自民全員当選で圧勝 民主大敗
6月24日 1時24分NHK
東京都議会議員選挙は、23日夜に開票が行われ、42選挙区、127のすべての議席が確定しました。
自民党は擁立した候補59人全員が当選して選挙前より議席が20増加し、前回の選挙で民主党に奪われた都議会第1党に返り咲きました。
都議会議員選挙で自民党の候補全員が当選したのはこれが初めてで、自民党は平成に入って最も多くの議席を獲得しました。
また、公明党も候補23人全員が議席を確保して第2党となり、自民・公明の両党で合わせて82議席と、過半数の64を大きく上回りました。
一方、前回の選挙で都議会第1党となった民主党は、複数の議席があった世田谷区や品川区などの選挙区ですべての議席を失うなど、選挙前の43議席から半分以下の15議席に減る大敗となり、都議会第4党に後退しました。
共産党は選挙前が8議席で、今回、議会で議案提出権を持つことができる11議席を目標としていましたが、これを大きく上回る17議席を獲得し、民主党を抜いて都議会第3党に躍進しました。
また、みんなの党は、党として初めての都議会議員選挙に臨み、選挙前の1議席を大きく上回る7議席を獲得しました。
地域政党の東京・生活者ネットワークは、選挙前より1つ多い3つの議席を獲得しました。
日本維新の会は34人を擁立しましたが、獲得したのは2議席にとどまりました。
このほか無所属は1人が当選し、生活の党と社民党、みどりの風、それに諸派はいずれも議席を獲得できませんでした。
:過去2番目に低い投票率43.50%
東京都選挙管理委員会によりますと、都議会議員選挙の最終的な投票率は43.50%で、前回・4年前の選挙より10.99ポイント低くなりました。
都議選としては、過去最低だった平成9年に次いで過去2番目に低い投票率になりました。
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