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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

紅茶の食パン その後

2015年07月15日 | パン

曇り,28度、86% 

 日本のエリックカイザーの店先に並んでいた紅茶の食パン、どうしても自分の紅茶の食パンを焼いてみたくて,この1週間3回焼きました。

 初めは、控えめに普通の食パンに紅茶の葉っぱを足したような感じのパンが焼けました。紅茶の香りは殆ど感じません。使ったのは普通のセイロンティー,250gの粉に対して大さじ1杯使いました。粉は普通の強力粉,珍しく卵も使いました。オイルはバター。水は普通の水です。紅茶が全面に出たパンが焼いてみたい,そんな思いで2作目。

 粉はフランスパン用の粉に代えました。水分は紅茶と水半分、半分。卵は入れずに,紅茶はアールグレーを大さじ2杯使いました。 オイルはバターです。捏ねている最中から,ほんのりと紅茶が香ります。 一つ残念なのが,ベタットした歯触りです。

 昨日焼いた3作目。粉は普通の強力粉,水分は全部紅茶、粉に加えるアールグレーは大さじ2杯。卵なしバターで焼きました。今回は焼成中に,素晴らしくいい香りがしてきます。しめしめ。ここ2年ほどイーストを使う量をぐっとへらして,時間をかけて発酵させます。昨日は,2次発酵の時間が足りなかったと見えて、 目が詰まり気味のパンになってしまいました。それでも,お味は上々。

 1作目は,紅茶だからお砂糖を多く入れました。私の基本は100gの粉に5gほどの砂糖です。やはり,このバランスが私の口に合います。甘みは,あとでジャムでも蜂蜜でも補えます。お塩はほんの少しです。モモさんも食べますから。

 焼く時に艶よくするための卵は塗りません。それでも,1作目のときは卵、お砂糖多めでいい焼き色です。見出し写真は,3作目。やや小ぶりの焼き上げりです。

 パン作りは,小さな気付きの連続で30年以上飽きずに焼いています。


紅茶の食パン

2015年07月08日 | パン

曇り,26度、67%

 日本に帰る度に、デパ地下は日本文化の一つだと思います。日本文化が凝縮されている,日本人の持つデリカシーすら感じます。そして,楽しい。

 私のふるさと福岡は,天神という中心部に3つデパートがあります。しかもこの3つ,地下街で結ばれていて便利そのもの。午后には空港に向かう日,生憎、雨が降り出しました。地下街を使って移動です。飛行機の乗る前には、必ず主人への土産に大川の志岐のかまぼこを買いに大丸デパートに向かいます。私のアクセスからすると大丸は一番奥にありますので,ついでに,岩田屋デパートに始まって,三越の地下街も覗きます。

 お惣菜の匂い,野菜の新鮮さ,玄界灘や壱岐対馬,豊後水道で上がった新鮮な魚の顔を見て,必ずのぞくのはインストアーベイカリー。焼きたてのパンを売ってる店は、3つのデパート併せて5軒ほどあります。パンを買って香港に持ち帰るのはつぶれるのが心配で,この所は見るだけ。新製品のパンはないかしら,と見て回ります。

 エリックカイザーで,紅茶の食パンが売られていました。エリックカイザーらしい,焼き色のいい1斤半ほどの大きさです。袋詰めされていますから匂うわけにもいきません。香港のエリックカイザーでは,紅茶の食パンはないのです。プルマンローフではなく,山形パン。

 私は美味しそうだな,食べたいなあ,の次に考えるのが自分で作りたいなあ,だということに最近気付きました。帰りの飛行機の中、紅茶の食パンのことで頭が一杯です。

 紅茶食パン試作の第一作。紅茶の葉はスタンダードなセイロンティー,まずは控えめに大さじ一つぐらいを使いました。セイロンティーは細かい葉ですが一度ミキサーにかけています。試作ですので,いつも使うプルマン型より小さめなパウンド型で小さく焼いてみます。カイザーの紅茶食パンは,縦伸びのよい立派なパンでした。イーストを少なめに長く寝かせる事にします。 焼き上がりの中の様子。縦伸びが今ひとつです。

  紅茶の量はこの倍でもいいと思います。もっと紅茶色のパンにしてみたい。今も食べながらキーを打っているのですが,個性のない紅茶食パンです。ぼんやりした味だな,パン自体の香りはいいのですが紅茶が前面に出ていない。反省箇所多数。紅茶食パン、自分なりに納得できるまでしばらく作り続けます。

