今日の1枚
薫風薔薇園にて
秋薔薇は春に比べて花数も少なく華やかさはないけど
一花の形そのものは綺麗だと聞いている。
また香りも秋薔薇の方が良いとも。
ある会社の社長さんの趣味がこうじてミニ薔薇園を作られたとのこと。
先週のこと仕事の前に立ち寄ってみた。
こころんさんにコスモス畑で教えていただいたことだった。
ナビを合わせたのはメイン通りの車屋さんだった。
そこを左折したら山の方へと入って行った。
この先、山へ奥深く入ってしまうのではないかと心配^^;
それを逃れるようにして右折して少し走ると民家も見えてきた。
左側に白い建物が見えてきたのでそこで聞いてみようとしたら
まさしくそこに看板があった。
門には男性が立っていらしてPへの誘導をしてくださった。
他にも車が1台。
入口には女性二人、とても親切に案内してくださった。
社員さんらしい。
それも会社の仕事の一環なのでしょう。
建設会社の資材置き場のような建物になっていた。
その奥にこじんまりとした薔薇園があった。
丁度、女性が黙々と手入れをされていた。
楽な姿勢でかなり接写もできるのでした。
PCに取り込んで判ったことが^^♪
この虫さんはレース編みの薔薇を作るつもりみたい^^♪
あとはまぁこんな感じ。
「どのバラがお好きですか?」とスタッフさんが。
15時で園内はクローズとのことで促されました^^;
「どの薔薇も素敵ですが、あの色です」
と薄紫バラを指したけど形がいまいちで写真はnothing。
で、帰りに目を引いたものがあった。
これ、全てチェンソーで作られたそうです。
そういう大会がここで行われたそうです。
でも、次はないそうです、音が・・・^^;
チェンソーが何台も並ぶのを想像したら笑えました。
この作品は優勝作品だそうです。
帰りの車中で懐かしい景を思い出していた。
父がまだ存命の折に訪ねてゆくと、
玄関にこれと同じようなフクロウが置かれてあった。
父の手作りだとすぐに判った。
神社の木を伐採することになって貰い受けてきた銀杏の木。
それをやはりチェンソーで粗方形を整えてから
あとは一刀彫。
陽当たりの良い縁側で何日もかけて彫ったそうな。
父のフクロウは親フクロウの胸元に子フクロウがいた。
その子フクロウがちょっと首をかしげていた。
父は失敗したと言うのだが、
私はそれがとてもユーモラスで可愛かった。
「それがいいいのよ~♪」というと、
「そうか、やっぱりお前もそう思うかぁ」とまんざらでもない父。
フクロウの足元には「長寿」と筆文字で書かれていた。
「お前が来ると判っていたら書いて貰うんやったのぉ」とも言った。
ペン文字は下手でも筆を持たせばガラリと違う字を書くらしいのが私。
大筆を持たせばダイナミックな男文字。
小筆に至っては「高野切」を練習したかいあって
手紙を書くなら巻物に、と思うくらい^^♪
でも、父の字は上手くはないが味があって力強いものだった。
再び父を訪ねてゆくとフクロウが姿を消していたので
「欲しかったのに~」と言うと、
「〇〇が来て、どうしても欲しいというので、やったわ」と言った。
「〇〇」とは、地元の名士で知られる氏だった。
へぇ。
ということを思い出しながら仕事先へ向かったのだった。
因みに父は母の2倍半も長く生きて84歳の寿命を全うしたのだった。