たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

神流町の諏訪山はワカン歩きが正解だったかも。ついでに九十の滝の氷瀑見物。

2021年02月02日 | 西上州の山
◎2021年1月30日(土)

駐車地(9:18)……九十の滝登山口(9:35)……九十の滝へ降下(9:52)……九十の滝(10:00~10:15)……登山道復帰(10:24)……山頂まで1.5km・35分の標識(10:57)……諏訪山(11:57~12:28)……尾根・谷コースの分岐(12:43)……鉄塔(12:54~13:00)……谷コース合流(13:09)……志賀坂峠登山口(13:20)……国道299号線歩き……駐車地(13:47)

 諏訪山には尾根コースと谷コースがあるようで、ハイトス隊のように、志賀坂峠の駐車場からそれぞれを上り下りにするのが無難な歩きかなと思っていたが、調べると、落差30mの<九十の滝>を通るコースもあるようで、この時期は氷瀑になっているらしい。氷瀑にはあまり興味がないと言いながら、先日も赤城の小滝の氷瀑がメイン目的で行く始末で、この氷瀑も見てみたくなった。ということで、滝コースから登って、下りは尾根か谷コースでの周回ということにした。峠からは国道を歩いて戻る。20分ほどのものらしい。車は国道筋の適当な路肩に置くことにする。
 小鹿野経由で志賀坂峠に出る。そういえば、この諏訪山、同じ山があちこちにあるからなのか、『山と高原地図』には、<志賀坂諏訪山>で記載されている。埼玉と群馬の県境にある山で、「諏訪山は埼玉の山」と、おらが山を主張する方もネットで見かけた。それでいくと近くの二子山も同じ。そんなことはどうでもいいことだとは思うが、それはともかく、峠のトンネルを出て群馬に入り直すと、左にすぐに登山口駐車場が見えた。車は一台もない。群馬百名山の一つといっても、かなりマイナーのようだ。
 峠から先の神流町は下りになり、日陰はアイスバーン状態になっていて、かなり慎重に下った。九十の滝コース入口駐車場まで車で入るつもりはなかったが、滝への林道の入口周辺に広い路肩はなく、下の集落まで行ってUターンして戻ったものの、除雪車で凍った団子の塊になった雪が路側に続き、入口の少し先で団子を除けて空地に突っ込んで置いた。下った際にハンターが5、6人たむろしていて、嫌な感じがしたが、歩いている間に聞いた銃声は2発だけだった。この辺は獲物も少ないのだろう。現に、雪上で見かけた動物の足跡は散発的で、シカ数頭とウサギくらいのものだった。

 何も考えもせずにスパ長にした。先の雪はたいしたものではないと思っていた。この選択は後で失敗だったということになるが、深雪をラッセルしながら歩きたい思いはすでになく、長靴で間に合わないような雪山を歩くことはないだろう。今のところ登山靴と重アイゼンを使う山行の予定もない。長靴は足が冷たくなるのが欠点だが、自分の長靴は少々お高いので、ある程度の保温は維持でき、厚手の靴下とインソールでカバーもできる。

(九十の滝はここから左に入る)


(間違って右に下り戻ることになる)


(林道終点の駐車地)


(階段には立入禁止のテープが巻かれていた)


 国道から外れる滝に向かう林道は車が入れる状態ではなかったし、轍もなかった。積雪は5センチ程度のものだが、雪は固い。また、落ちた枝もかなり散乱している。足跡もない。いつの降雪か知らないが、雪が降ってから氷瀑見物に行った人はいないようだ。ハイキング案内板があった。この先も案内板は随所に設置されているものの、かなりの年代物で、文字も図も解読できないのがほとんどだった。途中、道が二股になり、どちらに行くかで迷ったが、沢に下る道を行ったら、そんなわけはないなと思い、一方の上に向かう道に戻る。間もなく終点の駐車地に着いた。車が5台は置けそうなスペース。ここが登山口になる。
 嫌なものを目にした。ここから階段になる。階段にはテープが張ってガードされ、テープには、日本語、中国語、ハングル語、英語で「立入禁止」と記されていた。何ゆえの立入禁止なのかは不明。これは無視せざるを得ない。