 日本のデパ地下は,パンや、お惣菜,お菓子のインスピレーションを私にくれる大事な場所です。

 


ココナッツオイルを使って、パン、レタスの炒飯を

2015年05月30日 | パン

小雨、29度、89%

 ここ2年ほど、ココナッツオイルが注目を浴びています。日本、アメリカでも流行れば、いち早く嗅ぎ付ける香港です。高級食品を扱うスーパー、健康食品の店に行けば必ず目に付く所に陳列されています。挙げ句にお値段は非常にいいときています。私、有機や自然食、健康食品にあまり関心がありません。普通に手に入るもので充分です。このココナッツオイル、健康ばかりか美容の意味でもいいと謳っています。そのまま食べてもオイルなのに痩せるとまで言っています。私こういう言葉を聞くと、懐疑心で一杯。それでも、白っぽい固形か半固形の入った瓶を手に取ってラベルを読みます。

 で、しばらくココナッツオイルの事はすっかり忘れていました。香港グングン気温が上がります。海水浴に行く人もいます。日焼けクリームを塗った人が横を通ると、あれあれ、ココナッツの甘い香りが。街角のジュース屋さんには、ココナッツミルクのジューサーがグルグル回り始めました。暑いので、お昼ご飯にタイのグリーンカレーを作ります。カレーのペーストをココナッツミルクでのばすだけの簡単なものですが、ココナッツの甘い香りは食欲をそそります。クーラーの効いた部屋で汗を拭き拭き頂きます。

 このグリーンカレーを食べながら、香港の英字新聞を読んでいました。家庭欄の記事にココナッツオイルの匂いの事が書かれています。甘いあのココナッツの香りです。微かに匂うのだとか。そこで、グリーンカレーを食べ終えると、早速ココナッツオイルを買いに出かけました。はい、私はココナッツの匂いにずっとずっと傾倒しています。特に暑くなるとその傾向が強くなります。熱を加えると、香り立つのだそうです。

 近くのスーパーにはありませんので、ちょっと足を伸ばします。抱えて帰って来て、まずはパンを焼く事に、 瓶の蓋をとっても香りません。いつも焼くパンの配合で、バターの所をココナッツオイルに置き換えてみました。撹拌してると微かに香ります。最後に、手ごねです。捏ね終わってみると、手にココナッツオイルがしみ込んでなんだか柔らかくなっています。顔に塗る人もいるほどですから、頷けます。

  焼き上がりの艶ときめが断然いいと思います。焼いている最中、やはり微かにココナッツの香りがします。残念な事に口に入れる時には、もう香りません。

 つぎの日のお昼は、レタス炒飯を作りました。私と一緒にご飯をする方はネギを食べる事が出来ませんので、一杯のレタスと卵だけのシンプルな炒飯です。これも炒め始めると、ココナッツが香ります。一口そのまま舐めてみました。香りはありませんが、口溶けのいい油です。炒飯、パラパラと仕上がります。香りはしませんが、確かに、ほかのオイルとは違う口当たりです。

 香りに惹かれて買ってしまったココナッツオイルです。期待に反して、香りはほんの一瞬。もう少しいろいろな使い方をしてみるつもりです。


コーンブレッド

2015年04月22日 | パン

曇り、21度、88%

 香港、気温が上がり始めると、あっという間に夏になります。気温もですが何分にも湿度の高さに悩まされます。カビも生えますが、お米にまで虫が付きます。お米ばかりか、香辛料、買い置きの小麦粉の類いまで、何処からやって来たのか虫が付いていることがあります。そこで、いつもこの時期、台所の隅から隅まで頭を突っ込んで、まず、手持ちの粉類の点検を始めます。昨年、マフィンを焼いた時に買ったコーンミルがたくさん残ったままです。コーンミルは、コーンを挽き割りにしたやや荒めのトウモロコシの粉です。久々にコーンブレッドを焼いてみる事にしました。

 コーンブレッドは、イーストを使うパンではありません。アメリカっぽくベーキングパウダーを使うクイックブレッドです。35年近く前、ホルトハウス房子さんの本で知りました。図書館で借りて来たホルトハウスさんの「西洋料理控え」 をほぼ丸写しにした当時のノートを引っ張り出してきました。ホルトハウスさんの当時のレシピは、やや重たかったような記憶があります。ケーキなどの大きさも、あの頃は21センチ、今では18センチのケーキですら大きく感じます。このノートは私の料理の原点ですが、今では殆ど開くこともないまま、私なりの作り方をしています。コーンのぶつぶつが口に当たるのは面白いのですが、ボロットするのでは美味しくありません。少しレシピに手を加えて作ります。

