まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

頭でっかち

2008-05-31 12:43:40 | モブログ

昨日、太極拳から帰ってくると、父が椅子で新聞を読んでいた。
「コーヒー、飲む?」疲れているにもかかわらず聞く優しい娘。

二人でコーヒーを飲みながら父に、「お茶沸かしてくれた?」とさりげなく。あの様子では沸かしてないことが分かっているけれど、一応聞く意地悪な娘。お茶を沸かし直しをする仕事は父の役目なんだからね。あれっってな顔をするけれど、鬼娘は容赦しません。
「そんなにこき使うと、倒れるよ。」と脅迫する。

干してある洗濯物を取り入れて、2階から下りてくると台所で物音が。お茶を沸かしているんだろうなと見ると、父がガス台をしこしこ掃除しているではないか。これから夕飯の支度をするところで、チョイ邪魔だったけれど、ま、気持ちをありがたく頂いて・・・ね。

で、太極拳での話。
太極拳友が花を上手に育てるといううわさを聞いて、早速、今何が見ごろか聞いた。
「バラとクレマチスかな。」
「バラはさし木したのを新潟の家に持って行って植えたら、家より見事に咲いとるが。ほら。」と携帯の写真を見せてくれる。ほんとだわ、堂々と咲いている。でも私は言ったね。
「今日テレビ見てたらさ、バラはさし木は駄目だって言うとったわよ。」
いやいやそんな私の助言なんか無視して、友はどんどん見せる。
「これが一番最初に植えた花だや。」とか、「この色いいでしょ。」とかどんどん話を進める。その合間に再度言ったわ。
「ばら協会の高木さんとかいう人がさ、さし木はあんまり良くないって言ってたよ。」
ようやく彼女、
「そんなことないわよ、丈夫にそだっとるが。」その話を聞いていたお隣さんも、
「私もさし木でどんどん増やしとるや。」と、さし木談義。

そうか、バラはさし木でも大丈夫なのか。実際にどんどん増やしている人や丈夫に立派に育てている人がいるんだものな。
育てていない私が、テレビの受け売りで頭でっかちなことを言っても、耳を貸してもらえないよな。しかと納得した次第で・・・

佐渡は今、バラがまっ盛りです。写真は、春先に話を聞いたお宅のバラです。

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母の言葉

2008-05-30 16:12:55 | モブログ

「母さんとこ、行ってこようかな。」と、父が言うので、今朝は母の施設訪問はお任せ。

父が行く時には、爪切りと爪磨きを頼むことにしている。勿論、施設の職員の方がしてくれるのだが、思いのほか伸びるのが早いのでね。
私は、大雑把だからすぐに深爪させて血をにじませてしまうが、年をとっても父は慎重なたちなので安心していられる。それと、爪磨きは何といっても父の趣味だから・・・
介護士さんは「こじこじと、愛を注いでいますよ。」なんて言うけれど、正解は趣味だからです。間違いありません。

「母さん、寝とったが。」帰って来てからの父の第一声。
「ちょっと開けたけど、またすぐ寝た。」と言うから、
「無理に起こしたんじゃないの?」とからかう。
寝たきりの母にも、1日のリズムはきちんとあるように見受ける。

ちょうど母が目を覚ましている時に、部屋に入って、
「おはよう」と声をかけると、口をもぐもぐ動かす。時に声になる時もある。勿論なにを言っているかは分からないけれど。
「元気だった?」と聞くと、もぐもぐやるか、瞬きをする。

他にはどんな言葉をかけても反応しない。じっと見ているか、あちらこちら首をめぐらすだけ。か、知らん顔。

帰る時に、
「そんなら帰るからね、明日もまたくるからね。元気でおってね。」と声をかけると、
また口を動かす、瞬きをする・・・

どうやら、今のところ、定番のこの3つの会話にだけは母なりの言葉で答えてくれる。
部屋を出ながら、私は、ああ今日は返事してくれたわ、と少しホッとし嬉しくなり少し切なくなる。この感情は、いつまでたっても慣れることがない。


横浜友からメールが。「NHK見てる?この人にときめき。」
気がついたのがお昼前だから。
返信「見た見た!息もつかずに見た!昨日のブログ、読んでくださいませ」

それにしても50分間マルまるの番組、贅沢。できたらなあ、映画と芝居の話だけに限って欲しかったわ。SMAP話はいつでも聞けるもの。
楽屋入口の暖簾に、堤真一の白抜き名前が見えた気がしたけれど、気のせい?

