雨は上がったかしら、と二階の窓から外を見た昨日。
シンチャンが、フルフェースのヘルメットをかぶってバイクにまたがろうとしているのは見えた。
でもね、まさか室内にいる私が見えているとは思わなかった（しかもベランダを挟んでいる）から目は空へ。
と、目の端にちらちら見えるものが。
あらまあ、シンチャンが手を振ってくれてるじゃないの。びっくり！そしてなんだか嬉しくなって。
盛大に手を振り返したわ。道路を挟んであちらとこちら、新婚のごとくお互い確認、うふふ。
いい子だなあ。
シンチャンなんて気安く呼んでいるけれど、30代で二人の子供さんがいる素敵なパパよ。
一年の締めくくり。せめて華やかに終わりましょう。
園芸店の店先からお借りしました。
我が家の庭から *デルフィニューム がほぼ開いたので 清楚ですがすがしい白
皆様、片隅ブログを訪ねてくださってどうもありがとうございました。
どうぞよい良い年をお迎えください。
今にも雨が落ちそうなどんよりとした天気。
今年も明日でお終い。
久しぶりに娘から電話があった。何が何だか分からないくらい忙しかったと。
チュッパは遊んでくれるお父さんと連合を組んで反抗してくるんだって。そっか。
可愛い可愛いだけだったチュッパはそうやって成長していくのね。
佐藤愛子さんの『楽天道』愛子さん、57歳の時の述懐。
「まことに五十歳を過ぎてからの一年は三十代の三年に匹敵する。一年に三つずつ年老いていく。
我ながら衰えたと思うのはまず体力である。次に気力が衰えた。その次にダメになったのが記憶力である。
この三つが衰えると、よろず面倒くさがりなる。」
何をおっしゃる愛子さん。
57でそんなこと言ったら70越えの私は・・・当たり前なのね。
そう、よろず面倒くさく思う気持ちが、じわじわじわじわ頭から体から心から忍び寄ってくるのよ。
まあ端的に言うとそんな一年だったわ。
でもでも、家族をはじめ友人知人、そこそこの不具合を抱えながらもみな健康で過ごせたことは何よりで。
健康がいちばん、としみじみ思うわ。
健康だからこその横浜友との函館旅行、夫との奈良、天橋立旅行を楽しめたもの。
この片隅ブログも続けられたもの。
ちんたらちんたら無駄に長いブログにおいでくださった方々に感謝申し上げます。
パソコン画面の向こうにお顔を想像してお礼申し上げます。皆様が励みになっています。
よろしかったら今後もまたお付き合いくださいませ。
明日1日あります、まだ「よいお年を」とは言いません。さて。
円覚寺は好きなの。
鎌倉にちょっと行ってこようかな、と思い浮かべるお寺が円覚寺か妙本寺。
何より駅から近い。
駅から近いなら東慶寺だって、だけれど円覚寺は広い。参拝客が大勢いてもあまり気にならない。
それとお寺の空気が感覚的に好ましい。
ここで宗教関係のことは一切出てこないから、ほんとに叱られる。許してくだされ。
さて、妙香池まで参拝客どなたの姿も見なかったこの日。
仏殿で頭を下げてから、国宝の洪鐘までの道を歩く。ちょっと戻る形になるのね。
ゴーンと一突きしたい衝動を抑えて・・・
遠く富士山がかすんで見えた。思ってもみなかったから新鮮よ。
降りてくると年末年始のお仕事中。電球の取り付け。
大方丈でも大掃除。
堂々たる古木 *ビャクシン そんな小さいことでどうする！喝を入れられそうな気分になるわ。
そして、百観音霊場の石像。お気に入りの観音様。
首を傾げたポーズとてもいい。
方丈の裏手にある庭。
さて、今日はいい天気だ。予定はあるか？あると言えばある、ないと言えばない。
なんだか禅問答のようになってきたわ。