 コーンブレッドは、アメリカ南部の家庭のパンです。南部の陽気なお母さん、もしくは、黒人の雇い人が昔から作り伝えて来たそれぞれの家の家庭の味だろうと想像しながら作ります。以前、(FOOD&WINE)という雑誌を見ていたら、南部の家庭にはこのコーンブレッド専用の鋳物で出来たスキレットがあることを知りました。小さなコーンの形の型です。それを見た頃は、そのスキレットが欲しくなったものでした。それを思い出したので、 パウンド型ではなく、こんな小さなマフィン型で焼きました。卵、お砂糖、ミルク、溶かしバターに小麦粉とコーンミル、ベーキングパウダーを次々に入れて行くだけで簡単に出来ます。

 アメリカのニューオリンズなどの料理、クレオール料理にもこのコーンブレッドが出てきます。すぐ近くのメキシコなどの影響を受けたクレオール料理はスパイシーだそうです。クレオールのコーンブレッドには、パラペーニョという唐辛子が入ると、何かで読んだのもはもう20年以上前のこと。早速探し出した瓶詰めのパラペーニョを入れてコーンブレッドを焼きました。辛いものを好きな私ですが、このパラペーニョ入りのコーンブレッド、もう二度と作りません。もう二度と食べたくありません。辛かった。

 やっぱり、もっさりするコーンブレッドですが、すっきりした蜂蜜をつけると美味しく頂けます。


お饅頭型 オレンジピール入りあんぱん

2015年04月15日 | パン

晴れ、19度、68%

 香港のローカルのパンにあんぱんもあります。餡は小豆のあんですが、日本の小豆あんよりオイルが感じられます。ピーナッツオイルが入っています。餡の甘さは日本の物に比べると、さほど強くはありません。日本の餡は、おしなべて甘みが強く感じます。香港のあんぱんの形は、日本のあんぱんの形と同じです。芥子や桜の花びらはのっていませんが、丸いつぶれた形です。香港のパン業界は日本パン屋の貢献度が高い分野の一つです。山崎製パンの大きな工場、敷島製パンのインストアーベイカリー、ちょいと高級なドンクのパン。以前は、サンジェルマンのパン屋もありました。だから、香港のあんぱんの形が、日本のと同じなのは、元々なのか日本の影響を受けたのか定かではありません。別の形のあんぱんってないのかなあ?と思います。餡が入りますからお饅頭型で作ってみました。

 お饅頭の4倍ほどの大きさです。それだけではありません。あんぱんといえば小豆あん、ウグイスあん。白あんぱんは見たことがありません。白餡だと映りが悪いからでしょうか、では、と、白餡に黄色いプツプツ、オレンジピールを入れてみました。 半分に切るとこんな感じです。

 食べてみた感想、形は従来の丸くつぶれた形の方が食べ易いと思います。白餡は写真で見ても分かる通り、視覚的にコントラストがありません。白餡を使わないのも頷けます。ところがこの白餡にオレンジピールという組み合わせ、なんとも美味しい。白餡は、においも味もくせが無いのが身上です。悪く言えば個性がないので、オレンジピールのような爽やかな香りとビターな味といい相性です。

 お饅頭型のあんぱんは、食べてる端からあんこがこぼれそうになりました。あんぱんが、あの小さな座布団型になるには、何か意味があったのかもしれません。


オレンジピールのパン

2015年04月03日 | パン

曇り、24度、84%

 日本に帰って楽しいことの一つ、なーんだと思われそうですが、デパートの地下に行くことです。ちょっとお世話になった方に贈り物や自宅で使うちょいといい調味料などを見に行きます。全国の有名なお菓子屋さん、たまには物産展もやっています。日本のスーパーだって、感激するくらい嬉しいのですが、それ以上の満足感をデパ地下は与えてくれます。デパ地下文化というのがあると思うほどです。どんなに日本が不景気だと叫ばれている時も、6時近くともなればデパ地下は一杯、私年配のご不婦人方があれこんなにと思うほど買い物をなさっています。常に滞在が短い私は自宅用に買い物はしますが、そのとき食べれるものなどは買いません。お惣菜や出来立てのパンなどです。パンは香港に持って帰る途中、ペンしゃんこになるのが落ちです。

