まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ひと足早い3月

2020-01-31 07:24:44 | くらし

 今朝

先程洗濯物を干していたら、ほんの一瞬あられが。忙しい空だ。

空と同じく今日はとても忙しい。
これからすぐ半年に1回の持病診察に出かけなくてはならない。
でもいいの、命に関係のない痛くも痒くもない持病だから、
(その代わりとても疲れやすい症状ありよ)気楽に受診するわ。
先生とほんのちょこっとの無駄話してくる。

午後は健康麻雀。勝つ気満々。
そのあと、遅ればせながらの新年会だそう。ちょこっと参加して。

百貨店は私よりせっかちだ。
もう、吊るし雛のディスプレイ、華やかで心弾む。

 

 

 

 

 

 

ああ、早く「春よ来い」だわ。
2月を通り越していいから、って駄目だわねそんなこと。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それぞれの正月

2020-01-30 07:31:57 | くらし

 久しぶりの空

娘からの電話。
小学時代からのお友達と会って食事をするのは楽しいのだけれど、専業主婦の人とは
どうも話が噛み合わない、とこぼす。誰に似たのかここにも不満居士が。

そう言われてみれば、私が今定例会で会っている人たちは皆同業だった人たちだわ。
お互いの家庭事情はさておいて、仕事のことや懐事情やそこから出てくる愚痴は共通で
忖度などしないで済む。

 (借り物)

で、27日の元同僚定例会、お互いの家庭事情が絡んだ正月話に花が咲く。

「正月が楽しいなんて思ったことない」とトーミネサン。
孫や子の世話を一気に引き受けて(もう大きくなっているのにね)
振り回されているんですって。何もかも自分がやるから疲れて1週間くらい抜けないって。
「子供は親が年を取っていくのが分からないのかしら」とこぼす。

息子の世話といえばサトーサンも同じ。持病を持っている息子さんだから彼女は大変なの。
「まだ若いつもりでいるのね、息子に食わせる料理を1日で作ろうと朝から晩まで頑張ったから大変よ。帰ったら1週間寝込んじゃったわ」ですって。

 (自前)

傑作はイノウエサン。3人息子の一家総勢11人が集まって食事をするそうな。
彼女は料理が好きでいろいろ作り、なおかつ合理的な考えの持ち主だから、
出来合いのものをうまく利用してちょちょいと。だからそういう方面は苦にしない。
「今年は嫁に二段重の重箱を持ち帰らせたの、来年からあなたたちがここに詰めなさい
って。これで二つ余計なものが減ったわよ」
と言うから、皆一斉に「中身はどうしたのか、入れたのか」と訊くわけ。
「空よ、重箱だけよ。まだ三段重のが残っているわ」
ときたから、えっーと言いつつ大笑い。

 (自前)

オーヤサン、は正月話はなし。終活話で。
バスタオルを整理した際、これは孫が生まれたら使えるな、なんて考えていたんですって、
その時は。残念ながらその夢はもろもろの事情で壊れてしまったけれど。
そして、ついにワンちゃんを飼ったのよ。最初フレンチブルを予約したんだけど、
後から見たパピヨンがすごく気に入ってそちらに乗り換えたの、と話す。
で、イノウエサン、
「あなたそのバスタオル、その犬に使えるわよ。いっぱいいるわよ」
そうね。

オーヤサンは続ける。この頃毎日朝起きると、
手は動く、足も大丈夫。耳も聞こえる、目も見える。今日も元気だわと感謝するの。
よかったってしみじみ思うわよ。
浅はかな私はつい訊いてしまうわけ。毎朝体操とかしているの?って。
オーヤサン。
「私クリスチャンだからお祈りするのよ、その時にね」
ああああ、私は恥じ入る。

この定例会はなんたってだらだらしない。11時半に集合して1時半には解散よ。
次回は私が幹事で計画する。
「桜を見る会」にしようということで一致。はい。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街の植え込みにも花が

2020-01-29 09:04:14 | 植物

昨夜、娘からの電話。
最後にチュッパも出て「おめでとう」って。
これまで電話なんぞで一切話さなかったチュッパが、と思うと嬉しくて。
チュッパの誕生日が近いからプレゼントのリクエストを訊いていたの。
クリスマス、お正月ときて誕生日が続くからおもちゃの類はいらないって。
そうか。で、『おしりたんてい』シリーズからの2冊がいいそうだ。分かった。
娘が友達に会うなどで留守すると、
お父さんとチュッパは二人して嬉しそうに勇んで外出するというから笑った。

草彅さんの舞台へと勇んで神川芸術劇場へ歩いていた道すがら。
あちらこちらの植え込みに花、名残りの花や春待つ花。

市役所駐車場

道路も


このデザインは初見 

横浜公園 たくさんのチューリップの芽が出ていた


このハボタン文字 お分かりいただけます?

