チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

私の好きな道 香港 ボーエンロード

2012年07月04日 | 香港

晴れ、26度、89%

 私の好きな道、ほんとはこのボーエンロードを一番はじめに紹介するべきだったのですが、早朝、走りに行く時にカメラ持参という訳にも行かず、今になってしまいました。ボーエンロードは、香港島の北を東西に山の中腹を走る片道4キロの道です。

 朝から夜まで、走る人、散歩をする人と人通りが絶えません。 ほぼ500メートルごとに標識が出ています。我が家から、ボーエンロードの西の入り口まで約1キロ。

 犬の散歩道でもあります。 我が家のモモさんは、ここまで散歩に来れません。モモさんの友達ではないのですが、目に留まる犬はパグばかり。

  500メーターを過ぎると、金鐘のビルが、木々の間枯れ見え隠れします。

 西側の1キロまでは、車が入れます。 公園が、山の合間に現れます。 駐車場には、 散歩で疲れた犬が、車で待機。

  1,5キロを過ぎると、左下にワンチャイの町が、その向こうにはビクトリア湾を挟んで、九龍サイドが見渡せます。 ここから、2キロまでは、ぐっと山に寄り添うような道になります。 ボーエンロードの至る所で、ハクビシンやリスを見ることはあるのですが、ちょうど、この辺りで去年の秋は、ハリネズミを見ました。野生のハリネズミを見たのは初めてです。もちろん、ぎょっとして、私がですよ、立ち止まりました。ハリネズミは悠長に、道を横切って草むらに。 

  2キロ地点では、ワンチャイギャップと交差します。右に上がれば、 ピークへの道につながります。ここにも公園が、 夏は水が流れる音がします。

  2,5キロを過ぎると、 ラバーズロック、縁結びの神様が祀られています。 

  3キロ地点です。もう随分以前のことですが、家人がこの辺りで、日中にコブラに遭遇しています。下を見れば、ハッピーバレーのキリスト教の墓地が見えます。 小さな滝のようなところもあって、 毎朝、沢山のカエルがいる場所です。上を見上げると、 緑の中にレンガの建物が見えます。一旦取り壊されそうになった、歴史的な建造物です。その上には、超高層マンションが見えています。

  緑の中で聞く蝉時雨、すっと気持ちが落ち着きます。 さあ、3,5キロです。 ハッピーーバレーの競馬場の向こうに、トンローワンのビルの群れ、そして、その向こうに九龍の山が見て取れます。

  これは、1903年にたてられた、city border。 現在、16カ所にしか残っていないそうです。100年前は、ここまで上がるのも大変だったのでしょうね。 やっと、着きました。ここが、ボーエンロードの東端です。

 この道を走り始めて、15年になります。一年に250日以上は通っている道です。最適のジョギングの道ですが、その眺めたるや香港ならではのものです。日本占領時は、霧島道と呼ばれていた、ボーエンロード。現代イギリスの作家で香港を書く人たちの本にも、よく登場する道です。Tony Persons, Paul Theroux, John Lanchester,きっと彼らも、この道が好きなんでしょうね。

コメント
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