(渡登橋)


(橋から九十の滝)


(谷コースの分岐標識)


 階段を二つ登って、右下に沢を見ながら歩いて行くと橋(渡登橋・わたどばし)に出た。ここには禁止警告は何もない。橋の真ん中から、九十の滝の氷瀑が見えた。直線距離150mといったところか。滝にはまだ陽もあたらず、撮った写真は寒々として青くなってしまった。この先で、九十の滝に下るわけだが、ネット記事の大方が、急な下りで落葉で滑るとあったので念のために簡易ロープは持参したが、ここから見る限り、橋を渡って高いところから下降する手続きはせずとも、沢の下流部から遡行すれば安全に滝の前に出られるような気はする。これは後で知ったが、それをやると、沢は大石がゴロゴロしていて、かなり歩きづらいようだった。
 橋を渡って案内板。これもまたよく読めない。現在地すら読みとれない。そもそも、図が示す範囲が広過ぎ、肝心の諏訪山周辺はちまっと収まってわかりづらい。立っている標識によれば、ここにも谷コースがあって分岐している。「谷コース経由諏訪山頂」となっているから、志賀坂峠の谷コースに合流するのだろうか。ただ「崩壊して危険」とはある。そちらに行くつもりはないから、「九十の滝経由」方面に行く。どっちにしても踏み跡の窪みすらなく、滝方面の道型だけは明瞭だ。 ※家への帰路で道の駅<万葉の里>で観光案内パンフをもらったが、それに「谷コース経由諏訪山頂」のコースが破線で掲載されていた。沢筋を1377m標高点の蓬莱山方面に向かい、途中で引き返すようにして、この先で通過するつぶれた東屋に出るもので、志賀坂峠側の谷コースとは別のものだった。わざわざ遠回りさせるのも、何か景色がいいからといった理由があるのだろう。

(登ったところにあったベンチ。灰皿のタバコはだれが片付けるのだろう)


(沢に下る)


 渡登橋が見下ろせる所になったところでベンチが置かれていた。あにねこさんの記事で、ここから滝に下るとあったのを記憶していた。滝への下降道はすぐにわかった。結構、無雪期に下る人も多いのだろう。雪ながらも道型は明瞭。念のため、ストックを出す。落葉で滑ったらと気になったが、ここも雪は固く、スパ長下りでは案外に歩きやすく、滑ることはなかったし、雪下の落葉の感触すらなく沢床に降りられたが、そこまでクネクネの巻き巻きが続いた。このクネクネの巻き道だが、滝見の後に登山道に復帰しても同じで、山頂までずっと続いていた。尾根やら沢をストレートに行けばいいのにと思っても巻きの遠回りになっていた。初めての山だから、おかしなところで登山道を見失ってしまってはなんだしと、道型に従ったが、改めて来ることがあるとすれば、そんなまだるっこしい歩きはしないだろう。きつくとも直登する。ただ、今回も群馬百名山の数稼ぎと割り切っているから、もう登ることもあるまいが。

(滝が正面になったが、かなり歩きづらい)


(九十の滝)


(縦撮り)


(上部)


(氷柱群)


(滝つぼ)


(ぽっかり開いた穴から水の流れが見える)


(下部)


(さて戻るか)


 橋から眺めた滝への沢歩きは楽そうだったが、大きな岩が続き、雪がかぶってやっかいな歩きになった。つまらないシャレだが、九十どころか苦汁の歩きで、滝下に出た時は、ここをまた戻るのかとため息が出た。氷瀑を下から眺めた。なかなかのものじゃないか。滝つぼは浅い。本来、勢いのある滝ではあるまい。上の方で、細い水が氷の下で流れているのが見える。タイミングとしてはラッキーだったかもしれない。しばらく、滝見を楽しむ。何とも言えないのがツララ群で、あちこちに下がっている。だが、凍った滝もいいが、やはり、自分には水の落ちる豪快な滝の方が好みだな。

(登山道に戻る)