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なんにもない

2008-05-29 13:02:00 | モブログ

長谷寺の境内 「山のあなた」とは関係ないけれど・・



今日はそんな日です。
ブログを読むと、いつもなんかどっかに出かけて何かしているみたいでしょ。
ま、基本はそうんな感じなのですが、それとていつも午前中のほんの2,3時間のことなのです。午後はほとんどゴロゴロしています。それが今日はすでに、ゴロゴロ。

朝からの小雨で・・・
肌寒くて炬燵の電気入れています。まだ炬燵か?って。年寄りがいると梅雨が終わるまで片づけられないのよ。そして、火のない炬燵はかえって寒くて。

本屋の掛け払いの帰り。
そう、こちらのお店ではまだ掛け払いが通用していて。
いつぞや薬局ご主人なんか、三女の結婚式に、式を挙げてもいないうちに式場からお金を収めよと言われたと、かんかんに怒っていたので、旅(佐渡島外のことね)ではそれが普通なんだってなだめました。いやなだめるのに苦労しました。

その後、薬局によって、ためておいたジャムとかの空きビンをマサチャンママに渡したわ。「中味、頼むね。」って。まんまと、黒豆を貰って昼食の箸やすめ。彼女は忙しいのにまめな人だから、何かかにか作るのね。

マサチャンが「まって、歯がいいがあー」ときた。
彼女の歯がいいは、いつもおかしくて笑ってしまう。今日のは、息子のリュウちゃんが、魚の骨がのどに引っかかって取れなく病院にいった話。健康保険証が見当たらなく7千円もかかったから、午後からまたいかにゃあならんとぼやいていた。
そういう時は、バナナを丸呑みさせると取れるってよ、と教えてあげたわ。

ぼやいているマサチャンに関係なく私は、明日の生活ほっとモーニングの録画を頼む。「おばちゃん、何があるの?」と聞かれたので、剛君のインタビューだよ、見逃さないけれど、とっておきたいからさ、と返事すると、ご主人が、
「ツヨシって誰だ?」と聞くから、クサナギツヨシ!と強調する。
「おめも、わっけえなあ。」と呆れられた。

そんなこんなで、薬局ご一家には多方面にわたって御厄介になっているの。

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ないしょないしょ なぁーいしょ

2008-05-28 20:22:23 | モブログ

マサチャンから
「おばちゃん、山のあなた?観に行くんでしょ。」と聞かれた。勿論よね。もちろん!
「ね、ツヨシ君のどこがいいの?気持ち悪くね?はっきりいってさあ、演技も下手だしさあ。山のあなたもきもちわりーいい。」
ふーーん?そうかい?気持ち悪いはしょっちゅう言われるけれど、どこがか私には分からないのよ。ちいーっとも気持ち悪くない。ま、演技そのものはうまいとは言い切れない部分もあるかとは思っているけれど、ひいき目で見ているからそれは問題ない。

で、父に、娘に送らせた山ほどの雑誌を見せて、
「誰だか分かる?」と強引に聞く。「クサナギだ!」と言うから、おっ分かってるじゃん。
どこで分かるの、とさらにしつこく聞くと、目鼻口を指さして、英樹(高橋英樹のこと)見たいに美男子じゃないけれど独特な顔してるからすぐ分かる、との返答。そうか、そうくるか。

昨日、床屋に白髪染めに行って、なんかそういう話になった。
「徳さん、観たいですね。」と、いじってくれている30代の奥さん。「徳さん」だって!私が言う前にだから本物だ。「あんまりいないよ、そういう人」と嬉しさ堪えている私。
「いや、とっても興味あるわ。」珍しい、私の周りでそんな人。うん、いい人だ。