円覚寺は禅寺、鎌倉五山第2位に位置付けられているお寺。
その写真を見ている、かしらね。まさか。
木曜日、例によってはやばや目が覚めてから布団の中でつらつら考えた。
明日は朝から「あさイチ」で剛くんを観ねばいかんから無理、買い物だけだ。
土曜日は何だから鎌倉に行くのはやめよう。
となると今朝しかないわな、どっか行きたい病をなだめるのは。そうだわ。
雨が降ってなかったら円覚寺に行って、帰りは大船の商店街に寄って来よう。
なんて。半日コースでちょうどいい。
私にしてはゆっくりで家を8時半に出た。9時近くに北鎌倉駅着。
総門下の階段を上るも人がいない。
総門をくぐっても境内にはどなたの姿もない。山門への階段を上がる。
誰もいない。
山門から「仏殿」を見る。誰もいない。
お参りしている人の姿もない。
円覚寺には数回来ているが参拝客が誰もいないなんて。こんな経験初めてだ。静寂、ただただ静か。
それならと今までパスしていた国宝の「洪鐘」を見に急な階段を上がったりして。
もちろんそこにも誰もいない。私ひとり。
下りて大方丈へと。
ご覧の通り参拝客は誰もいない。こうなってくると静かさが怖いくらい。
「大方丈」内ではお坊さんたちがお掃除に余念がなかった。
「大方丈」を出て妙香池に来るとちらほら人の姿が見えて、何となく安心する。
国宝の舎利殿を拝んで一番奥の「黄梅院」へと足を延ばす。
ふだんでもここまで来ると人が少ないのだから、ここもやはり私ひとり。
ここは広い円覚寺の中でも比較的こじんまりしていて好き。
そろそろ時間かなと帰ることに。
さすがにその時間になると少しは人が増えてきた。少しは、と言う程度に。
売店のあたり、誰もいない。
10時近くの北鎌倉駅。混雑の時期が考えられないような光景。
やはり、お寺は静かがいちばんだ。なんかこう胸の内が空っぽになって清々するのよ。
私ひとりの円覚寺（ほぼ）正味1時間のぶらり。
今朝の空。
起きた時は真っ暗だったのに、6時半を回ると見る見る間に明るくなって・・・
洗濯物を干しながらの空。ひとつ干すたびに雲は分かれて行って。
昨日、こまわりくん待ちでベンチに座っていたら、お隣の老女が話しかけてきた。
めずらしく空いているわねって。ほんと。
あっちのスーパーのニラは198円でこっちへ行ったら100円だったわ。
あっちで買わなくてよかったわ。
テレビが急に真っ暗になって映らなくなったのよ。退屈よ、することないんだから。
帰ったらにしおかさんに電話して来てもらわなくちゃ。
そんな話をするうちにバスが来て前後ろになって話の続きを。
初めて転んだのよ、今も膝から血が出てるの。
94歳よ。
えっ？私はびっくりして声も出ない。
そりゃあ歩き方はよちよちして、バスのステップも後ろから支えなければひっくり返りそうだった。
それにしても94歳でシャンシャンとして町へ出かけるとは。
娘と二人だけど、娘は働いているから私が台所をやるの。
嫌いじゃないの、台所は。揚げ物が一番得意よ。
メンチカツでもかき揚げでもコロッケでも何でも作るの。一番得意。
あなた、頭の格好がよくて髪型が似合っているわね。
ほんとに褒めてるの。嘘だったらわざわざ言わないわよ。黙ってるわよ。
と、ここらあたりまでの会話が5分くらい続いたかしら。
さっきからちらちら不愉快そうにこちらを見ていた男性に「ばあさん、もっと小さい声で」
と言われた。老女はしゃらっと「ごめんなさいね、うるさくて」
その嫌みのない後ひかない対応に感心した。
ほんの少しの間なんだから我慢してちょうだい、と私なんかむっとして顔に出たのにね。
