2014-6-23
「金目」どころか山ほど “大臣失格”石原環境相の怪しい行状:
「最後は金目でしょ」暴言で、不信任案を突きつけられた(与党が否決)石原環境相が23日、福島県を訪ね、佐藤雄平知事や除染廃棄物の候補地、大熊町や双葉町の町長らに謝罪した。
石原環境相はこれで「けじめ」のつもりかもしれないが、そうはいかない。石原環境相が不信任案を突きつけられた理由は「金目発言」だけではないからだ。
福島第1原発を「第1サティアン」と呼んだ品性下劣に加えて、沖縄出張でのダイビングお遊び疑惑、怪しい南の島出張疑惑、夫人同伴パリ旅行疑惑まであって、国会では公務中の飲酒疑惑まで追及される始末である。
まず、沖縄ダイビングお遊び疑惑だが、石原環境相は2013年6月28日から7月1日にかけて沖縄に出張、地球温暖化防止とサンゴ礁保全に関する国際会議に出席した。ダイビングをしたのは6月30日(日)で、その警備たるや物々しかった。SPの他に県警機動隊が7、8人。さらに県警機動隊の潜水隊4人が石原環境相を取り囲むように潜っていた、とダイビングをアレンジした企業のHPに書かれている。
いい気なもんだが、この30日にも国際会議は開かれていた。つまり、石原環境相は会議はそこそこに“実地見分”に出かけたのである。この沖縄出張には4人が同行し、費用は55万7860円ナリ。
■税金使ってお気楽旅行
南の島疑惑とは2013年9月14~20日のフィジー出張と今年1月11~15日のパラオ出張だ。目的は「気候変動による影響を把握するため」とあり、一応、石原環境相は現地で大臣や首相、大統領らに会っている。しかし、日程はスカスカで、ほとんどバカンス。特にパラオ出張は1月11日現地着、12日現地視察、13日になって初めて国務大臣と会談という日程で、12日は丸々フリーだ。こんなお遊び出張にフィジーでは6人が同行、1150万2262円の費用がかかった。パラオには5人が同行、こちらの費用は192万1527円。
み~んな税金だからお気楽なご身分だが、驚くのは早い。石原環境相は2013年7月24日から8月1日までフィンランド、アイスランドに出張。放射性廃棄物の最終処分場を訪問したが、なぜか7月29日にアイスランドからフランス・パリに入っている。その日は公務がなく、そのままパリで1泊、翌日、帰国の途についた。この旅行は夫人同伴だったのである。
「石原大臣は放射性廃棄物の中間貯蔵施設の問題で、一度も福島の地元の住民の話を聞いていません。大臣が足を運び、地元の声を聞き、信頼関係を築かなければ、問題は解決できませんよ。それなのに、こうした海外出張の日程を見せられると、いかがなものかと思わざるを得ませんね」(こうした疑惑を国会演説で突きつけ、罷免を迫った民主党の後藤祐一衆院議員)
改めて、こんな大臣は即刻、クビにしなければ嘘である。
福島知事に謝罪する石原環境相
東京電力福島第1原発事故で出た汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐる自身の発言について、佐藤雄平知事らに謝罪する石原伸晃環境相
時事通信 6/23
石原伸晃よ おまえは確か、自民党東議会議員を束ねる会長だったはず。だったら親分として子分の自民都議鈴木の脇で土下座して謝罪しろ!
セクハラやじ問題で自らの発言と認め、みんなの党の塩村文夏議員(左)に謝罪する鈴木章浩議員
時事通信 6/23