雨、16度、88%
老眼鏡を作ったのは7年ほど前のことです。まだよく見えていたのに主人の勧めで作りました。もともと遠視傾向の目です。早いうちに老眼になるだろうと思っていました。初めてかける眼鏡は度が強すぎて頭痛が起きます。本格的に眼鏡のお世話になるようになったのは3年前からです。それも本を読むとき、刺繍や針仕事をする時だけでした。
帰国後、日本の眼鏡屋さんで作った眼鏡が真ん中のものです。きちんと目の検査をして作ったにも関わらず度が強すぎて、ドンと目に衝撃が来る感じでした。使わずにこの2年間仕舞ってありました。今の家は日本家屋の古い家です。天井も高く薄暗い、照明も十分でないので老眼が進んだようです。ドンと目の奥に刺激がある眼鏡は怖くて手が出ません。数ヶ月前簡易の眼鏡を買いました。右端です。ちょうど良く見えていたのにこの2週間、スペルが詰まって見えます。「t」と「r」がよくわからない始末です。仕舞ってあった真ん中の眼鏡を出して来ました。すっきり、はっきり。頭痛も起こりません。
年齢を重ねると不自由なことが多くなりました。私の場合、目に一番影響が出ています。いつまでも本を読みたい、細かい刺繍もしたいと若い頃から目には気を使って来たつもりです。それでも身体能力は衰えるものです。右手のグリップも弱くなりました。目も手も考えてみれば酷使しています。補助が必要なお年頃になりました。今日は両脇の2つの眼鏡のレンズを真ん中のものと同じに換えてもらいに眼鏡屋さんに出向くつもりです。まだ、眼鏡を探し回ることはありませんが、その内、家のあちこちに眼鏡を置いておかねばならなくなるはずです。
眼鏡は道具、と言っても顔にのせますから色、形を選びます。ちょっと冒険した真ん中の眼鏡は不似合いに思います。これも慣れかな。