記事:平成版トキワ荘入居者5人募集…漫画家志望を支援 京都
京都市は5日、漫画家志望の若者が共同生活しながら腕を磨く「平成版トキワ荘」を今年8月に開設するのに向けて、入居者5人を6日から募集すると発表した。
トキワ荘は1950年代に手塚治虫ら多くの漫画家が若き日を過ごした木造アパート(東京都豊島区、82年解体)。漫画・アニメによる活性化を掲げ、ビッグネームを多数輩出した伝説のアパートの再現を目指す。
京都市上京区の町家を借り上げて改装し、「京都第1トキワ荘」と名付ける。6〜8畳の5部屋があり、風呂、トイレ、台所は共同、家賃は光熱費など込みで月4万5000〜5万円。
対象は漫画家を目指す18〜29歳の男性で3年をめどに将来性などを見極め、更新を検討する。女性専用の「京都第2トキワ荘」も整備し、今年9月から募集する予定。13年度の事業費は約1400万円。
入居者にはアシスタントなど漫画関連の仕事が紹介され、京都国際マンガミュージアム(同市中京区)の入館がフリーになるなどの支援もある。門川大作市長は「漫画家志望者は東京に集まる傾向があるが、京都には1000年を超えて物語や文化を育んできた力がある。西の漫画家の集積地にしたい」と話している。市新産業振興室 (6/5 MAINICHI)
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