チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ご飯を炊いた日

2023年09月28日 | 日々のこと

晴れ、24度、84%

 ご飯を炊くのは週1、2回になりました。息子がいた頃は一日2回炊いていたこともありました。炊飯器をやめてどのくらいになるでしょうか?小さな家族なのに、時折炊き出しをするため大きな炊飯器を持っていました。炊飯器ってご飯を炊くのに時間がかかります。夫婦も歳をとり食べる量も減りました。土鍋か鉄鍋で炊いてお櫃に移します。

 土鍋で炊くだけでも美味しいご飯ができます。炊き上がりをよくかき混ぜで長く蒸らします。そのご飯をお櫃に移すと、余分な水分をおひつが吸ってくれてこれまた旨みが増す仕組みです。土鍋もお櫃も水に漬けてご飯の滑りを落とします。ゴシゴシ。炊飯器のようにスルッとは取れません。木も水を吸い、土も水を吸うので、洗うと日向で日光浴をさせます。飯台や蕎麦ざると同じく拭いただけでは仕舞えません。

 こう書いてみて思ったのですが、土鍋、お櫃を使うのは時間があるからできることです。一日数回炊くとなればこの手間は大仕事。旅館のお櫃ご飯は贅沢なもてなしの現れだと改めて気付かされました。

 秋は炊き込ご飯の登場が多くなります。海の幸山の幸をご飯に閉じ込める、日本人ならではの味覚です。デッキのベンチに並んだ土鍋、お櫃に秋らしい日差しがありました。気温は高くても気配は秋そのものです。この土鍋とお櫃の風景、私の好きな一日の一コマです。


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