月曜日、朝、鎌倉に行きたいな、と思って。
海棠の花が終わりなことは承知の上で、それでも未練たらしく検索してみた。
鎌倉 海棠 お寺。鎌倉駅前から徒歩7、8分、『妙本寺』。 行ったことがない、全く知らない。
が、その立地条件で決定、地図を何回もにらんでだいたいを頭の中に入れる。
東口を出て信号を渡ってすぐ、大巧寺を突き抜け突き当りを右に曲がる。
道なりに歩いて川を渡ればそこが妙本寺。
総門に立った時からなんとなくの予感。幼稚園や住宅が2,3軒。
参道を奥の方から僧侶と坊やが
二人の様子が何とも微笑ましくて
幼稚園に行くところだそうで
更に石段を上ると
青モミジの向うに二天門
四天王(持国(東)・広目(西)・増長(南)・多聞(毘沙門)(北))のうち、持国天と多聞天を安置してあることから二天門というそうだ
堂々とした弁柄塗りの二天門
二天門をくぐると「祖師堂」 くぐった途端 身の内から胸に迫るものが
お寺を見て久しぶりにゾクゾクっとした感動がわいてきた
堂々とした屋根 十二間四面の祖師堂が古びているこその深い味わい
何もかもがこれがお寺のありかたと訴えているよう
日蓮宗の開祖である日蓮聖人(祖師)を祀るお堂は第47世日教聖人の時(天保年間、約170年前)に建立されたもので、
鎌倉では最大規模の大きさを誇るお堂、との説明。 そうなのか。
HP 住職ご挨拶
このお寺は、日蓮聖人と比企大學三郎能本公とのご縁によって、文応元年(1260)に開創され、
身延山久遠寺、池上本門寺と並ぶ七百五十年余の歴史を有する日蓮宗最古の寺院の一つです。
境内の植栽にも、山の木々にも、手を加えすぎないように手入れすることを心掛けており、
今も昔ながらの静かなたたずまいを保っているお寺だと、秘かに自負しております。
ご住職様、おっしゃる通り、その自負の念はしっかり伝わってきます。
境内に立っただけで伝わってきます、分かります。
花のお寺も大好きですが、「手を加えすぎない」潔いお寺は好きを超越した感情を呼び覚まします。
よいものに触れさせていただきました。感謝です。
数は少ないですが今まで行った鎌倉のお寺の中で、いちばんのお寺になった気がします。