日本は誰と戦ったのか | |
江崎 道朗 | |
ベストセラーズ |
本書は、著者が「スターリンの秘密工作員:ルーズベルト政権の破壊活動」(M・スタントン・エヴァンズ、ハーバート・ロマースタイン著)を基にして書かれたものです。
日米戦争及び第二次大戦はなぜ起こったか、どのようにして進行し、いかにして連合軍が勝利し枢軸国は敗れたか、今もって不思議なそして不可解な戦争といえます。21世紀の今日でも真相は解明されておらず、近現代史の見直し(解明)はまだ始まったばかりです。
著者は本書の「おわりに―――ソ連・コミンテルンという要因を踏まえた全体像を」の中で次のように述べています。
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1995年、アメリカ政府が戦時中のソ連と在米スパイの秘密交信記録を傍受・解読しや文書、いわゆる「ヴェノナ文書」の公開に踏み切りました。この情報公開を契機に、アメリカの保守派の間で「第二次世界大戦の責任は、ルーズベルト民主党政権とその背後で暗躍したソ連・コミンテルンにもあるのではないか」という問題意識が再浮上し、第二次世界大戦を再検証する本が相次いで出版されています。
そうしたアメリカの最新の議論を紹介しようとしたのが本書です。
(略)
日米戦争の全体像を把握するためには、少なくとも次の五つの視点が必要だと思っています。
第一に、ルーズベルト大統領の強い意向です。ルーズベルト大統領がソ連・コミンテルンの工作を「容認」した背景には(略)
第二に、ソ連・コミンテルンと中国共産党による対米工作です。(略)
第三に、イギリスのチャ-チル首相による対米工作です。(略)
第四に、蒋介石・中国国民党政権の対米工作です。(略)
そして第五に、ソ連・コミンテルンの対日工作です。日本が対米戦争へと踏み切った背景にコミンテルンの影響があったわけですが、(以下省略)
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以上