 震えながら楽しんだ。諏訪山を考えなければもっといたいが、目的は諏訪山。戻らないとならない。滝の右岸側、左岸側いずれからでも急ではあるが上に登って落ち口に行けそうだが、落ち口に出たところで登山道がどこを通っているのかわからないし、自分のGPS地図に登山道は出ていない。冒険はせず、自分のトレースを目印に登山道に戻った。

(尾根巻きの道が続く)


(左に九十の滝)


(滝の落ち口)


 登山道は尾根の直登を避けるようにクネクネとなっていて、左側に寄ると、九十の滝が左前から左、やがては左後ろになり、ついには、滝の落ち口の脇を通った。落ち口に降りてみた。この沢はやはり細い。滝の豪快さはないかもしれない。蛇足だが、後でカシミールで確認すると、滝つぼの標高は873mで落ち口は899mだったから、滝の落差は26mということになる。この滝の落差だが、40mと記しているのもあった。14mの違いは錯覚の範囲内とは言えまい。

(沢沿いの歩き)


(外れたままの橋)


(陽があたったところの歩きは、雪が深くなっても気分が良い)


(つぶれた東屋)


 植林の中を通過し、壊れた橋は迂回する。汗ばんできた。ジャケットを脱ぐ。登山道は尾根伝いかと思ったのが沢沿いになった。雪は深くなり、10センチくらいか。相変わらずに何の足跡もないが、ここに至って、シカが数日前に横切ったらしき跡を見かけた。今のところ、スパ長で正解だったようで、雪の表面は相変わらずに固い。おそらく、降雪後に雨でも降ったのだろう。
 人工物が見えた。ひしゃげた東屋だった。片側の柱が折れて斜めにつぶれている。中の
ベンチはそのままに使え、外にも雪をかぶったベンチはある。ここで、先ほどの<※>記載の繰り返しになるが、谷コースがここに戻って来るとなると、蓬莱山には無理に行かずとも、結構な探索コースになるかもしれない。ここは狭い沢ではなく、二つの尾根と沢が合流した扇状地のようになっていてくつろげる。東屋はおそらくはこのまま傾いたままで修復することはあるまい。

(ここも正面の尾根は登らずに右に迂回している)


(谷コースの合流標識。これは後で知ったことで、シオジ林なるところから来る登山道があるのかと思っていた)


(読めない案内板)


 階段が現れ、小さな橋を渡る。そして標識。標識は三方を示し、一方はやって来た方向で、他の二方は「諏訪山1.5km 35分」と「シオジ林経由わたど橋2km ?分」。この時点では山頂まで35分なら、少なくとも45分かもと思ったぐらいだが、「シオジ…」の方は、さっきの「谷コース経由諏訪山頂」の標識の先の合流点とは気づいたのは後のこと。案内板は相変わらずに読めない。

(この辺から雪が深くなり、ワカンでもあれば快適だったろう)


 雪が深くなり、ヒザ近くまでなった。表面は固いが、中はすっぽ抜け。歩きづらい。これがずっと続く。山頂までの35分を45分に修正したが、少なくとも一時間はかかりそうだ。足の運びが重い。歩きながら、こんな状態を知っているなら、ワカンの方が良かったなとつくづく思う。つぶれ東屋までは軽アイゼンかチェーンスパイクで間に合う。その先はワカンだろう。当然、長靴にこだわるなら、出発からピンなしにしなきゃならない。今さら失敗したと後悔しても仕方がない。しかしながら、先に見えているのが諏訪山なのか、それとも左のピークなのか、さっぱり目標のつけどころがない。道型だけはしっかり残っているからそれを歩いている。尾根筋を歩いていると思えば、今度は沢筋だったり。地形図とGPSを照らし合わせても、自分の場所はわかっても、この先、登山道がどういう進行になるのかさっぱりわからない。二度目の歩きだったら、さっさと自分なりルートで歩きたい。失礼ながら、ここは、それが簡単にできそうな山だ。視界に危険箇所はない。

(沢を越えてあちらに行くようだ)


(この日見かけた唯一の岩稜帯)