降りる停留所は私の方が先だった。
「私は次なの、またね」
手を振りあって別れたわ。
94歳か。94歳ね、それで買い出しに出て生き生きと台所仕事。
私なんて・・・
この松だって年では老女にはかなわない。
昨日の私のラインは着信音でにぎやか。色々な情報がとびかった。
夜は横浜友と。いわく。
「私もアキヤマさん行よ」「私もアキヤマさんへ」
冬至の日ゆずを買ってきたのに、ご主人も自分も風呂から上がって気が付いたんですって。
ゆずの入れ忘れに。あははは、ね。
なんでも二重ガラスになっている戸を1枚だけ開けて入ろうとし、
おでこと膝をしたたか打ち付けたんですって。
ライン入力間違い多しの嘆きも。
二人とも夫と一緒にアキヤマさんに行っていただこう。さぞかし心強いことだろうよ、3人とも。
「つるみたくありません、私は私で生きていきます」のこちら。
ひとつぽつんと。ぶらぶら歩きで見つけたわ。
妙本寺まで行ったときの道で
妙本寺の境内 海棠がたったひとつ咲き残っていた
近所の道に
さて、年内は後5日しかないとみるか、まだ5日あるとみるか。はてさて。
そうだ！
明日朝のtv「あさいち プレミアムトーク」観ることを忘れないようにしなくちゃ。
ふだん見たことないから、もう今から忘れることが心配。
なにしろ草彅剛さんのインタビューなんだから。1月の舞台のことも話すってから嬉しくて。
夜のうちに録画予約しとこう。
イブなんて関係ないやとすねて、きんぴらやポテトサラダなどをつまんでいつものビールを飲む。
早々に夫も寝たことだし、ゆったりと昨夜は録画しておいた小田和正さんの
『小田和正音楽特番「風のようにうたが流れていた」』を観た。3月の放送とあるから再放送だったのね。
常連のいきものがたりの水野君やJUJUさんに交じって背の高い女の人が真ん中にいるなと思ったら杏さんだった。めずらしい。
松田聖子さんの♪SWEET MEMORLIESを素敵に歌って。
ペンギンのコマーシャルで見てて好きな歌だったからね。
お顔と同じようにあまり特徴はないけれど、聴きやすくてすーっと胸に飛び込んで、しみじみしたわ。
トライセラトップスの和田唱さんとの「ムービーメドレー」は楽しくて。
客席を巻き込んだ♪ケ・セラ・セラ
♪ケ・セラ・セラ なるようになるわ 先のことなど判らない 判らない ケ・セラ・セラ
そうだわ、先のことなど分からないからケセラセラだわ。これで行こう！
ちなみに恒例の小田さん『クリスマスの約束2019』は12月25日(水)深夜24:10～25:40放送だそうです。
我が家の庭、あまりにさびしくて春まで待てないから、花付き苗を買ってきた。
それも極上の派手な色付きの苗。やはり年がそんな色を求めるのかしらね。
まあ、このとりとめのなさ。すごいよね。
そして元々植えてある苗もこんな時期に咲きだして。
1本だけどういうわけか花が咲きだして しっかり開いてきたの
＊カンパニュラも1本だけ
*アリッサム
*オキザリス
水仙は二つ花開いた。
こちらも紹介します。落ち着く素敵な色でしょ。
うーん、さてと。と自分に声掛けても何がさてと、かしら。
雲一つないいい天気。まぶしいほどの朝日が差して。
こちらの冬はこうでなくちゃ、ね。ありがたい。
でもストーブをつけてなかった部屋のパソコンは、電源入れたとたん聞いたこともないうなり声をあげて。
壊れたのかと思ったわ。寒い寒いと悲鳴を上げたのかしら、ちと不安。
先日夫に、掛布団についている糸くずを叩いて払ってと頼んだら、なんと。
「ばあちゃんを叩くのはいいけど、布団を叩くのはいやだ！」だと。
