チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ココさん、近況

2020年12月11日 04時00分09秒 | ここ

曇、9度、86%

 犬、パグ、4歳、女の子、ココさんです。一日中これほど寝るのかと思うほど良く寝ます。モモさんがこんなに寝るようになったのは8歳過ぎからだったように思います。私が帰宅しても起きて迎えにくることもありません。

 相変わらず、洋服を着ることもを嫌がります。センサーのせいで留守中空調が効きません。床近くにいるココさんを察知しないからだと思います。出がけにベストを着せました。帰ってみると、 脱ぎ捨てられています。

 先日、庭に猫がフンをしました。すぐに取り除き、漂白液で匂いを消しました。その数日後、庭に出たココさん、やたらに地面を嗅いで回ります。どんぴしゃり、猫がフンをした跡にたどり着きました。しばらく匂いを嗅いで、 マーキングです。庭でピーをしたのは2年ぶりのことでした。翌日もまた同じところでマーキングです。 余程お気に召さない様子です。「漂白液の匂いでもごまかされないぞ。」と意気込んでマーキング仕事に励みます。

 よく寝るのは昼間のことです。我が家に来て以来、夜中に一度はベットの上を駆け回っていましたが、寒くなって以来その時間が長くなりました。夜中にココさんが起きると気付いても私は寝たふりをしています。起きて相手でもすれば、興奮してしまいます。目を閉じて再びお布団に入ってくるのをじっと待ちます。時間にして15分ぐらいでした。ところが最近はお布団を出たり入ったり、その度に冷たい空気がお布団の中に流れ込みます。それでもじっと収まるのを待ちます。ベットの上ではガリガリ体を掻いては、私の体の上も平気で走り回ります。おそらく30分は続きます。やっと落ち着いて寝入ったと思い、私の再び眠ります。これが毎晩です。昨晩は少し短かったようね気がします。おかげで寝不足、定刻に目が冷める私が30分も寝坊することもありました。

 よく寝て、よく食べて、お散歩には喜んで出かけます。おかげさまで今年は予防接種以外に病院に行くこともありませんでした。先日、動物病院の看護婦さんに散歩途中でばったりお会いしました。「ココちゃん、しばらく会ってませんね。」大喜びのココさんです。考えたら、コロナで私が旅行に出かけないので病院にお預けすることがなくなったからです。

 気温が下がって、「ゼーゼー」が少なくなりました。少しづつお散歩の距離が長くなりました。遠くまで歩いて行くお散歩が復活するのも間近です。腰を据えての「ココ座り」は年々磨きをかけています。

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ワンボールでシフォンケーキを作る

2020年12月10日 04時00分04秒 | おやつ

晴、6度、90%

 60歳を過ぎて食べる量が減りました。もともと味の薄いものが好きでしたが、その傾向が強くなって来ました。お菓子作りも菓子型は小さいサイズばかり手元に残しました。お家で食べるおやつです。基本の生地にその時の気分で添えるものを変えたり、クリームを変えておやつにします。菓子型のサイズを小さくした時に基本の生地のレシピを作り替えました。小ぶりなロールケーキ、小ぶりなショートケーキ、小ぶりなシフォンケーキです。

 ケーキを焼けば流しは洗い物でいっぱいになります。クリームを使えばボールの数も3つ、泡立ても3本。出来たら、洗い物も少なく簡単に作ろうと思います。ケーキの類は卵を白身と黄身に分けて作る「別立て」を用いています。別々に泡立てるのでボールの数が増えます。手始めに、ロールケーキの生地、スポンジケーキの生地を一つのボールで出来ないか試しました。こちらは簡単に、思うような柔らかさ、焼いた時の立ち上がりの高さが得られました。しめしめ。毎日食べるおやつですので、どこまでお砂糖、粉を減らせるかも試しました。