そんなわけで、6月に横浜に帰って観るのを待ちきれずに、今日新潟で観てきた。

草なぎ剛 加瀬亮 堤真一 の俳優諸氏 子役の広田亮平クン。
イヤーその並びのいいこと、様子のいいこと。昭和の時代にぴったりなお方たちだ。
いわゆる濃くない、どんな色にも染まり、それでいてゆるくなくどこか芯のある俳優たちが画面に登場するだけで、私はもう満足する。
石井監督の配役の妙。よくぞこんなにピタッと合う人たちを集めたものだと思う。
「くさなぎさんが、徳大寺伸さんに似ていたから。」と公言しているけれど、絶対それだけではないはず。
パンフレットで、堤さんが「徳市をくさなぎ剛君が演じると聞いて興味が沸いた。」
と言っているところが、これまたすごくうれしい。

映画は、山の温泉場の3,4日間の日常、非日常のお話。淡々とした話というわけでもないのだけれど。
特に感動するわけでもなく、自分に照らし合わせて来し方行く末を考えるというようなわけでもなく、涙するわけでもなく(あっ、しそうになったところが1か所)、面白くてたまらんわけでもなく。

なんにもない、なあーんもない、なあーんもないけれど・・・
徳市や福市や真太郎や研一クンや美千穂。それぞれの内に持っている激しさや秘めているものが見えてきて。
今でも私の頭の中で
ないしょないしょ なーいしょとまとわりついて離れない。いい映画だった。

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8から0から

2008-05-27 12:44:07 | モブログ

いろいろ脈絡ない話になりそうで・・・お許しのほどを。

昨日の続き写真です。清水寺前の農家のお庭にこんなでっかい銀杏の木が。
木の周囲7.7メートルだそうで。それはそれは大きい。てっぺんは写せません。

こちらのお宅では毎年ちゃんとお祓いをしてもらっているそうです。
裏庭に回ったら、こんな清楚な花が。名前が分かりません。

で、朝食の時、父がよいしょと椅子に座りました。
「疲れたの?」と聞くと、
「弱ったわ。この年になると1年が3年くらいになるなあ。」と、珍しく弱音を吐きました。内心、そうだろうなと思っているのですが、それでは困ります。私が困ります。
「そんな気の弱いこと言わんで、まだまだだや。」とはっぱをかけ、炊飯器のスイッチを10時に押すことを頼み、50音発音をするよう強制しました。そうしないと、椅子に座って、寝るだけだものね。どんどん、退化するものね。

で、その間、私は公民館主催のエアロビクスに。
今までも夜の部はあったのですが、午前というのはなかったから、やりたくてもできなかったわけよ。
身体をぐんぐん動かすと気持ちがいい。2年もブランクがあるけれど、全然平気。
いやいや体力じゃなくて、いろいろなステップ。ちゃんと覚えていて、音楽に合わせて体が動くじゃないの。(軽く自慢ね)レベル8の段階からスタートができる。

それに比べて、太極拳。
ずーーっと前、うまくなったって自慢したけれど、もう取り消します。恥ずかしい!
1週間休むとすっかり忘れて、レベル0からスタートしなくてはならないから、本当に嫌になるのよ。達成感がないわけで。上達したという感じがしなくて。どうしてなんだろう。
手の動きなんて、いつまでたっても佐渡おけさ状態。それが又、佐渡おけさの手の振りとよく似ているんだから。いい加減に覚えろ!と我と我が体にはっぱをかけている次第で・・・

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古刹

2008-05-26 13:07:18 | モブログ

昨日、ブログを書いている最中に店番友から電話が。
「のど自慢見ているけど、終わったら行かせんか?」とのお誘い。
朗報もそうでないこともすべて突然に!