彼我庭園

後は劇場までの道の植え込みに

剛君の舞台も2月2日で終わりだ。大評判の舞台、うーん、もう一度観たかったな。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残りの写真を見ながら 吉田茂邸庭園散策 

2020-01-28 09:10:14 | くらし

いやあびっくり。
夫が階段下から「食べよう」と呼んでいる。えっ?!
時計を見れば7時15分前、ひょぇーっと飛び起きた。
あわてて半纏羽織って下りてみたら、
食卓にはいつもの貧乏ご飯が用意されているのよ。こんなこと記憶にない。
口伸べて待っているだけって、素晴らしく楽ちんなことなのね。ありがたや。
いつもの朝食だけれど感謝したわ、いちおう。

横殴りの冷たい雨。
じじばばは家で温まっている中、チュッパはお父さんと歩いて保育園へか・・・
せめてもの青空をと写真探して再び吉田邸に登場願う。
いつぞやの残りの写真よ。
茂さん(えらそう)になったつもりで、この国の理想像などを思索しながら散策して。

 

 

 

 

 

 

吉田茂邸庭園

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高齢を実感する

2020-01-27 08:49:02 | くらし

私もまた一つ年を取る。
こればかりはみな平等だからなあ、いやだと言っても始まらない。

容貌はいいのよ、若い時から何の自慢もないんだから。
頭の中がハチの巣状になってスカスカ、「なんだったっけ」が口癖。思い出せない。
いやはや。

日常のあらゆる場面で年を実感するけれど。
例えばふたが開けられない、鍋と自分の距離がうまく測れず取っ手とぶつかる、
レンジの電源は入れたがトースターの電源は忘れる・・・
もう数え上げればきりがない、手どころか足の指まで動員しなければならない。

今回は「年を実感」バス関係のことでね。

まず発車時刻10分前にはバス停に並ぶようになったの。
はるか昔両親が泊りに来て、さて帰るとなると1時間も前に駅に着くような時間に家を出ていた。
早すぎると言っても聞かなかったのよ。今じゃその気持ちが分かる。

そしてバス停にあるベンチにどっかと座るようになった。
「思いやりベンチ」なるものがあって、後から来た者でも年寄りは座るの。
敬老パスをもらった当初は、ベンチなんぞそっちのけ、見え張って立って並んでいた。
今じゃ、座っている老女が席を詰めてくれて「こっちに来なさいよ」なんて誘われる。
それでベンチに座って所在なく発車時刻を待っているわけ。
そこで背中を丸めていたりしたら目も当てられない。いやはや。

バス車中?混み具合を見て遠慮するときもあるが、もちろん座る。
降りるときは「バスが止まってから立ってください」の指示をしっかり守る。
止まる前に立ってドアのところで待つ、なんてことはしない。御身大切。
それから悠々と手すりにつかまって、よっこいしょと立ち上がり、
手すりにつかまってステップを踏んで地面に足をつく。
決して、ポンっとジャンプして降りるような若ぶったったことはしない。

ふふふ、年を取ると注意しなければいけないことが多くて大変よ。
なんてったって「今日がいちばん若い!」んだから、今日という日を大事にせねば。
いつぞや、主治医に「古希鬱です」と訴えた時、先生はしばし考えて、
「生きたくても生きられなかった人のことを思えば・・・」と。
今でもその言葉は時折思い出す、ほんとにその通りだわ。重い言葉。
私よりずっとお若い先生なのに、ね。いい先生。

また同級生の訃報が2つ入った。私もそういう年ということね。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴岡八幡宮へ

2020-01-26 09:06:48 | くらし

このところ連日ぐずついた空模様。例年の冬とは違う。
来週もそんな天気予報だから、
私たちが湯河原から帰った日が最後の青空だったのかしら。

「三人旅がいちばん」はいかんなく発揮された。
朝食の準備ができましたとフロントからの電話。
年下友は今支度しているのでゆっくり行きます、なんて返事。違うのよ。
何のことはない朝ドラを観たいだけ。年上友と連合軍を作って、
「大丈夫よ、そんなに焦って行かなくてもいいわよ」と強気。
そんなドラマ観ていない私は早く食べたいけれど、強力軍には負ける。2対1。
仕方ないと諦めていたらこちらにも強力な援軍が。
テレビがNHKだけ受診乱れる、おまけにしばらくしてフロントから催促のお電話。
3対2になった。さあ、いざ行かん朝食会場へ。