 問題はシフォンケーキです。シフォンケーキはあの持ち上がりが決め手です。ふわっと大きく立ち上がらせるためにはしっかりした「メレンゲ」、白身を泡立てなくてはなりません。お砂糖の量も減らせません。最初一つのボールで作った時は、やはり量が出ませんでした。立ち上がらないのです。お砂糖の量の具合もあったと思います。繰り返し焼き比べてみました。キメの荒いシフォンケーキが焼けたこともあります。徐々に一つのボールで粉、お砂糖をやや減らしてもいつものシフォンケーキが焼けるようになりました。「これ!」と思うまでにはあと一息です。

 パンにしてもお菓子にしても、買った方がお安いかもしれません。台所が洗い物でいっぱいになることもありません。すぐに食べれます。40代の初めでしたか、パン作りもお菓子作りも辞めようと思ったことがありました。どれもこれもうまく出来なかった頃のことです。プロではありません。食べるのはもっぱら私です。でも20代から細々と好きなレシピを見つけては続けて来たことを容易く辞めることが出来ませんでしした。

 簡単でいくらでも食べれそうなケーキのレシピが出来そうです。もっとおばあちゃんになっても泡立て機を持て台所に立つことが出来ます。年齢とともにレシピを作り変えることがあるなんて、若い頃には思いも付かなかったことです。

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洋梨

2020年12月09日 04時00分01秒 | 日々のこと

曇、8度、78%

 40年ほど前に山形県で洋梨の栽培が始まったと記憶しています。当時はまだ東京に住まっていました。毎土曜日の午後には雪谷の商店街に買い物に出かけます。お目当はお野菜とお魚でした。行きつけの八百屋さんは角地にあって店構えは広く、昔の八百屋ですから雑然と野菜、果物が売られていました。お安いだけではありませんでした。この店は「ケンちゃん」というお兄さんとお母さんで切り盛りしていました。この「ケンちゃん」が野菜や果物に詳しく、新しい野菜の食べ方を忙しく立ち働く間にお客さんにレクチャーしていました。例えば「ブロッコリーは茎まで食べれるから捨てたらいけないよ。」という具合です。今では常識ですが茎を捨てる人が多かった頃の話です。

 ちょうど初冬、今頃のことでした。店先には籠に盛られた「洋梨」が売られています。珍しい「洋梨」ですが見向く人はいません。山形産の「ラフランス」でした。「ケンちゃん」の話では試しに少し仕入れたのだとか。「一箱、取ってくれる。」となんとまあ、貧しい生活の中で大きなことを言ったものです。数日後、洋梨一箱を店を閉めた後の「ケンちゃん」が我が家に届けてくれました。箱のふたを開けると充満していた「洋梨」の香りがふわっと立ち上がりました。この時の香りを今だに忘れることができません。

 香港では「洋梨」はアメリカやニュージーランドからの輸入ものばかりです。遠くから運ばれてくるので緑のまま箱詰めされるのでしょうが、なんとこの緑のまま食べるのが香港流です。真似をして緑のまま食べました。全く食感が違います。日本の梨のように「シャキシャキ」です。ブツブツも口に当たらず、さっぱりとしてこれもまた美味しいものでした。完熟させようとしましたがこの緑の「洋梨」は途中で腐ってしまいました。そしてなぜか香港で食べた「洋梨」の香りを思い出すことができません。

 昨日、小包を頂戴しました。箱のテープを外しただけで、中の物がわかりました。「洋梨だわ!」当たりでした。箱いっぱい「洋梨」の甘い香りです。初めてみる品種です。新潟産「ルレクティエ」という品種だそうです。大きい「洋梨」です。

 一晩経ちました。嬉しくてテーブルの上に置いて寝ました。起きて来たら居間は「洋梨」の香りでいっぱいでした。40年前の「ラフランス」の香りを思い出しました。あの一箱の「ラフランス」が洋梨との付き合いの始りでした。「ワイン煮」を作ったりした若かった頃の自分を思い出します。

