大雨、26度、94%、シグナル8、黄色雲
鼻にツンと来る和からしや、ターメリックで色付けされたフレンチマスタードとちょっと趣の違うマスタード。フランスのモー地方のポメリー社の粒マスタードです。
パンに付けてもソーセージなどに付けても、美味しく頂けます。ブラックマスタードを酢やワインで漬けた物ですから、私はマスタードというよりビネガー感覚で使います。ホワイトソースに混ぜて魚と合わせる、ラムラックに塗って、オーブンで焼く、かなりオールマイティーな調味料です。
初めて買ったのは、30年ほど前、きっと紀伊国屋で求めたのではないでしょうか、赤い食蝋でコルクが封印されています。家人と二人してこの食蝋を削った覚えがあります。少しぬるま湯で暖めると取り易いと気付いたのは最近のこと。
バインダーを覗いて、あらあら、初めて出会った時からちっともこのパッケージ変わってませんね。この壷も、紙のラベルも。この壷、鉛筆が入っていたり、トイレの花入になったり、我が家のあちこちにあります。
300年来変わらぬ作り方で、保存料も使われていないそうです。
よく、きつくないとかまろやかだとか、このマスタードを表現しているのに出くわします。ツンとは来ませんが、ビネガーの酸味が口に拡がります。キャベツをざく切りにして、ざっと湯がいた物に混ぜるだけで、ザワークラフトのような物の出来上がり。バターやマヨネーズに混ぜても、目先が変わります。我が家の定番調味料です。