まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

『仰げば尊し』

2016-07-26 09:24:08 | くらし

日曜ドラマ「仰げば尊し」を観ている。
神奈川県立野庭高校(1980年代当時)の弱小吹奏楽部に起こった奇跡の実話をもとに、だそうで。
吹奏楽部を指導してほしいという校長の要望に応えて顧問になる臨時講師が、
音楽を通して、荒廃した高校で不児生徒たちを巻き込み、一丸となって吹奏楽部が音楽の甲子園を目指す。

話はどこかで観たことがあるようなベタな内容だが、講師役の寺尾聡さんが渋く味わい深く、
5人の不良生徒役の俳優が生き生きと演じていてなかなか見ごたえがあるの、好きだわ。
2話は特に演出がお見事で最後まで惹きつけられ、なかなかだ。
そして何よりも、全編通してバックに仰げば尊しの演奏が低くゆるやかに流れていてこれがまた効果的で心を揺さぶる。

♪ 仰げば尊し といえばなんといっても草彅剛クンのドラマ「僕の生きる道」
余命1年と宣告された高校教師役。
クラスで合唱コンクールに出場するその最終審査の会場に、
危篤なのに病院を抜け出して聞きに来たツヨシクンの前で生徒たちが 仰げば尊し を歌うのよ。
仰げば尊しわが師の恩 いやあ、生徒たちにとってこれほどの卒業の歌はないと思う。どんだけ泣いたか。

それからです、それまで 仰げば尊しなんて と思っていた私の心に変化があったのは。
小中学生はいざ知らず、多感な高校生にとってわが師と思われる教師は存在するな、
そういう生徒にとって♪仰げば尊しの歌は 卒業式に歌うにぴったりだわと思えるようになって。

顧みて高校のクラス会。担任の先生が存命だった頃は必ず招待していたけれど。
ときには奥様も同伴することがあって。
茶目っ気があった先生は宴会の席で、
「出席をとります!返事をしてください」と言って、そらで当時の我らの名前をアイウエオ順で呼んでくれた。
拍手喝采大盛り上がりよ。そんなときもあった。
愛称ジュンチャンの先生を恩師と思う生徒は我らの中にいたにちがいない。

 

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