晴れ、東京
今日、7月16日まで東京国立新美術館で開催されているのが、エルミタージュ美術館の絵画展です。そう、今回の帰国の一番の目的、これです。
ロシア サントスペテロスブルクにあるエルミタージュ美術館、女帝エカテリーナが威信をかけて集めた美術品が納められているそうです。その数は300万点を超えるそうです。
今回の展覧会は、西洋美術史の400年、4世紀を時系列に5つに分けて、86点の絵画が紹介されていました。
最終日の一日前、しかも連休の中日です。日本に着いてから、まずは入場券の準備。チケットぴあがなくなって、今では、コンビニでも券は求められるようになっています。9時30分、開場です。9時20分には、既に50人ほどの人がいました。いつもながら、この行列には、疲れます。冷房の温度は低いので、館内に並んでじっとしているのに、襟足には汗が。
チケットやポスターの写真にもなっている、マチスの赤い部屋、多くの方が、きっと、この絵がお目当てではないでしょうか?ルネッサンス期から時系列に展示されています。入場するや、このマチスの絵をめがけて一直線。つまり、最後の部屋に展示されています。恥ずかし気もなく、手前の4つの部屋を小走りで素通りしました。前の4つの部屋とは、趣の違う真っ白な壁に、赤の微妙なトーンが違う大きな、マチスの赤い部屋。
私のような方が、もう一人いらしたのですが、十分にこの絵を堪能しました。小さい私は、うまく潜り込むことも得意ですが、人集りがあまりに大きいと全く見えません。
この最後の部屋から、順に時間を遡って、絵を見て行きました。
小一時間ほどの贅沢な時間です。年に1、2回、家人が黙って許してくれる、私の贅沢です。