雨、12度、75%
オーガニック化粧品の「ロクシタン」、化粧品を売っている一角に行くと明るい色調の「ロクシタン」の店舗は必ずと言っていいほどあります。南仏の発祥、自然由来を謳っている明るい店作りです。
1990年代の香港の「ロクシタン」の店舗はシックな感じでした。商品の数は少なく、当時は自然由来の化粧品がまだ珍しかった頃です。「オリーブ」や「ラベンダー」の石鹸は普通の石鹸の4倍ほどの大きさ、包丁で切って使っていました。華やかではないけどフランスらしいと思わせるパッケージが好きでした。石鹸のラッピングに使われていた紐などを大事に取っていました。
その頃買った「フェイスクリーム」は陶器の入れ物に入っていました。
形も色も手触りも優しい陶器のポットです。クリームを使い終わった後も「ポプリ」や小物を入れて身近に置いています。見ているだけで優しくなれそうなポットです。
庭の薔薇が咲き始めました。今年も「ポプリ」を作ります。古い「ポプリ」を捨てて新しい「ポプリ」ができるのを待っています。オイルで匂い付けをしない私の「ポプリ」は鼻を寄せないと甘い香りがしません。でも蓋をして香りを閉じ込めておくと、蓋を取った時に香りが立ちます。色が少し褪せた薔薇の花びらは、このクリーム色に馴染みます。
どこで作られたポットかしら? 裏を見ても「ロクシタン」の刻印しか見られません。ヨーロッパの陶器の優しさを全部集めたようなポットです。
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