 「ルレクティエ」、もう少し熟すのを待ちましょう。楽しみは待つ方が。

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ブログのコメント

2020年12月08日 06時48分58秒 | 日々のこと

曇、10度、84%

 ブログを始めて10数年が経ちます。当初はFacebookはまだなく、コメントは直接ブログにいただきました。Facebookとの連携が始まるとほとんどの方がFacebookにコメントをくださるようになりました。つい先日、ブログにコメントが入っていました。

 「ママ、ママに会いたいよ。中略 いつか必ず連絡します。」どなたか間違って私のブログに入れてしまったのだと思いました。その日のブログの話題と全く関係のないコメントです。時には嫌がらせのコメントが入ることもあります。短い4行ほどのこのコメントを心の中で幾度か繰り返して読みました。

 読み返すうちに、ある年若い友人の声が聞こえるように思いました。私のことを「ママ」と呼ぶ人は世界中でたった一人、息子と年の変わらない親子のような友人です。初めて会ったのは20数年前、最後にあったのは10年前だと思います。大学生だった彼女は最後に会った時には幼稚園に通う息子を連れていました。その男の子が有名小学に入学しました。学校側から「ソーシャルネットワークなどする母親の子供は成績が伸びません。」ときついお言葉があったのでメールも含めてやめるね、と知らされました。「私もそう思うよ。元気ならいつでも会えるしね。」その後、噂で次の子供にも恵まれたと聞きました。

 彼女の子供たちが巣立つ頃には会いに行くつもりでいました。親子ほども年が違うのに「ママ、そんなことしたらダメ。」「ママ、こうでしょう!」そんな彼女の言葉に思わず素直に頷く私でした。香港にも一人でやって来ました。連絡もなくなったこの10年近く、私も彼女のことを忘れたことがありません。考えてみると、帰国を機にメールのアドレス、電話番号が変わりました。そう、彼女は私に連絡を取るには昔から続いているブログに書き込むしか方法がないのです。

 ブログにいただくコメントは励ましになったり、自分を戒めることになったり、ありがたい言葉だと思っています。いえ、このコメント、人違いで書き込まれたのかもしれません。でも、心温まる嬉しいコメントでした。コメントの返事に書き忘れたことがありました。「私もずっと大好きだよ。」

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クスクス

2020年12月07日 04時00分13秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、7度、86%

 先日、友人が「クスクスを食べたのは、真奈さんのお家で作ってもらった時が初めてだったのよ。」と話してくれました。20年も前のことです。そういえば帰国以来、「クスクス」を作っていません。

 「クスクス」は小さなパスタです。北アフリカ、中東発祥のパスタです。他の大きなパスタ同様、デュラル小麦粉が原料です。北アフリカや中東料理では主食、メインの付け合わせで出されることが多いそうです。「クスクス」はイタリア、フランスでもスープやサラダで使われます。

 見つけた「クスクス」はパッケージは砂漠の写真ですが、原産国はイタリアです。 大きさは一番小さなタイプです。 大きめの砂粒くらいの「クスクス」に熱湯を注ぎ吸水させます。以前は膨らんだ「クスクス」を蒸しあげて料理に使っていました。最近は熱湯で吸水させればすぐに食べることができます。他のパスタも茹で時間が短くなりました。パスタの製法に進化があったのだと思います。

 中東などでは肉料理の下にスパイスで味付けされた「クスクス」が見られます。肉や野菜のスープに「クスクス」が入ることもあります。熱湯を注ぐ時にひとつまみ塩を入れて10分ほど蒸らします。このまま食べても噛み締めるとパスタの旨味がします。イタリアではトマト料理に合わせることが多いようです。

 私はサラダをにすることが多く、合わせるものは生の野菜、ハムやソーセージです。付け合わせにするつもりで、「サンドライドトマト」と「イタリアンパセリ」を混ぜました。ボソッとしていますので、蒸しあげて温かなうちに、オリーブオイルを垂らすと香りも豊かになります。フランスで「タブレ」と呼ばれるものです。

 多めに作って置いて、スープにも入れます。一度お味噌汁に入れたことがありました。違和感なく食べることができました。デパートなどのパスタの棚に箱入りか真空パックで売られています。大きなパスタとは一味違う「クスクス」です。

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センサーって便利かな?