 それでもデパ地下には必ず行きます。急いでいますから、じっくりと見ることはありません。きちんとどのケースも見て回ります。つまり一巡するわけです。この原動力は一体なんなのかといつも思います。刺激です。香港のどんないい高級な食材屋さんに行ってもない刺激をたくさんもらいます。和菓子、洋菓子、パンにデリカテッセン、お弁当。どれを取っても、日本らしく季節が反映されています。季節の商品、新商品、定番のもの、工夫を重ねて作られている品々、デパ地下で生き延びるためには必要条件です。刺激を受けた私は、アイディアを頂戴して帰ってきます。デパ地下を廻りながら、香港に戻ったら、これを作ってみよう、あれを作ってみようと思うのです。帰りの飛行機の中、メモをしておきます。先月は、3つメモがありました。桜色のシフォンケーキ、抹茶の餡を作ること。オレンジピールの柔らかいパンを作ってみること。

 香港に戻った翌日、早速桜色のシフォンケーキに挑戦。手持ちの桜の花のフレークの量が少なすぎて、ピンクに染まりませんでした。桜の花のフレークなんて、香港じゃ手に入りません。次回もう一度挑戦するつもりです。抹茶の餡は、白餡が冷凍庫に寝ているのを片付けたくて作りました。さて、オレンジピールの柔らかいパン、何故柔らかいか、オレンジピールを使ったパンは、どの店もルスティックなハードなパンに焼き上げられています。何故、フワッとしたパンにオレンジピールを使わないのかなあと食感を想像します。いけそうよ、というわけで焼いてみました。

 オレンジピールのパンを焼こうと思っていますから、ついでに、オレンジピールもデパ地下で見て回りました。殆ど日本製です。その中にブラッドオレンジのピールを売っている店がありました。ブラッドオレンジ自体お値段がいいオレンジですが、なんと普通のオレンジピールの倍の値段が付いています。皮までいい値段です。いつも香港で買うオレンジピールはアメリカ、ヨーロッパのものですが、それらと比べると一応にベタベタしているように思います。いつも使うピールはパラパラとしています。

 いつもの私のパンにお砂糖をやや減らして、オレンジピールをパラパラ。オリーブオイルではなくバターで焼いてみました。 ハードなパンのオレンジピールが口に当たるとき、きっと、何かホッとするものを感じるのかもしれません。我が家の柔らかいパン、オレンジピールは違和感なくちょっといたずらっぽく顔を出します。ハードなパンほど際立った味の面白さはありませんが、柔らかく優しい味になりました。

 このパンを食べながら、やっぱり日本のデパ地下は凄いとつくづく思います。


サンドライドトマトのパン

2015年02月11日 | パン

曇り、13度、83%

 サンドライドトマト、大好きな食べ物の一つです。真っ赤なトマトをこれまた太陽の下で乾燥させたもの。お日様の恵み一杯のカラカラトマトです。カラカラの状態では、ほんのり甘みが感じられる程度の食べ物ですが、これをオリーブオイルに漬けると、香りはトマトと太陽、その味ときたら濃厚なねっとりしたものに変わります。

 先日、我が家の近くのエリックカイザーの店に行きました。お店の前にモモさんをつなぐ場所がありません。たまたま主人と3人でしたので、私は外でモモさんと待つことに。ガラス張りの大きな店は外から丸見えです。主人が選ぶパンにそれはダメ、とかそれにしてとか外から合図を送ります。主人が選んだパンの一つが、トマトのパン。

 トマトのパンと書かれてたと言いますが、口に含むとサンドライトマトです。大きなサンドライトマトの切れっ端が入っています。ルヴァン種を使った、エリックカイザーのやや重めのパンにたっぷりのサンドライトマト、絶妙な組み合わせです。ところが、ただでさえ重めのパンなのに、どっしりと感じるこのパン、包まれていた紙袋を見ると油染みが付いています。サンドライトマトのオイル漬けはオリーブオイルをたくさん含んでいます。きっと、じんわりとにじみ出たオリーブオイルです。やや重く感じられるので、ならばと自分で焼いてみる事にしました。

  最近では、オリーブの計り売りのコーナーにサンドライトマトも各種並ぶようになりましたが、今回は瓶詰めを使いました。パン生地はお気に入りに配合に、砂糖を減らして作ってみました。