2日目は藤沢から江ノ電に乗って鎌倉まで。

八幡宮でお参りを済ませて帰宅、というスケジュール。
藤沢駅で降りて停車中の電車に乗るも、なんか変ね、と3人して違和感ありの協議。
そうよ、大きな道路渡ってそこから乗ったじゃない、そうよ、そうよの大合唱。
慌てて降りて改札口へ。駅員さん、
「ああ連絡口から来たんですね、江ノ電の乗り場はここを出て左へ、なんたらかんたら」
と親切に教えてくれた。しょうもないオバサン3人組。
あやうく小田急に乗って片瀬江ノ島に行くところだったわ。
危機に際しては3人組の知恵と知識と経験が発揮される。素晴らしき旅。

今更でもないけれど鎌倉八幡宮。

久しぶり、ほんとうに何年かぶりに段葛を歩く。ちょいと行かれるのに行かない八幡宮。

 

 

 

 

舞殿 記念写真便乗ごめんなさい

源平池

 

大丈夫!3人で祈ったんだからきっとうまくいく。安心せよ。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突きつけられる 舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』

2020-01-25 13:39:59 | くらし

いやいや凄かった、白井晃さんの演出も草彅剛さんのパフォーマンスも。

 

パンフレットの挨拶文
「ドイツ演劇界の巨匠ベルトルト・ブレヒトが第二次大戦中に書き下ろした本作は、
ヒトラーとナチスがあらゆる手段を使い独裁者として上り詰めていく過程を、シカゴの
ギャングの世界に置き換えて描いたものですが、その興隆の歴史は、どの国でも起こりうる
危険な現象であり、まさに現代の世相を予言したような作品です」
すべてはこの文に尽きる舞台だった。

終わった後、胸がざわざわしたまま会場を出ると、入り口付近にいた白髪で痩身の男性が
「ありがとうございました」と声をかけてくれた。
「胸がざわついて最後は怖くなりました」と感想を述べる。そこから少し立ち話。

この劇をストレートに演じると必ずクレームが出るんですよ。
そこでうちの白井が、話をクラブでショウをしているように見立てて、
最後の最後に伝えたいことをぶつけてきたわけ。
多くの人に見てもらいたいです。
昨日と一昨日は中止になってほんとに悔しかった。
草彅さんと白井が一番悔しかったでしょう。
草彅さんと白井が悔しかっただろうと2回も繰り返す。

正確ではないけれど内容は合っているはず。お名前を伺ったらその方は館長さんだった。
そう、製作者側の意図はしっかり明確に伝わったわ。
じわじわと胸がざわついてきはじめ、最後にはズーンと突き刺さったもの。
ぼんやり生きていていいのか。
今の世の中は大丈夫なのか。って。

舞台はバンド、オーサカ=モノレールがジェイムズ・ブラウンの曲をガンガン生演奏する。
そして客席を煽る。知らず知らずのうちにアルトゥロ・ウイに洗脳されていくような。
このバンドが実にかっこいいのよ。皆してコンサートみたく普通に拍手喝采よ。

 

ヒトラーとナチスの台頭に移し替えられているので、登場人物も事件も現実のモデルが存在する。
たとえば、立ち居振る舞いを役者から演技指導を受ける。(ヒトラーがそうしたように)

 
左が役者の小林勝也さん、右はゲッペルスの渡部豪太さん 象徴的なこのポーズも

 
ドイツ大統領役 古谷一行さん        神保悟志さん

恐喝や暴力や殺人、裏切りなどなどでウイは隣国まで制覇していく。
そして観客の私たちは、ウイの演説を聴いている聴衆として彼に賛成か否か問われる。
賛成の者は手を挙げて、と。
舞台、客席、役者たち、バンドが演奏や手拍子や動作で私たちを煽る煽る、熱狂の渦へと。
実際手を挙げた観客もいたのよ。ほんと。
上げないことが分かると機関銃で観客を撃つの。
ああ、実際こんなことが行われていたんだなと実感させられるわけ。

最後、下りてきたスクリーンにヒトラーの「熱狂」は入る言葉が映し出されて。
白井さんの言う「熱狂」という病。白井さんは続けてパンフに、
「私は今回の舞台でこの熱狂を作り上げ、皆さんに疑似的に体験してもらうことで、
その恐ろしさを考える一助にしてもらえればと思っています」と。

何度も書くけれど、バンドの演奏がジェイムズ・ブラウンの曲が、
草彅さんのシャウトする歌声が色気のあるダンスが観客の「熱狂」を生み出していく。
まさに恐ろしい、恐ろしさが分かる。


(写真はすべてネットからお借りしました)

休憩挟んで3時間の舞台、休演明けの昨日はカーテンコール3回、拍手鳴りやまずでした。
私、今日からは風邪をひいてもインフルエンザにかかってもいいです。

ちなみに隣の席の方は札幌からいらして、3日分のチケットが当たっていたのに2日休演だったそう。でも今日観られてよかったと。「ご縁があったらまた」
出ずっぱりのウイ草彅さんはアドリブで
♪電車で通うアルトゥロ・ウイ 横浜kaatアルトゥロ・ウイ なんてシャウトしていて。
松尾愉さんは体形に似ず切れっきれのダンス、いやバリータークの時から分かっていた。