2020年12月06日 04時00分06秒 | 身の回りのもの

晴、5度、84%

 家の中の隅に数個「人感センサー」で灯る明かりを置いています。昼間や人気がなければ暗いままですが、暗くなって人の気配を感じると明かりが灯ります。夜、いちいちスイッチを押さずとも足元が明るくなるのは助かります。センサーは至る所で活躍しています。

 先日、昼間でも気温が上がらない日がありました。数時間家を空けなくてはなりません。ココさんの為に空調をつけたまま出かけることにしました。家に帰って、ココのいる部屋に入ってびっくり、空調のスイッチは入っているのに部屋はちっとも暖かくありません。ココさん、丸まって寝ていました。「人感センサー」付きの空調です。人の動きで人間を察知して風向きを変えたりします。留守の間、羽の動きを上下、左右ともに全開にしていたのに、部屋の中で人の動きがないためか暖房が作動していません。設定温度より低い室温でした。

 ガスレンジも「温度センサー」がついています。説明書によれば、ご飯を炊くモードに設定しているとおこげもつかず炊き上げるそうです。そんな設定をしていないにも関わらず、強火で炒め物をと思っていると急に火が小さくなります。レバーを大きな火の方に移動させてもすぐには反応しません。大抵のガスレンジはこの「温度センサー」と「自動消火装置」がついているそうです。うっかり火をつけたままにしても、火を消してくれる「自動消火」には一度助けられました。

 昨晩も空調をつけてテーブルで本を読んでいると、背中が寒く感じます。お風呂上りですから風邪でもひいたらと、空調を見上げると動いていません。私が動かないので無人だと勘違いしたのです。 そこで、センサーの下に行って手を振りました。やっと暖かな空気が流れ始めました。

 省エネ、お助け機能、火災防止、いろいろな意味合いを持ったセンサー機能ですが、時にはその便利さが裏目に出ます。本を読んでいるとき、定期的に空調に向かって手を振るなど滑稽です。時々、センサーって便利なのかな?と訝しく思うことがあります。

 冬の間、空調に手を振ることは続くでしょう。ガスレンジの火が急に小さくなって、「なんで!」ってぼやくこともしばしばのはずです。センサーなしの手動調節が私には向いているようです。

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宅配便

2020年12月05日 04時00分01秒 | 日々のこと

晴、7度、62%

 コロナ下で世界中で宅配便が盛んに使われています。外出がままならなかった時期には本当に助かりました。日常品から遠くの友人たちにちょっと贈り物という時にも、ネットで買い物をして宅配便で送ってもらいます。ネットのお店も充実したサービスを提供してくれます。物を運ぶ宅配業者は一時人手不足と言われていたのに、コロナ失業で人材確保が出来たと聞きます。

 日本に帰国して「宅配便」の便利さや使い分けを学びました。送られて来る方法で知ったこともたくさんですが、郵便局やヤマトの窓口の方に細かく教えていただきました。狭い香港では宅配便の必要性がなく、郵便でことが済みました。「こういう品はこうすれば安く早く送れます。」郵便局の窓口のお姉さんに教えていただいたことは大いに役立っています。

 この2年で、差出人の名前がわからない物を2度受け取りました。ネットの店に依頼して送ってもらったケースです。実際に出した店の名はわかるのですが、誰からの贈り物なのかがわかりません。店に問い合わせても、「個人情報ですので。」と送り主を教えてもらえませんでした。2年前の誕生日のことです。そこで覚しい友人に電話やメールで「何か送ってくれた?」と尋ねました。結局、いまだに分からず終いです。贈り物はパグの絵のガラスコップでした。つい先日もまた、送り主不明の荷物を受け取りました。箱から出て来たのは贈答用に包装されています。中身を見る前に、心当たりに「何か送ってくれた?」と尋ねましたが、皆さん違いました。仕方なく中身を点検、商品の産地名で「もしかして、あの方かな?」とメールを入れると、当たりでした。パグのコップも今回の贈り物もどれもが私を思って送ってくださったものです。送り主がわからないとお礼も出来ません。