彼女のお目当ての、竹で編んだ容器と陶器の展示会を見てから、ついでだからって二つのお寺見学。足がない私にとっては、なかなか行けるところではないので、すごくありがたい。

一つ目は長谷寺(ちょうこくじ)。ボタンが有名。(去年は自力で行っているので、よかったら2007.5.20の過去ログを参照してください。)
昨日は、花は何もにない。霧と静寂のみが・・・幽玄という雰囲気で。


このお寺の石仏はみな大好き

次に向かったのが、京都の清水寺に似た舞台がある清水寺(せいすいじ)

  


舞台の足場だけは修復したようで新しい

二か所とも人がほとんどいない。静か。風の音のみ。

佐渡のお寺や神社が、この頃特に好きになって来ている。
どこに行っても人っ子ひとりいないのが何より。いないあまり逆に怖いくらい。貧乏なお寺ばかりだから、古びて傾きそうな今にも崩れそうな、その感じがしみじみ落ち着かせてくれる。まだまだ行っていないところがたくさんあるから、連れて行ってもらわなくちゃ。


 

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掃除はイヤ!!

2008-05-25 12:54:17 | モブログ

部屋掃除、玄関掃除、風呂掃除、トイレ掃除、台所関係掃除、道路掃除。もう何でも嫌!勿論どぶ掃除なんてもってのほか!
ほんとに掃除関係は大嫌い。整理は好きだけれど掃除は嫌い!(しつこいか)

朝起きるたびに、今日もこれから掃除か、といちいち憂鬱になって。
横浜では掃除なんてしないものね、威張るわけではないけれど、掃除は二の次三の次。もうどっちでもいいもんね。
夫も掃除なんてひと月に一回でいい人だから、ほんとよかった。(どんだけ汚いかお分かりになるでしょ)

それが実家では、狭い癖に掃除だけはやるのだからほんとに困ってしまう。いいのになあと思いつつ実家の習慣に従うわけで・・・
父も母もキレイ好きだから、もう60年間の蓄積で。
ちなみに今は父が掃除機をかけて、私がその他もろもろの関係をやって。

風呂掃除なんて3日に1回なんだけれど(気持ち悪くないか?って言わないでね)、
その度に、面倒だから風呂釜だけにしようかなと躊躇するわけよ。上がり場のタイルやそこに敷いてあるマットはどうしようかな、いろいろな小道具はどうしようかな、ドアや側面のタイルはどうしようかな、と怠け心で悩むわけ。

そのくせ、見えるところが汚れていると気になるのだから、そのくらいならやれよ!って声が頭のどこからか聞こえてきて。そういう時でも一歩その状態から離れると、もう全然気にならなくなるから、私は便利だなって自画自賛してしまう。(問題が違うね)

あああ、明日も掃除が待ってるんだね、
明日は風呂掃除もしなくちゃあなんない日だワ。イヤダ、イヤダ!

付録  今日どぶ掃除をしていた町内

どうする、こんなことを女年寄りにやれっていうんだよ。できるかっていうんだ。
怒りが再燃してきたわ。今日は機嫌が悪い。

 

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たくましい

2008-05-24 14:54:39 | モブログ
久しぶりにオムツたたみの時の話です。
そろそろメンバーは固定化されてきて、老女Aさん、老女Bさん、高女(中年チョイ上です)Cさん、淑女M、老ダンEさん、以上の5名が、いつも仲良くお仕事しています。

一昨日は、手のひらの汗止めガーゼをたたむお仕事。
ひと月たつとどうやったっけ?と必ず確認する淑女M。
こうやるのんさ、と教えてくれるしっかりものの老女Aさん、
「先生の活躍する場面を作ってやらにゃなあ。」と、フォローしてくれる老女Bさん。


(いずれアヤメかカキツバタ。こんな時があったんだろうな。)

話はいつも老女Bさん、高女Cさんが切り出して・・・
四川大地震のドラえもん募金の話から始まって、水戸黄門の話にいって、あちらの方こちらの方の近況報告話に花が咲いて、ここで笑わなくてどこで笑うと、それぞれ落ちをつけて。
「なあ、家で一人で笑っとったら、よそのもんに、ありゃあおかしうなったんだねえかと言われるもんなあ、ここしか笑うとこねえっちゃ。」と。

そうこうしているうちに、いろいろな勧誘の電話がかかって来て困ると言う話になりました。どうしてあんなもんに引っかかるんだと、約4名は憤慨しています。
「私んとこにもかかってきたや。」と高女Cさん

