沖縄でよく見かける、黄色と赤色の配色が印象的なこの「うめーし」
(※「うめーし」(ッンメーシ):御御箸(おみばし)、箸。(研究社・沖縄語辞典より))
このお箸の製造元(鹿児島のメーカーさん)が 6月いっぱいで廃業し生産中止となったため、
今ある在庫限りで市場への出荷はなくなってしまう、ということがニュースになっていました。
「竹塗箸」の名のとおり、お箸は竹製。
抗菌作用を持たせるためにウコンを使った染料で染め、滑り止めとして漆を塗っているそうです。
我が家でもこのお箸を愛用していて、上の写真は沖縄に行った時に買ってきた、我が家の在庫。
私はてっきり生産は機械化されていると思っていたのですが、なんと1本ずつ手作りしていたのだそう。
職人さんの高齢化に加え、後継者がおらず、原材料の高騰によるコスト高も廃業の背景にはあったとか。
沖縄そばのお店や食堂からこのお箸が消えてしまう日が来てしまうのかしら。
とても残念ですし、寂しいですね…。