 最近、ヤマトで荷物が送られて来るときは、予め「配達メール」が届きます。誰々から、何月何日に配達予定と書かれています。返信することで、時間と受け取り場所の変更ができる仕組みです。私の電話番号が送り状にあると認識して送られて来ます。受け取る私はその時間帯に荷物を待ちます。LINEとメール、両方に送られて来るので見落とすことがありません。 

 昨日も午前中からに荷物が届きました。届けてくれたのはいつものおじさんです。これから年末にかけて、配送業務はひときわ忙しい時期を迎えることと思います。実際に配達する人ばかりか見えないところで苦情や荷物の手配をする人たちのことを思うと、大変な仕事です。また、「不要不急の外出は控えてください。」との呼びかけを聞くようになりました。宅配にお世話になることが日常でも増えそうです。

 送られて来た土付き、葉付きのお大根をのんびりと点検中のココさんです。 荷物が着くといつも点検作業が始まります。

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干し柿の包み揚げ

2020年12月04日 04時00分01秒 | おやつ

晴、11度、60%

 今年は渋柿をいただいたのを初めに次々と柿をいただきました。庭の柿が豊作だからと小振りの柿を箱いっぱい、大きな富有柿も頂戴しました。

 富有柿はわざとりんごと一緒のカゴに入れました。 こうして置くこと1週間、富有柿はボヨボヨと柔らかくなりました。さあ食べごろです。柿のヘタをくり抜いて、丸のままお皿に載せます。スプーンで皮を破かないようにトロトロ柿を掻き出していただきます。歯ごたえいい柿の実とは思えない美味しさです。

 干し柿は日に日にシワシワになりました。乾燥すればするほど甘みが強くなると思っていた私ですが、中まで乾燥を始めると甘さが落ち着いて、鄙びた甘さに変わりました。干し柿は中がネットリするぐらいが一番甘いのだと気付きました。

 カラカラになる前の干し柿とエノキを残り物の餃子の皮で包んで揚げました。 餃子を作ると必ず皮の方が残ります。数枚ですから、冷蔵庫の残り物を包んで揚げ物にします。よく登場するのが納豆です。納豆におネギなどを混ぜ込めば上等なおつまみになります。格好つけても要は冷蔵庫の整理です。ねっとりの干し柿とエノキの味のなさの組み合わせです。揚げたてのアツアツを頬ばります。暖かい干し柿は甘さを増しています。おつまみのつもりで作ったのにこれではまるでおやつです。もっとたくさんエノキを入れればよかったなあ。

 揚げ物にするとそのものの味が濃くなって、揚げ油の旨味が付加されます。アツアツ、揚げたてが一番。なかなかの一品になりました。

 生柿にブランデーを振って冷蔵庫に寝かしています。そろそろ食べごろです。この秋は柿の恵みに満たされています。

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冬の朝の水

2020年12月03日 04時00分01秒 | 日々のこと

曇、11度、78%

 昭和の30年代、我が家には小さな円筒形の湯沸かし器がありました。流しの前に取り付けられていて、自動点火ではなくマッチを使って火をつけました。「ぼっ!」と大きな音が出たのを覚えています。その音が怖くて私はその湯沸かし器を使ったことがありません。

 冬の朝、水仕事をするのは勇気がいります。「えいっ。」と心の中で掛け声をかけて蛇口をひねります。最初のその瞬間、「冷たい。」と体全身に冷たさが伝わります。この一瞬が嫌なのです。思い出せば母も父も冬でも平気で水仕事をしていました。父に洗車の手伝いを頼まれても気が進みません。「井戸水だから、温かいよ。」と父が言います。20年ほど前まではポンプで吸い上げて井戸水を使っていました。母の話ではある時急に「水枯れ」を起こしたそうです。以来、水道水に変えました。

