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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

チョイサム(菜心)中国野菜

2016年11月25日 | 料理

曇り、18度、80%

 香港でおかゆや麺類を食べている人を見ると、緑鮮やかなお野菜が一皿、その横に置かれています。「油菜」ヤウチョイといって季節のお野菜を湯がいてオイスターソースをつけて食べる簡単な野菜料理です。季節のお野菜と言っても一年を通して一番多く見られるのが、チョイサム(菜心)です。八百屋さんでも1斤、2斤と買っていく人を多く見ますから、家庭でもたくさん食べます。こうした野菜の食べ方が、男女共世界一と言われる長寿の国の秘訣かとも思います。

 日本でも中国野菜が随分と定着してきました。広東語ではチョイサムという「菜心」、日本では「さいしん」と呼ばれているそうです。太い茎と緑の葉っぱが特徴のこの「菜心」、はて日本の家庭ではどんな食べ方をしているのか、一度見たデパートの地下で売られていた「菜心」はたったの3本ほどの束でした。

 「菜心」はアブラナ科の野菜です。小さな黄色い花をつけています。日本の食用「菜の花」ほどではありません。香港人はこの花も葉っぱもほとんど食べません。調理する前にむしり取っています。つまり食べるのは太い茎の分です。私は葉っぱも花も捨てるのがもったいなくて、 つけたまま料理します。料理なんて簡単なもの、たっぷりのお湯にオイルをちょっと垂らして、お塩を少し入れた湯で湯がきます。油で炒めるのと違って、お湯にオイルを落とすだけですが、このオイルが葉っぱのツヤを良くし味も深くします。主人と二人でこれだけたくさん食べます。太い茎は噛むとほんのり甘く、ちょっと青臭さを感じます。「ああ、美味しい。」しみじみと思えます。 

 まだ息子が香港にいた頃、この「菜心」の黄色い花を集めてお弁当に彩りに入れていました。あの頃は日本の「菜の花」が恋しかったのでそんなことをしていたのだと思います。

 お鍋にも炒め物にも万能な「菜心」です。見かけたら、香港式にたっぷりのお湯にオイルを落として簡単に食べてみてください。その茎の美味しさに驚かれると思います。

 


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