味しそう

まずは何も手を加えず、麺だけを一口。ちょうどいいコシの（固すぎず柔らかすぎない）美味しいうどん

麺自体に塩分があるので、（しょうゆは入れず）このままで釜玉になると確信した私。

卵と麺を絡めて、そのままいただきました。

少し食べ進めたところで、青唐辛子の佃煮を少し足しました。

この佃煮は、お店の女将さん手作りなんだそうです。

ピリッとくるこの佃煮、釜玉と合いますよ風味づけにしょうゆを1滴たらすと、なおよろし

あっという間に食べ切りました。お代わりをするか悩んだのですが、後の稽古を考えてやめておきました。

夫は最初から大を頼んでいたので、ちょうどいい量だったみたいですね。

ちなみに夫は「意外と辛くないじゃん」と、青唐辛子の佃煮を途中からかなり足していたんですね。

ところが最初に入れた佃煮が下に沈んでいたらしく、最後に青唐辛子をたくさん食べることに

食べ終わった後、しばらく「ヒーヒー」言ってました。「入れすぎに注意」って書いてあったのにね～まったく

とても美味しいうどんをいただいて、大満足でしたはるばる行ってよかったです

 

さて、本日7月2日は「うどんの日」です。

昨年ブログに書いたとおり、半夏生（はんげしょう）が由来（※）となっています。

※　讃岐地方の農家では半夏生のころ、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらう為に、うどんを打って食べる風習があり、それにちなみ「うどんの日」となりました。

私、「半夏生＝うどんの日」だと思っていたんですが、どうやらそうではないようです。

半夏生は毎年だいたい7月2日頃なので、「うどんの日」も7月2日と制定されたんだそうです。

でも今年の半夏生は昨日7月1日。うどんの日と1日ズレたんですね～。

しかも、夏至から11日目が半夏生だと思っていたんですが、それは昔のお話だったようで。

今は「天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日」なのだそうです。今回調べて初めて分かりました

そんな「うどんの日」の今日は、県内でうどんイベントが開催されています（詳細は香川県のHPをご覧下さい）。

「さぬきうどんの無料接待」という、冷やしぶっかけうどんが無料で食べられるイベントもあるんですよ

高松三越前で11時から、限定1,000食と地元紙に書いてあったので、行ってみようかな～と思ったんですけどね。

いまだ続く筋肉痛のため自転車をこぐのが少々難儀でして今日は家でうどんを食べることにしました

これから生麺をゆでて、いただくことにします