日々是好日

日記とかそういったもの

学会というもの

2005-09-06 03:21:07 | Weblog
 通りすがりの人に大学の先生ですか?とたずねられましたが、学生以上先生以下の研究員という立場です。あまり詳細に書いてゆくと日記にある断片的な情報などから個人が特定できちゃうので詳細には触れませんが。研究の世界って意外と狭いせかいなんですね。

 世間の人が学会といって想像するものと、実情はかなり異なっていると思います。学会発表の持ち時間はたいていの場合10分であり、その後に5分程度の質疑の時間があるだけです。よほど注目されていて学会から講演依頼をもらわない限り大御所の先生も学生も一律この条件です。大抵の場合、発表したいと申し込めばたとえ失笑を買う内容であっても発表させてもらえます。だから○○学会推奨とか公認とかそういったCMを見ると学会ってそんなものか?と首を傾げてしまいます。発表と並んで学会の大切な役目がコミニュケーションだと思います。自分と似た研究をしているグループの情報を得たり、就職口を探したり、研究仲間と会って飲んだりします。これが結構大事です。
コメント (3)
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