「何か言われると恐げえから、父さんが帰って来てから相談します、って答えたわ。」
「なあ、父さんいつ帰ってくるんだろうな。聞かれたら私どう言えばいいっチャ。まさかいつだか分りませんって言えんしなあ。そのうち帰ります。って言うとくことにしたわ。」
高女Cさんは続けました。もうその段階で皆大笑い、手が震えてガーゼがたためないくらい。そりゃあそうです。Cさんはもうとっくに一人身の人ですから・・・

「父さん、あちらに行っておりますって言えんしなあ。どちらのあちらって聞かれるかも分からんねかや。」と老女Bさん。
「父さんが、あちらから帰るっていうかも分からんねかや。」

もう佐渡の老女にかかるとかないません。深刻そうなことでも湿っぽい話にはなりません。
何でも話のタネにして、冗談にすり替えてあははひひひと笑ってからからしています。勿論私もその路線を目指します。

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道をあるけば

2008-05-23 11:55:06 | モブログ

『大でまり小でまり佐渡は美しき』 (もう、すごく気に入っています。)
この季節、どの道を歩いても美しい。青葉若葉が燃え立ち、田んぼの苗も涼風にゆれて・・・

林にうす紫色を見ると、桐か藤 

タニウツギもからんで 

葉を見るとカラスノエンドウ?





白い花はシラユキゲシ 

あぜ道、土手道・・・どの道を歩いても。
そこら辺に咲いている花さえ美しい。
しばらく続いた上天気も今日で終わりそう。

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あぶない二人

2008-05-22 12:23:49 | モブログ

昨日の続きです。
父がディサービスの話ですよね。いつもの手順はこう。8時20分ころお迎えの確認電話がある、それから8時半前後のお迎えの車を待つ。
ところが昨日の父は、電話を待つでもなく、7時半になったら玄関に出て、もう靴なんぞはいて、「行って来るよ。」だって。2階にいた私は大慌てよ。
「父さん、まだ7時半だよ、行くまで1時間もあるが。」と引き留めるわけ。
「おお、そうか。」なんて暢気に言ってたけれど、大丈夫かしら。

今朝も、私は風呂掃除をしていたので、「父さん、米頼むね。」と米をとぐ仕事を頼んだ。うんうんと言うから大丈夫だなと思って。掃除を終えてみるとあれま、やってないじゃないの。
「米頼んだけれど。」と催促したら、電話メモを出して電話しようとする。
あわてて「米をとぐことだがね。」と、またもや引き留める。
「おれは、米を注文せよと言うのかと思っとったが。」と、父の言い分。ああ、そうだわね。「米頼む。」じゃあ、電報みたいで何をするのかはっきり分からん。私の言いようが悪い。分かっていると思い込んでいる自分が不安だわ。

あやしいのは父ばかりじゃあないの。かくいう私こそ、そりゃあもうあやしい。
オムツたたみの日を20日火曜日とばかり思い込んで、雨風の中出かけてみると、我が老人会のメンバーはどなたもいないじゃあないの。何のことはない、単なる日にち間違い。今日でした。はい!

で、昨日の大慶寺も、私はフリーマーケットがあると思って出かけた。どこでどうフリーマーケットか分からないけれど、あると思ってたから・・・
ところがところが静かなもんよ境内は。山野草の盆栽が並べられているだけ。フリーマーケットと盆栽展。どこをどう間違ったらこうなるのかしら、自分でも不思議だ。
だーれもいない。仕方ないから盆栽を眺めていたら、お一人、似たような中年の女性が。この方は明らかに求めておられる、↓その山野草の鉢を。

 花筏が中心の鉢

お寺に声をかけれども誰も出ないと言うから、もう諦めると言うから、どれどれと出張ったわ。「欲しいものがある時はあきらめるでない!!」
一緒に行って障子まで開けて、大声かけたらちゃんと出てきたではないの。ステキな跡取り息子が。

そりゃあ感謝されました。相川の「つるや」という店をやってますから来た時はぜひ寄ってください、と、勧誘か好意か分からないけれどお声をかけていただきました。

思い込みが激しい娘と何が何だか理解不能になっている父と二人暮らし。将来があぶないわ。何度も書いているけれど、ますますその度合いが増していくのよ。
どなたか我ら二人の面倒を見てくれる奇特な方はいないかしら?

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