 エリックカイザーのパンは、大きなかまぼこ型でした。私は、得意のまん丸。 200gの粉に対して、サンドライトマト6切れを使いました。大雑把に切っています。生地にはほんの少しのオリーブオイル。見出し写真のように軽く軽くし上がりました。次回はサンドライトマトを10切れまで入れてみようと思います。

 自家製サンドライトマトを作りたいのですが、さすがの香港もイタリア産のトマト、パーキーの種が手に入りません。しかも、湿度の高い香港です。オーブンでベイクして作るドライトマトもあります。小ぶりなチェリートマトを使えば出来そうですね。

 軽い仕上がりのサンドライドトマトの入ったパンは、アンチョビをのっけても、モッツァレラチーズをのっけても美味しそうです。


黄色いパンを焼きました。CUCURMA

2014年11月15日 | パン

曇り、20度、74%

 先日、エリックカイザーのパン屋の前をモモさんと主人と3人で散歩で通りました。表を歩く人にもパンの陳列が見えます。主人が、目ざとく生地の黄色いパンを見つけました。何のパンだろうね?モモさん連れですから中には入れません。私は適当にカボチャのパンよ、と答えておきました。

 パンドミーを買いに行ったとき、この黄色いパンの名前を見ると、CUCURMAと書かれていました。はて?カボチャではなさそうです。調べてみると、フランス語でターメリック、つまり「うこん」です。

 というわけで、ターメリク入りのパンを焼いてみました。もちろん色は真っ黄色。イーストを使わずに、家で作ったパン種を使いました。エリックカイザーのはマカデミアンナッツのようなものが入っていましたが、我家はクルミで。 基本は、エリックカイザーのレシピを元にしています。いつもならクルミのオイルを使うところをバターに置き換えてみました。

 「うこん」日本では、まるでお酒の薬のように思われていますが、カレーの黄色、たくあんの黄色はうこん、ターメリックの色です。ターメリックで染めた布は、虫除けにも効くといわれてよくお茶碗などが包まれている黄色い布です。

 実は、私はこのターメリックの粉を毎日ちょっぴり舐めています。インドカレーを作るために常備されているターメリックです。高いうこんのサプリメントを買うより遥かに経済的。毎晩欠かさず、ワインを頂くので気休めでもあります。このターメリック、インド料理の材料を売っている店で求めます。インド産、パキスタン産です。もう、永いことターメリックを舐めて来ました。このターメリック、産地によっても季節によっても、味も香りも全く違います。色も明るい黄色の時もあれば、重い黄色の時もあります。香りはカレーの香りではありません。カレーの香りのどこかに含まれている香りです。味はまろやかな時と舌にまとわりつくような時があります。毎日舐めているのに、この微妙な差を正確にお伝えできないのが残念です。

 つまり、「うこん」ターメリックは、ばらつきの多い香辛料です。以前、日本の友人がターメリックの生をくれました。しょうがに似たやはり黄色い塊です。薄く切って乾かして、バーミックスで粉状にしました。この日本のうこん、なんとまあ、まろやかな事か。香りも軽く、色はライトイエローです。

 ターメリックの質がこれほど間に違う事を知っていますので、エリックカイザーのレシピの5分の一程しか使いませんでした。それでも多過ぎるように思います。今回は、パキスタン産のターメリックです。

  ターメリックを舐めるのは、ちょっとした慣れですが、主人などは日本のお高いサプリメントしか飲みません。インドカレーを作る時も、ターメリックの入れ過ぎは味を損ねます。

 でも、どうしてターメリックなんかパンに練り込んだのでしょうね、エリックカイザーさん。


ホシノ天然酵母で田舎パンを焼きました。

2014年09月25日 | パン

曇り、25度、81%

 パンを焼くことって、お米を炊くのとはやはり違います。お米は水を吸って熱をくわえることで柔らかくなりますが、パンは小麦の粉と水が出会って、そこに何やら生きた菌をくわえることで、大きく膨らみます。言い換えれば、この生きた菌がなければ、ただのベッタッとしたパンケーキです。この菌は、きっと、暑い土地でリンゴやブドウが腐り始めた時に出来たに違いありません。その菌が、ベッタッとしたパンケーキに偶然混ざって膨らんだのかもしれません。

 30数年、下手ながらもパンを焼き続けて来ました。そして、使う菌といえばこれまた30数年浮気もせずに、サフというメーカーのドライイースト一筋です。保存に便利、作りたい時にすぐ作れる、そうはいうものの、イーストだって生き物です。気温が上がれば、我家のモモさんと同じように伸び切ってしまいます。そこは、なだめすかしてご機嫌を見ながら、イースト菌にヨイショっとやってもらいます。

