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4野党プラス市民との対決 野合と罵ったアベ自民、東北・沖縄で返り討ちに(岩手発 裏切者の出現こそ地方組織の変質の証)その4

2016-07-13 | Weblog

 

地方組織に変質が起き、新しい政治の可能性が生まれてくるとき、その証が必ず、現れる。それが裏切者の出現だ。

 元復興相で無所属の平野達男参院議員(62)=岩手選挙区=が自民党に入党届を提出したことが13日、分かった。自民党の谷垣禎一幹事長の要請に応じた。今後手続きを進める。平野氏の入党が決まれば自民党は参院の新勢力で122議席となり、27年ぶりに単独過半数を回復する。改憲に前向きな自民、公明、おおさか維新、日本のこころの「改憲4党」は改憲発議に必要な全議席の「3分の2」を占めることになる。平野氏は13日、取材に「いま日本に必要なのは政策の継続性だ。自民党のやっていることは間違っていない。岩手や日本のため自民党で貢献したい」と話した。(共同)

 


2013/4/2 日刊ゲンダイ

小沢潰しの刺客になる平野前復興相の破廉恥

今夏の参院選で岩手選挙区から出馬する平野達男前復興相(58)が二転三転の末、自民党からの支援を受けることになった。昨年の総選挙の際も、生き残りのために右往左往の恥知らず議員が大勢いたが、平野の言動にもビックリだ。

平野といえば、民主党政権で復興大臣を務め、「自民党には任せられない」と言っていた。ところが、民主党にいても「勝てない」と見るや、さっさと離党の意向を示唆。さすがに自民党から出るわけにはいかないから、無所属で出馬し、支援を受ける腹づもりなのだが、実はこうなった背景には、自民党の甘~い誘いがあった。

「平野さんに秋波を送っていたのは自民党の二階総務会長代行らです。今年の1月あたりから働きかけを行っていて、平野さんはすっかりその気でいた。ところが、離党表明が遅れたものだから、その間に自民党岩手県連は公募で前慶大ラグビー部監督の田中真一氏の擁立を決めてしまった。本来ならば、平野さんは身動き取れなくなって、自業自得のはずだったが、ここから二階氏が巻き返したとみられています。約束通り、平野さんを支援し、田中氏は比例に回す方向で調整中と聞いています」(岩手の選挙関係者)

◆やっぱり離党し、自民から支援

いやはや、平野って、そんな大物だったか? 自民党もよくやる、と思ったら、狙いは「小沢潰し」だという。
言うまでもなく、岩手選挙区は小沢一郎・生活の党代表の金城湯池。平野が当選できたのも民主党で出たからだ。

しかし、総選挙の惨敗を受けて、小沢の力は落ちている。そこで一気に岩手小沢王国を切り崩す。それが自民党の戦略で、平野はそのための“刺客”になるらしい。

「岩手県の有権者をとことん、なめていますね。地元では平野さんの裏切りにカンカンです。何しろ、小沢さんが民主党を離れた際、県議に対して、民主党に残るように説得したのが平野さん。それなのに、自分はトンズラですからね。それでなくても参院選は自民党政治の暴走を止めるためのラストチャンス。何としても野党共闘を実現させなければいけないのに、よりによって、自民党に走るとは唖然です。要するに権力亡者の大臣病で、自分のことしか考えちゃいないのです」(岩手の政界関係者)

小沢と話し合って、選挙協力を求める選択肢だってあったはず。こういうやからが続出するようでは民主党はもちろん、野党は選挙にならない。日本の政治はオシマイだ。

 


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