晴れ,27度、87%
日本から山椒の小さな苗木を持ち帰ったのは,昨年の春のことでした。根がついた物,土が付いた物は、香港に持ち込み禁止のはずです。こっそりとトランクに忍ばせて持って帰りました。山椒の苗木を持ち込んだのは、これで2回目です。水やりや日のあたり具合に気難しい山椒です。前の物はデパートの地下の野菜売り場で買いました。今度の物は,植木屋さんで40センチほどに成長した苗木です。期待は大きく膨らみます。
去年は,そこそこに葉を付けましたが、秋口からは真っ裸の山椒です。それでも年を越して,2月の下旬には,枝の至る所に小さなこぶのような芽が付きました。見ていると,日増しに大きくなるような気すらします。ところが,春先に開いた新芽は。たったの10枚ほど、それっきり、またしても丸裸の山椒になりました。こぶのような芽は先がやや緑がかって,まだたくさん付いたままです。枯れてしまったのではないと信じて,夏の間,水遣りを欠かしませんでした。すると,8月の終わりごろから、 小さな芽が開き始めました。春先よりもずっとたくさんの新芽です。小学生の頃は大嫌いだった,観察、らしきものを毎日飽きもせず続けます。
山椒の香りは,ちょっと贅沢な和食のイメージです。でも,その香りがあるのとないとでは、主になる食べ物の格まで違って思えてきます。ゆっくり葉が大きくなるまで待ちました。
湯葉をたっぷりと炊いたので,秋の新物の木の芽を載せました。 山椒やシソ、ハーブを身近で育てていると、おかずの彩り,新鮮な香りに恵まれます。
でも,どうして秋になって芽吹いたのでしょうかね?