 

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鎌倉八幡宮の牡丹

2020-01-24 08:47:37 | 植物

湯河原一泊旅行の帰りは鎌倉八幡宮のお参り。
お参りを済ませた後、神苑牡丹園に立ち寄って牡丹鑑賞。

まずは「八千代椿」さんがお出迎え。牡丹なのになぜか「椿」が付いている。

 

 

 

 

 

 

 

藁の傘が前のめり

 

そしてこれぞ牡丹 の一鉢。

今日は、午後草彅剛さんの舞台「アルトゥロ・ウィの興隆」観劇が控えているから
落ち着かないのです。そわそわしているのです。
舞台は無事に開くのか、どんな形をとるのか。

22日、突然神奈川芸術劇場から公演中止のお知らせがネット上に、いやびっくり。
出演者にインフルエンザ発症の人がいたためですって。23日も中止。
Twitter上に驚きと混乱と諦めの文字が、そして出演者への励ましの声も躍る。
新幹線車中で知った、飛行機に乗ったところです、今横浜です、仕方ありません。
やっと取った今日の1枚です、初最前席獲得でした、マチネソワレ2回の観劇を楽しみにしていた、等々。
剛君はじめ出演者の方たちのお詫びの声も。
松尾愉さんなんか中華街ぶらりしていて知ったそうな。
そして、22日23日観劇予定だった方にチケット譲りますの伝言も多数。
はあ、こんなこともあるんだとため息が出たわ。

昨日は劇場ホームページをたびたびチェック。
「24日については検討中です」の文字に絶望的になったけれど・・・
「公演します」と発表されたときはほんと安堵したわ、よかった。
初自力チケット獲得、大絶賛中の舞台、しかも地元。はい行ってきます。

チケットよし!オペラグラスよし!体調よし!(今のところ)
出発までまだ5時間もあるけれど。



 

 

 

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここで一句 大磯「鴫立庵」

2020-01-23 08:49:45 | 旅行

旅程の順序が後先するけれど。
途中下車の大磯、旧吉田邸訪問の前に「鴫立庵」。駅を出て右に折れ道なりに歩く。
突き当りの信号を渡ってすぐが「鴫立庵」。なんだかお蕎麦屋さんの屋号みたいだ、とは無知な。

 鴫立庵室

こんな立派な由来があるのに。

五智如来像

西行法師がこの辺りの海岸を吟遊して詠んだ名歌

言葉のオブジェに

庵に入って正面奥の「円位堂」に西行法師の等身大の座像が安置されていた
ずいぶん小柄な方

 

茶室

俳諧道場

私もここで1句、となれば素晴らしいのに・・・
いくら頭をひねっても最初の五文字も出て来やしない。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯河原温泉 昭和の旅館「源泉上野屋」

2020-01-22 08:55:57 | 旅行

3時過ぎにはチェックインした旅館「源泉上野屋」
いいですねぇ、昭和感満載。落ち着いた佇まいで。

年上友が予約の際、金目鯛の煮つけとアワビを追加してくれた。
おおーっ素晴らしい、高いから金目鯛なんてここ何年も食べたことがないの。
なんて気の利いたこと、楽しみが増えるというものだわ。
で旅の道中どこかで、金目鯛の話になった。
「えっ!?1匹?みんなで1匹?小さかったらどうするのさ」「小さいって言ってたわよ」と。
当然一人1匹だと思っていた私は言い募る。妄想する。
全長10センチくらいの金目鯛、それが我らの真ん中にどんと。
「あなたたちが片身、私がもう半分の片身ね」あはははだわ。友情が壊れるわ。
それからも思い出したようにしつこく金目鯛のことを言って年下友にあきれられた。
年上友に「チェックインの時金目鯛追加できるか聞いてね」と頼む。
優しい年上友は忠実に実行してくれた、が、すげなく断られて。
「しょうがないわね」と諦めた。ま、いっか小さい金目鯛で。

さて夕食時、お楽しみの夕食よ。金目鯛はいかに。
仲居さんが持ってきてくれた金目鯛はどどどーんと。いやあ大きかった。
30センチは優にあろうかという大きさ、これを小さいというなら大きいはどういうことだ。
満足満足満足よ。3人平等にきれいに分けて。年上友は骨までしゃぶって。おいしかったわ。


(部屋から見る 湯けむりが上がって)

創業三百年のこちら、内部もとても立派。というか懐かしい雰囲気が漂っている。

 


(最上階からの風景 いかにも温泉場よね)

ホテルもいいけれど、こういう趣のある旅館も捨てがたいわ。
今は迷路のような廊下や急な階段の上り下りができるけれど、
もうちょっと年取ったら泊まれないな、と思ったことは内緒。

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする