goo blog サービス終了のお知らせ 

チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

中国での朝ご飯

2016年09月22日 | 日々のこと

晴れ、26度、80%

 旅先の朝ご飯、出来たら地元の人に混じってその土地土地の匂いを嗅ぎたいと思います。朝早くから力仕事に出る人、オフィスの出かける若い女性だって朝ご飯を食べによるような店の小さな椅子に座っていると、その土地がぐっと私に近付いて来てくれます。そうは思っていても、ホテルの朝ご飯を頂かなくてはならないこともあります。

 中国のホテル、以前はコーヒーが美味しいところがありませんでした。外に出てもスターバックスなどない頃の話です。最近ではホテルのコーヒーも少し美味しくなりました。といっても5星のホテルです。きちんとしたホテルの朝食はベットのシーツと同じで気持ちのよいものがあります。朝食の空間そのものが清潔さと明るさに溢れていて、「ああ、これがホテルよね。」と一日のスタートを切ります。

 世界中から仕事で中国に出かける人が多くなって以来、中国のホテルの朝食もコンチネンタルから韓国風もちろん中華の朝ご飯も揃っています。私は中国に行けば朝から中華で大満足。大きな蒸籠から立ち上がる湯気を見れば、胸はワクワク、どのお饅頭にしようかと片端から蓋をとります。 手前は普通のおまんとう。奥はお野菜だけのおまんとう。 奥は健康志向の麦芽入りおまんとう。手前は普通のチャーシューの入ったおまんとう。ホテルですから小ぶりです。私が一番好きなのは、お野菜とシイタケのおまんとう。 大連の寒い冬の朝、屋台のお饅頭屋さんで大きな大きなこのおまんとうを食べました。ひとつでお腹いっぱい。半分に割ったその瞬間のシイタケの香りがとりこになります。

 オムレツやソーセージを焼いてくれるサービスもありましたが、やっぱり温かな麺を作ってもらいます。 香港も含めて、広東料理には様々な麺があります。生麺乾麺、市場に行けば麺専門の店がある程です。右から普通の麺、真ん中が河麺、左が頼粉。頼粉は澄粉が入った透明感のあるプルッとした麺です。この頼粉と左端の蔓状の葉っぱを頼みました。湯がいてくれて、チキンスープに入れてくれます。 その横にはトッピングも用意されています。トマトと卵の炒めもの、薫製お豆腐の煮たもの、鴨の肉の煮たもの。頼粉には鴨肉がつきものですが、私は薫製お豆腐をのせました。そしてインチョイ(パクチー)をたっぷりと、白いちょっと大きめなお豆腐は腐豆腐です。豆腐の塩水漬けです。

 この日の朝のヨーグルトは、 小豆のヨーグルトかと思えば、なんとナツメのヨーグルトでした。中国のヨーグルトは非常に甘いのでこの小ささで十分です。

 このダイニングに入って来る白人の方は、皆まずパンを焼きます。次にジュース、卵とコールドミート、シリアルを少し。全くお国での食べ物と変わらないチョイスです。一人、大切れのパンプディングを食べている人がいました。食べたいなあと思いながら、お腹一杯になったので諦めました。

 深圳ローカルの朝ご飯をいつか紹介したいものです。