その挙句「うまいこと言うなあ」とひとり悦に入ってガハハハと馬鹿笑いしている。
「私だからへらへらしているけど。ほかの人に言ってみ、即離婚だよ」
あきれるも何も、よく耐えているわ、自分。見越したように夫は、
「耐えに耐えて〇十年だもんな」って。そうだよ、ったく。
遅刻友ご主人が言い放った「耐えに耐えて〇十年」は我が家でも夫に教えてすぐに応用しているの。
その後もまた「うまいこと言ったもんだ」と夫は思い出し笑いをしているから付き合いきれないわ。
この間の健康麻雀でチュウサンがあっけらかんと、
「俺、カミさんと2週間も夕飯一緒に食べていないよ」と言うからびっくりしてえっ！？
カミさんのことは私もよく知っているのよ、どうしたんだろうね。
ふーんと頭の中は事情詮索で忙しかったが、いらぬお世話と言うもの。
帰りに「今日はどうなの？」と訊いたら「高校の同級生とパーティーだって」
そっか今日も一人か・・・
私も買い物に行くときなど気分で時々「もう帰らないからね」と言ってみるけど。
ほんと家出しようかしら。
先程洗濯物を干していたら、今季初めて指先が冷たくかじかんできた。
冬至の昨日は1日中の曇り空、おまけに雨まで降りだしてまるで佐渡の冬のよう。
ゆず湯には入って温まって。
マサチャンママや遅刻友は元気かなと。
今年は親しい同級生の訃報を聞かなくてよかった。ほんとにほっとしている。
何しろ昨年は私の誕生日にオヤジ同級生、その後高校時代からの友ジュンコチャン、
そしてこちらに来てから会うようになった友が逝ってしまって。喪失感が半端じゃなかった。
身体中の痛みを訴え訴えられても生きているのがいちばん、なんて。
イタリア山庭園の庭に残る薔薇。
「薔薇」なんとなくこの漢字を使いたい気分。
冬の寒さの中細々でも最後の華やぎを見せて。愛でる。
裏門の階段を上った先に
外交官の家正面の庭に
困ったなあ。
掃除やもろもろ、いっかと思ってやる気がないのに。。。
気持ちばかり急いて落ち着かない。どんと構えろ自分！やんなくてよし！
昨日はミニバスこまわりくんのバス停でアキモトサンと一緒。久しぶり。
あっそういえば、こまわりくんは運転手不足のため本数が間引かれて少なくなったの。
こういうところにも世の問題は押し寄せてくるのね。
こまわりくんはめずらしく空いていたから二人して後部座席に座っておしゃべり。
なんでもコーラスのピアノの先生の発表会で渋谷に行くんですって。コーラスやってたのね、そっか。
夜出かけるのは嫌いだから山下公園のイルミネーションだって見たことないって。私もよ。
群れて出かけると趣味や興味が違うから、自分がもう少し見たいなと思ってもちょっとと言われて。
やっぱり一人か二人ね、なんて。あと食事も問題よと言うから、えっ？！考えたことないわ。
料理の問題じゃないの、いるじゃない？！ 講釈とか説明する人？と訊けば、
「食べているときにあれこれ悪口、おいしくないとかいろいろ言う人よ。楽しくなくなるじゃない。
なんでも悪いところ言う人いるじゃない、いやなの私」 どきっとするわ、思い当たる。
次からはその人とは一緒しないの。先が短いんだから楽しいほうがいいじゃない。
と言われて。
ほんとだわ、楽しいほうがいいに決まっている、二人とも人生黄昏時なんだから。
だから横浜友よ、私が髪切ったときに「フジタそっくり、変」なんて言っちゃったら大変よ。
その横浜友定例会、普段着中華を食べた後少し元町散策。
イルミネーションがちとさびしい。いけない！
イルミネーションが簡素、おとな。
13時ころでもこの暗さだったの。情緒たっぷり。
