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U-20デモ 「秘密保護法反対」少年少女が立ち上がった(田中龍作ジャーナル)

2014-01-27 | Weblog

だいの大人はどうした。どこに行った。安倍に押し切られ成立した秘密法に今さら反対してもと、闘争意欲をそがれてしまったのか。成立前、各テレビ局は番組で秘密法案のテーマを取り上げることをなるべく避けたという。それというのも、とりあげると視聴率が落ちるからだという。なんとも情けない日本の大人たちだ。管理人

U-20デモ 「秘密保護法反対」少年少女が立ち上がった

「何がヒミツって、それがヒミツ」「秘密保護法ハンターイ」…日曜日の渋谷に少年少女たちのシュプレヒコールが響いた。=26日、写真:筆者=

「何がヒミツって、それがヒミツ」「秘密保護法ハンターイ」…日曜日の渋谷に少年少女たちのシュプレヒコールが響いた。=26日

 「選挙権はないけど黙っていられない」。中学、高校、大学生たちがきょう、東京都心で秘密保護法に反対するパレードを繰り広げた。(主催:U-20デモ実行委員会)

 平成の治安維持法とも言われる特定秘密保護法。安倍政権が国民の声に耳を傾けることなく強行採決した12月26日の夜、国会議事堂前で声をからして「秘密保護法反対」を叫んでいた少年少女たちがいた。彼らは口々に不安を訴えていた。

 「自分たちの将来が暗黒になるかもしれない」。危機感を抱いた少年少女たちが立ち上がったのである。

 「メディアは本当のことを伝えていない。(特定秘密保護法により)さらに秘密ができる。戦前のようになる恐れがある。安倍首相は“ 嵐は過ぎ去った ”と言ったが、私たちは怒りに燃えている」。こう話すのは都内の高校2年生だ。彼女は実行委員会のメンバーでもある。

 静岡県から駆け付けた高校生(2年生)もいる。「未成年の声を届けようと思った。秘密保護法は自分たちの人生を揺るがすような不安(な法律)。廃案に持って行けるよう闘ってゆく」。彼女は何のリキミもなく話す。「あの頃は連日報道されていたが、今では何事もなかったよう」とも語った。

 「安倍政権は戦争しない憲法を書き換えて、戦争するための法律を作ろうとしている。未来ある私たちが黙っていられるはずがない」。都内の大学2年生(女性)はこう言うなり口を真一文字に結んだ。

 参加した若者たちに共通するのは、そんじょそこらの大人よりも社会やメディアをシビアに見ているということだ。

「アベは戦争やる気まんまん」。彼女(拡声器持つ)は怒りと不安をないまぜにして語った。=写真:筆者=

「アベは戦争やる気まんまん」。彼女(拡声器持つ)は怒りと不安をないまぜにして語った。

 アンダー・トゥエンティー(U20)の止むに止まれぬ行動をデモの経験が豊かな大人たちが支えた。カリスマ・アジテーターの火炎瓶テツさんやダミアン村上さんらの姿もあった。

 「10代が声をあげなくちゃいけないのは、申し訳ないことでもある」。三鷹市から2人の子供(4才、6才)の手を引いて参加した女性(30代)は話す。

 「18、19才でこの国のことが分かっていても言う権利のない、投票権のない彼らをバックアップしたい」。2人の子供(1才、7才)を持つ女性(40代・都内)は訴えかけるように語った。

 デモ隊の中には中学生や制服姿の高校生もいた。いたいけな少年少女たちが立ち上がらなければならない、この国は不幸だ。だが、彼らのようなしっかりした子達が居てくれるのであれば、まだ大丈夫かもしれない。

 

秘密保護法:いやだ!U-20デモ 渋谷や原宿で400人

特定秘密保護法の廃止を求める10代の若者が呼びかけた「秘密はいやだ!U-20デモ」が26日、東京都内であった。参加者約400人が渋谷や原宿の繁華街を歩きながら「選挙権はなくても10代が政治を動かそう」「秘密保護法の危険性を身近に感じて」と訴えた。

毎週金曜日に首相官邸前で開かれている脱原発の抗議行動で知り合った練馬区の大学1年、長島可純(かずみ)さん(19)と武蔵野市の高校2年、柴野風花(ふうか)さん(17)らが企画。昨年12月の同法成立翌日、安倍晋三首相が「嵐が過ぎ去った」と述べたと聞き「もっと嵐を起こそう」と立ち上がった。

 長島さんは「少しでも関心を持ってほしい」と、特定秘密の範囲が広すぎることなど問題点を紹介したビラを用意。高校の制服姿の柴野さんらが「街の皆さん、みんなの声で秘密保護法をなくそう」と声を張り上げ、買い物客たちの注目を集めていた。(1月26日付毎日記事から)

 


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