晴、7度、83%
昨年、チューリップが庭に先揃った頃は連日雨でした。大きな花弁のチューリップは花に雨を蓄えて前傾し短い期間で花が散りました。庭でお昼のお弁当を広げることが出来ませんでした。
ここ数日気温は低いながらも昨日は青空が広がっています。行儀よくチューリップが一列に並んで笑っています。「お昼は庭でお弁当!」
やっと新芽が吹き出した「モチノキ」の下、いつもの場所に布を広げました。台所でお弁当を作る私がソワソワしているからでしょう、ココも台所を出たり入ったり。庭に出ると、わかってますよとばかりにお弁当の横に座ります。 チューリップを見るだけ、庭の春の息吹を感じるだけのお昼ご飯です。
いつものように俄仕立てのお弁当です。 「生姜ご飯」「卵焼き」「わかめのナルム」白い花は庭の「わさびの花」です。
中国の乾燥湯葉「腐竹」、人参、大根、イカの甘味噌炒め。先日作った「マグロのコンフィ」オリーブオイル煮を桜餅の葉で包みました。脂身の多い「マグロ」はほろりと溶けるような食感です。桜の葉で包むことで塩気と香りがマグロに乗りました。
濃厚なマグロには「生姜ご飯」がいい塩梅です。
目の前には赤みを帯びたチューリップ、高い「モチノキ」の梢にはスズメが停まっています。地面に座っていても冷たくありません。この土が庭の植物の元です。
まだ「原種のチューリップ」と友人からいただいた2種類が開いていません。全部が先揃ったら、「ココ、またお庭でお弁当にしようね。」小一時間、春の楽しみ「庭でのお弁当」でした。