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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

マドレーヌ

2014年08月02日 | 

晴れ、25度、87%

 今日はお菓子のマドレーヌの話ではありません。

 絵本のマドレーヌの話です。「げんきなマドレーヌ」福音館から瀬田貞二の訳で出ている絵本は息子にと求めた本です。ルドウィッヒベーメルマンスが書いた一連のマドレーヌシリーズです。

 主人公は、もちろんマドレーヌ。ルドウィッヒの奥さんの名前だそうです。「マドレーヌといぬ」と「げんきなマドレーヌ」は瀬田貞二のの素晴らしい訳で、日本語でも読み聞かせし易い本になっています。何度も何度も、この本を読みました。息子に読み聞かせただけでなく、この30年近く、私ひとりでも何度も読みました。ルドウィッヒの描くパリの風景も素敵です。香港に来て、パフィン社から出ている英語のものも求めました。 「MADELINE and THE BAD HAT」

  「MADELINE and THE GYPSIES」英語もやはりリズム感のあるきれいな文です。

 30年近く前、マドレーヌを読み聞かせた息子が、今年は父親になりました。もうすぐ6か月を迎えます。息子は娘に先日、マドレーヌのぬいぐるみを買って帰ったそうです。 最近は声をたてて笑うようにもなった私の孫娘、このマドレーヌの人形をとても喜んでいると知らせてくれました。

 さて、いよいよ、このマドレーヌの本を息子のところに送る時期が来たようです。息子に読み聞かせその後も私の側にいてくれた本、実はなかなか踏ん切りが付かないでいます。孫には新しいものを買ってやろうか?とも迷っています。

 実家の整理でも残した本はほとんどは、私の小さいときからの本、息子に読み聞かせた本です。いつかはそれらをまだ見ぬ孫に贈るつもりでいました。それなのに、いざそうなると、手元に置きたい気がします。子供の本、児童書などといいますが、ふとした時に手に取って繰り返し読んできた本です。

 私の本には、母の手でいつ買われたか書かれています。息子の本には私の手で、いつどこで何の記念日に買ったかが書かれています。本のよさはこうして時代を超えて受け継ぐところにあるのでしょうね。少しずつ、私の手元から本が孫の元へと流れて行きます。

  パリの風景とともに、何度も何度も読んだ本です。