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makoの喜怒哀楽

俳句は自分史・転記は禁じます

入選100句達成!

2015-11-26 | 日記

                                                           今日の一枚

                               ☆ スポットライト ☆

 

角川の平成俳壇12月号をもって、ついに入選100句達成!!

なんと嬉しいことでしょう^^♪

 

ネット句会での学びに席をおかせていただいてから8年目のこと。

振り返れば、長い道のり。

それでも「自分を自分で誉めてあげたい」と思うのです。

 

仕事をしながら、日ごろの日常生活などを綴った句作りであった。

その間、一度も止めたいと思ったことは無かったし

むしろ、俳句が目の前にあったからこそ今の私があると言っても大袈裟ではない。

「喜怒哀楽」を「季語」に託しての17文字。

奥が深い。

 

ここまで導いてくださった先生や共に学ぶことが出来た句友の皆さんにも感謝。

顔も声も存じていない方々の句に毎日触れている間に成長できたことを心より感謝します。

と言っても、これで終りと言う訳でもなく、やっとスタート地点に立てたと言うもの。

さりとて、気負わず、ここからは日記のように作句に親しめたらいいなと思っている。

 

さてその入選100句目。

これまた嬉しいことに朝妻 力 選者先生に「秀逸」で採っていただいた。

尚且つ小笠原和夫 選者先生にも「佳作」で採っていただいた。

二人の選者先生に採っていただいたことはその句の評価の意味が違ってくることなのだ。

句会での成績もさらに余分に1点UPするというシステムでもある。

 

これ、全くの写生句。

聞いて驚くなかれ、この句、TVを観ていて閃いた句なのである。

 

私は時々睡眠障害を起こす。

これを鬱の症状の始まりとか聞いたこともあるが気にしない性格なのだ。

若い時は8時間寝ても、えっ?もう朝?って感じだったのに。

この頃は、一旦目が覚めたらくしゃくしゃ思っているのも嫌なのでTVを点けてみたりする。

 

ドキュメント番組かな、長良川の景色のこと。

向こう岸に着くのに小さな渡し舟を利用する景。

舟小屋があって、船頭さんがそこに待機していていて

窓から利用客の有無を観察しているのである。

向こう岸から幼い子供さんとお母さんが手を振っているのが見える。

窓からそれを船頭さんがキャッチして小屋から出て、舟を向こう岸まで渡して迎えにゆくのである。

そして、こちら岸まで。

反対にこちらからの利用客を向こう岸まで送ることもある。

勿論、無料。

天気次第で舟を出さないようでもある。

まして、「時刻表など無い」訳で、全く長閑な景なのだ。

空には大きな夏雲が。

そして、これらの映像はNOナレーションで、BGMは付いていたような記憶。

私はここに行ってみたいと思いつつ見入っていた。

場所は岐阜県とか。

行って行けないことも無い。

でも、今は廃止になっているのかな。

 

このように、俳句はいかにも自分がその現場にいるようにして書くこともできるのである。

たとえ、それが映像であっても、夏雲や、時刻表などが無いのも観てとれる。

この作句方は、私がやがて外に出られなくなっても出来る手法かと。

90代でも現役で作句している方は記憶でもって俳句に親しんでいらっしゃるとか。

最も、そこまで私が寿命をいただけるかどうかは判らない・・・。

でもまぁ、亡き母の倍に近い歳まで生きさせていただいたのでもう十分かとも思ったり。

それでも、次なる200句達成を目指して、という新たな目標を掲げることにして

もう少しだけ生きさせていただきたいのものである。

 

さてこの句、元句もやはり「夏雲や時刻表無き渡し舟」。

実は句会で一応、先生の評価をいただきながらも選評にはこう書かれていたのだった。

「★ 惜しい。時刻表無き渡し舟が出港したのですか、入港したのですか。」

・・・そうかぁ・・・

で、実際にこの句を角川に投句するにあたっては、ちょっと推敲してみたのだった。

「夏雲や時刻表無き舟出でし」「夏雲や時刻表無き舟着きし」

これなら動きが見えては来ているな・・・

 

・・・うぅ~ん・・・

 

暫く腕組みをしてうなってみたのだった^^;

 

上五が切れの「や」でもって始まっているので

下五はやはり座りの良い体言止めの方が良いかな。

・・・それとも、いっそ、立てなおして「1句1章」の「一物仕立て」にするかぁ・・・

ところが何度推敲してもやはり、「とり合わせ」の句になってしまう。

もし、これを「一物仕立て」の句にしていたとしたら

「秀逸」の上の「推薦」になっていたのかどうか、

はたまた、佳作にもひかからなかったのかどうかは・・全くもって未知数の私^^;

やっぱりこういう時こそ、リアル句会で句友さんにあれこれアドバイスがいただけたらと思ったことだった。

 

いずれにしても2015年12月号でもって、100句達成になったことを良しとし

ここに記して更なるステップの糧としようと思っているところ。

そして、いよいよデジブックのプレミアム会員になって永久にのこしておこうと思う。

私の生きた証として。