 母は例の円筒形の湯沸しの湯を使わずに蛇口の水で洗い物をしていました。聞いたことはないのですが、あの大きな点火の際の音が嫌いだったのではないでしょうか。大人になれば冬の朝でも冷たい水が平気になるものだと、父母の背中を見ていました。

 息子が生まれると私だって冬の朝の水仕事を平気で出来ると思っていましたが、いまだに「えいっ。」と掛け声をかけて始めます。

 改築後、この家の蛇口からはすぐにお湯が出るようになりました。ガスを点火することなく、ただコックを右左に回すだけで水とお湯の切り替えが出来ます。非常に便利です。今の住宅ではどこの家庭でも当たり前のことでしょう。若い世代の人は意識することなく、朝から夜までお湯をじゃんじゃん使って、洗顔や洗い物をします。夏の暑い時でもお湯で洗い物です。「贅沢だなあ。」と羨ましくその姿を見ます。

 恥ずかしい話ですが、「お湯を使うのはもったいない。」と今でも思う私です。お湯で顔を洗うような身分ではないとまで思います。お肉の脂で汚れたお皿もお湯で洗えばすぐに綺麗になるのに、まずは紙で脂を拭って、それでも落ちない時にやっと蛇口の上のコックを左に倒してお湯を出す始末です。

 私より年上の義母は家にいた頃、一年中お湯で洗い物をしていました。「羨ましいなあ。」と思いますがお湯を使うと胸が痛みます。金銭に換算すれば大した金額でないことは承知です。この胸の痛みはなんだろう?おそらく、冷たい水で冬でも水仕事をしていた両親の背中だと思います。

 寒くなり始めました。この冬も「えいっ。」と掛け声をかけて水仕事を始めます。

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パソコンの寿命

2020年12月02日 04時00分34秒 | 身の回りのもの

晴、7度、82%

 アイホン、Apple Watchは3年ほど前までは新機種が出るとすぐに買い替えていました。新しい物好きという訳ではありません。欲しい機能が発売の度に付加されます。ところがこの数年、新機種といっても目覚ましい変化が見られません。今持っているもので十分です。

 パソコンの寿命が5年だと知ったのは、つい先日です。今使っているラップトップ型のパソコンはあと数ヶ月で11年を迎えます。確かに店頭に並ぶ新しい商品に比べれば、重さが違います。現在使っていて不具合も不満も何もありません。パソコンも今の機能で私には満足です。

 3代目になるこのラップトップ型パソコンは、ヨーロッパへも南アジアへもそして2ヶ月に一度の香港と日本の往復にも常に一緒でした。このパソコンがないと不安です。スマホも必需品ですが、なぜかパソコンがないと落ち着きません。香港時代にお手伝いさんが鉄の蝋燭立てを落として表面位凹みができました。それ以外外傷もなく、いまだにスッと立ち上がってくれます。でも以前の2台のパソコンのようにある日急に不具合が生じるかもしれないと危ぶみ始めました。11年になる来年には新機種の購入しようと考えます。

 そう思った矢先、先月にはアイホンが新機種を発売しました。写真機能が優れています。しかもミニサイズが登場です。5Gはまだ興味がありませんが、いずれ世の中が5G世代になるはずです。Appleのサイトで散々調べた挙句、購入ボタン一歩手前でやめました。優先順位はパソコンです。Apple Watchの新製品は画面が大きくなれば重さも増します。使用中のApple Watchはアイホンを自宅におき忘れても、電話やメッセージを受け取ることができます。新しいものは必要ありません。でも新商品が出ると、着せ替え人形のようにベルトと本体を組み合わせて遊びます。

 自分の中で明確にまず何が一番必要かが見えて来ました。来年、パソコンの新しい機種が登場してくれないかな。しかも画期的な新機能搭載なんてと思います。それでも愛着のあるこのパソコン、まだまだ手元に置くつもりです。

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