麦こがし
今日から水無月。一年の折り返し地点に入りました、早いですね。
昨日は、初夏日になり、熱帯夜でもあり、首筋に汗をかいて目が覚めてしまいました。
今年は冷夏の予報らしいです、それでも夏は夏。乗り越えられるかしらん。
せせらぎを聞きながらハンモックに身を横たえ、時折りは涼風に頬を撫でられていたいものです。
聞こえてくるのは木々の葉の触れ合う音。ゆっくりと夢の中に落ちて行きたい。そんなささやかな妄想にふけっています。
麦秋の季節になりました。
黄金色の麦が時折波打つように揺れ、黄色い花には黄モンシロ蝶が留まっては舞い上がっていました。
今日あたりは収穫で農家の方は忙しく働いているのでしょうか。
と言っても、機械化された昨今にあっては家族親戚総出の景も観られなくなりました。
それも業者に引き渡す農家も多いとか。
さて、今日は朔日餅の日でした。
六月は麦秋・むぎあき・麦秋・ばくしゅうとも言う。
麦刈り、田植えで猫の手も借りたい季節。
そして、田植えが終わった日、農家では応援の人々に祝餅を振る舞い、麦で賃料を払いました。
これが麦手餅。と書かれています。そう言えば、隣の婆様の家では、
「おだまき」と言う和菓子を振る舞っていたようで、
学校の帰り道に畦道から声を掛けられおだまきをいただいた記憶がある。
毎年おだまきであった。
今日は誰も畦道に居ないなと思っていたら婆様の息子さんが家に届けてくださったこともあった。
さてさて、今月の朔日餅には麦粉がおまけに付いていました。
「麦かき」と言って麦粉にお湯を注いでいただく素朴なお菓子になります。
私には母亡きあとの2,3年後に継母ができました。
その継母がこの「麦かき」が好きでした。
そんなことなどを思い出しながら朔日餅に麦粉を直接かけていただいてみました。
あちゃー、むせちゃった^^; ま、こんなもんでございますわねmakoは^^。
『麦こがし継母の作るおやつなり 駄句 まこ』