 天然酵母がどうのこうの、美味しいのよ、なんて聞いたって、酵母を起こすまでの時間や保存を考えるとまあいいや、と知らぬ顔。それが、オーストラリアにいる友人が天然酵母を起こしている様子を知らせてくれたときから、急に事態が変わりました。一番面倒だと思っていた、酵母菌を時間をかけて起こす、その作業に急に惹かれたのです。主人にいわせれば、仕事も辞めて時間があるからだそうですが。その上、天然酵母の小袋が日系のスーパーで売っています。おまけに、今の香港の気温なら、室温で放って置いても酵母菌が起こせそうです。 出来上がって、匂いを嗅ぐと、あれ、甘酒のような匂いです。思わず味見しようと思った程でした。何でも焼けますと書かれていますが、手始めに、小ぶりなカンパニュと呼ばれる田舎パンを焼いてみることにしました。

 田舎のおばさんが焼く大きなずっしりしたカンパニュより少し軽めを狙っています。 バトンヌというかごに入れて、発酵させます。思うように発酵してくれないので、そのまま置いて買い物に出かけました。戻ってみると、 まあ、こんなものでしょうか。これを天板に移して焼きます。天板に移す時に、少し萎んでしまいました。

 確かに、イースト菌のときとは焼いている間の匂いが違います。期待してオーブンの中をの頻繁にのぞきます。焼き始めても少しは持ち上がるはずですが、あまり縦伸びしてくれません。

 香りだけではありません、引きが違うというか、つやのある大きな気泡がモッチリと甘みを持っています。イースト菌だって、人の手が加えられていますが、天然だよね、と思いつつ、このホシノ天然酵母の魅力に今ぞっこんです。

 30年経っても、まだまだ、興味が尽きないパン作り。しばらくは、天然酵母にお世話になります。


ハースブレッド

2014年09月18日 | パン

曇、25度、90%

 昔々のパン作り、パンの種を取り分けて、冷蔵庫もない中、大切に保存していたと聞きます。何の菌からできたパン種でしょうか。リンゴかな、ブドウかな。今は、イースト菌がフリーズドドライの状態で簡単に手に入ります。作りたい時にすぐ作れます。

 初めてパンを焼いたのは、小学5年でしたっけ。「科学」の付録にパン作りセットが入っていました。読むと、コタツで発酵させるように書かれています。残念なことに、我家にはコタツがありませんでした。そこで、コタツのある母の友人宅にパンを作りに行きました。私よりひとつ年上の女の子もいます。書いてある通りにコタツに入れて待ちますが、一向に膨らみませんでした。何の菌だったかも忘れています。夕方まで待っても膨らまないので、膨らまない生地をオーブンに入れて焼きました。ぺちゃんこのちっともおいしくないパンで、大人たちも子供もほとんど食べなかったように思います。結局、夕飯まで食べて一日その家で遊んだことの方が、楽しかった記憶があります。

 イーストを使って焼くパンは手軽です。それに、よほどのことが無い限り、少々分量を違えたって、そこそこにおいしいパンが焼けます。昔々のパン種を取っていた頃のパンはどんなパンだったのかな?と想像します。イーストの量を減らすために、実は私もよくパン種を少し残して、次のパンに加えていたことがありました。たまたま、豚まんの昔の作り方を見ていたら、「老麺」という、パン種のことが出ていました。中国でも饅頭を食べる北の地方では、この「老麺」を大事に保管していたそうです。

 そこで、老麺を作ってみました。 粉と水とイーストを会わせて半日程置いてみました。これをパン生地に入れて焼きます。

 初めてですから、出来るだけシンプルなパンをと思い、ハースブレッドを焼くことにしました。ハースブレッドは直焼きパンともいわれる、水と粉と塩だけで作る型に入れないパンです。

 発酵途中から香る香りは、イーストだけのときと違い甘みを帯びた香りです。思ったより、膨らみも充分にでます。

  切り口の目は細かく、フランスパンのように蒸気を注入して焼いたのですが、外の皮がとても柔らかです。

 今、食べながらキーを打っています。香りが深く、ソフトなパンに仕上がりました。しめしめ。

 この老麺を使って、しばらくいろんなパンを焼いてみましょう。