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もうアイドルだって黙っていない! ”若者は保守化していません” ”私達が安倍自民を倒します”

2017-10-16 | Weblog

「安倍は政治を私物化、退陣しろ」「昭恵夫人は無責任」物言う10代アイドルグループ「制服向上委員会」が森友学園問題をぶった斬る!(インタビュー)

 

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制服向上委員会(左:りあん、中央:野見山杏里、右:レイ)

次から次に疑惑が噴出する森友学園問題。小学校の認可申請は取り下げられ、籠池泰典理事長は辞任することになったが、資金の流れや政治家との癒着疑惑に関しては依然として明らかにされていない。


■募る安倍政権への怒り、もうアイドルだって黙っていない!

このような政治の不透明さに対し、ついに市民の怒りが爆発した。さまざまな市民団体が連携して「森友10万人デモ」を緊急結成、3月5日と12日に国会議事堂前で安倍政権の退陣を訴えたのだ。

デモは今後、19日(日)の11~13時にも行われる予定だ。なお、それ以外にも平日には各政党の議員や活動家を招いた集会が開かれており、森ゆうこ議員(自由党)、福島みずほ議員(社民党)、うえにし小百合議員(無所属)、マック赤坂氏(スマイル党)、増山れな氏(芸術家)らもスピーチを行っている。

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デモでスピーチする制服向上委員会の3人

そして一連のデモには、あの人気アイドルグループも参画していた。そう、1992年に結成され、現存する女子アイドルグループとしては最長の歴史を誇り、日本で唯一、アイドルグループとして公式に平和活動に取り組むとともに脱原発を訴えている「制服向上委員会」である!

制服向上委員会は、かねてより自らの公式ブログで森友学園について「子供の心もちゃんと守ってあげる教育が大切なのでは……?」と訴えてきた。もちろん、12日のデモで彼女らは、国粋主義者の街宣車による妨害を受けながらも、議員や市民活動家らとともにラップのリズムにのせてスピーチを成し遂げている。今回筆者は、デモを終えたばかりの制服向上委員会の3人(野見山杏里氏・19歳、りあん氏・15歳、レイ氏・14歳)にインタビューを敢行。安倍政権に対する怒りをぶちまけてもらった。


■アイドルが安倍昭恵に噛み付いた!

――よろしくお願いします。早速ですが、森友学園問題についてのお考えをお聞かせくださいますか?

野見山杏里氏(以下、野見山)  ニュースで、おもらししたら園内放送で怒られ、おしおき部屋もあると聞きました。自分の恥ずかしい話をみんなに暴露されてしまうなんて、どう考えてもやり過ぎです。社会には、心の傷が原因で不登校になる子どももいます。もっと子どもの心を大切にした方が良いのではないでしょうか」

――子どもがどう捉えるかによるでしょうが、確かに物心ついた児童ならば、このような「教育」は精神的虐待になりかねませんね。安倍昭恵夫人についてはどうですか?

野見山  昭恵夫人の対応にしても、「どうして注目されているかわからない」とか、一国のファーストレディにしては、無責任すぎると思います!


■アイドル「安倍は政治を私物化、退陣すべき」

――昭恵夫人の態度・発言も問題ですが、何といっても安倍政権についてはどう思いますか?

野見山  私たちは脱原発、安保法反対を各地で訴えてきました。色んな団体と連携しながら活動して思ったのは、これだけ訴えているのに、なぜ聞く耳を持たないのか?ということです。安倍政権はどれだけ国民の意見に耳を傾けているか、疑問に思います。消費増税にしても、それを社会保障費に使って、透明性があるクリーンな財政なら納得がいきますが、今のままでは税金がどこに使われているのか、不透明な部分が多すぎます。

さらに、安倍首相は自民党総裁の任期を勝手に「連続3期9年」に延ばし、政治を私物化しているのは大きな問題かと思います。

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デモでスピーチする制服向上委員会の3人

ただし、たとえ首相が変わったとしても、今のように大企業と政治の癒着がある限り、体制は良くならないと思います。そして、マスコミにしても、どこかが一つの大きなニュースを報道すると、他の局もずっとそればかり報道し続ける。もっと伝えなきゃならない事がたくさんあるはずなのに、と思います。

りあん氏(以下、りあん)  安倍首相は自分が森友学園と関係した証拠が出たら、責任をとって退陣すると明言していました。週刊誌で森友学園に実際に足を運んでいた事実が報道されましたが、しっかり約束を守っていただきたいです。

――堂々と公権力に対してメッセージを発するアイドルは貴重です。公権力やメディア、右翼団体などからの妨害や嫌がらせはないのでしょうか?

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デモに参加した制服向上委員会の3人

野見山  私たちの活動は市民運動関係のイベントが中心で、普通のアイドルイベントにはあまり呼ばれません。ただ、市民運動関係のイベントとはいえ、もちろん妨害はありますね。

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イベントに突っ込んできた街宣車

2015年に神奈川県大和市で、護憲団体「憲法九条やまとの会」のイベントに参加させていただいたのですが、とある自民党若手市議が私たちに批判的なコメントをしたようで、それから大和市からの後援がなくなりました。

それから、私たちの歌で『ダッ!ダッ!脱・原発の歌』という曲があるのですが、「脱原発」という言葉がNGワードのようで、駅張り用のポスターが意見広告と見なされて掲示できなかったり、ショッピングセンターでもCD発売キャンペーンを中止に追い込まれました。それに、今日のデモでも妨害がありました。右翼の街宣車がイベントに突っ込んだり。

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ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会【PV】

 

■オカルト体験「血まみれの老婆」

――みなさんアイドルだというのに、とても骨太な精神をお持ちなのですね。ところで、トカナとしては、やはり心霊・オカルト体験が気になります。みなさん、今までに不思議な体験をされたことはありますか?

りあん  お母さんから聞いた話なのですが、私が保育園に通っていた頃に「下駄箱の中に(小人のような)血だらけのおばあちゃんがいる」と訴えてきたそうです。自分は覚えていないのですが、物心つくまでは“見えていた”のかもしれません。

――下駄箱の中に血まみれの老婆! 想像しただけでも恐ろしい光景です。では、最後に読者へのメッセージをお願いできますか?

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左:深月ユリア、右:制服向上委員会の3人

野見山  私たち一人ひとりには政治を変える力があります。去年から選挙権が引き下げられ、18歳から認められましたので、私は同世代の若い人達に「選挙に行こう」と訴えたいです。大企業と癒着しない、クリーンな候補者を国会に送り込みましょう!

りあん  政治の話題は日本ではタブーになりやすく、クラスでも話しにくい雰囲気があると思います。もっとオープンに、色んなことを話せる社会になれば、と願います。

レイ氏  プロテストソングや社会へのメッセージを込めた私たちの最新アルバム『嘆きの詩人』が5月にリリースされます。私たちと同じ想いをもつ女の子がいましたら、ご紹介、ご連絡お待ちしています。一緒に活動しましょう!


制服向上委員会
【公式サイト】http://www.idol-japan-records.net/ski/