 岩場群を右上に眺めながら沢を横断し、南東から北に向きを変え、樹林帯に入り込む。樹林とはいってもまばらで中は明るい。階段のステップが出てきた。そろそろ山頂までの終盤かとGPSを見ると、標高差であと100m。もう少しの踏ん張りだ。ここもまた歩きの調子が狂った。地図を見る限りは、さほど急でもない尾根の登りで済むのだが、登山道は尾根巻きで設置されている。こちらの方が雪は深い。陽があたって雪が緩くなってきたせいか、たまにヒザ越えに踏み抜いてしまう。傾斜が緩やかなので楽な歩きではある。
 突然、登山道を人の足跡が横切っていた。今日のものではないが、先を目で追うと、林の中に消えている。おそらくハンターのものだろう。その後も登山道に足跡はないまま。

(どこに諏訪山があるのかしっくりとこないままに歩いている)


(階段があるからには、山頂は近いと思うが)


(ようやく山頂の位置はわかったが)


(また巻き道になった。これでは山頂から離れていく感じがするが)


(そして標識。この標識は山頂を示していないから下山用だ。)


(これだろうな)


 どこをどう歩いているのか。ここまで来れば諏訪山山頂は真上にあることはわかりきっているのに、登山道はさらに山頂の向こう側に続いている。標識を見落としたかもしれないが、登山道には気づくはずだ。そのまま行くと、志賀坂峠駐車場に向かう標識が現れた。来た方向には「九十の滝」とあり、「山頂」はないから、やはり見落としたようだが、すぐ先に山頂に向かう階段が現れ、階段には複数の足跡があって、それを登ると、ようやく山頂に着いた。やはり、山頂まで35分の標識からちょうど一時間かかってしまった。雪だからしょうがないと、自分のノロ足を棚に上げた。

(諏訪山山頂)


(三角点)


(両神山が眼前に)


(この時は気づかなかったが、左奥の三角山は武甲山のようだ。手前中央は天理岳か? 尾根はそのまま両神山に続いていたし)


 ありきたりな山頂だった。諏訪大明神の小さな神社と三角点。風はない。雪のないところにシートを広げて休み、菓子パンを食べて一服。神社は小鹿野(両神)を向いているから、埼玉の山といえば確かに理屈に合ってはいる。それにしても、目の前にドーンと邪悪で険悪そうに立ちふさがる岩峰は両神山だろうが、こんなに間近に見ると何とも恐ろしげだ。このまま尾根通しに行けなくもないようだが、自分には清滝小屋経由で十分だ。

(ゆっくり休んだ。下る)


(尾根下歩きだった。数人分のトレース有り)


(諏訪山は冴えない感じの山だ。どう見ても地味過ぎる)


(西側の展望は開けている)


 気持ちよく休んで下る。志賀坂峠から歩いて来るハイカーはいるようで、今日のものではないが、足跡がいくつか見えている。雪も、こちら側は少なそうだ。尾根コースにするか谷コースにするかで特に悩むことはなかった。途中で分かれて、合流するだけだ。尾根コースの方が展望も良さげだからそちらにしようか。
 フェンス沿いに尾根を下ると、何ということはない。尾根から外れて尾根下の歩き。これでは展望も期待薄だろう。振り返ると、その辺の雑木の山といった感じの諏訪山。左には佐久方面の山々だろうか、白いなだらかな峰を連ねて並んでいる。

(尾根、谷コース分岐の標識)


(尾根は狭くなり、木立も続いて、景色はさっぱり見えない)


 階段らしきところを下ると林の中に入り込み、ここで尾根コースと谷コースが分岐する。尾根コースがこんなものなら、谷コースにしようかと思ったが、地図を見れば、この先の957m標高点に送電鉄塔が立っている気配。鉄塔があるところは概して見晴らしが良いはず。このまま尾根コースを下る。ちなみに、この尾根は埼玉県境の稜線になっている。雪の上の足跡は一人分になってしまった。
 右手に二子山らしき山が見えているが、木立が続き、どうにもすっきりした姿が見えない。尾根幅は狭くなり、地面が出てくる。こういうところは凍結しているから要注意。ようやく鉄塔に出た。

(送電鉄塔。やはり展望が開けていた)


(ここですっきり二子山)


(武甲山らしき山を入れて)


(手前諏訪山、奥蓬莱山か)


(改めて西側)


 鉄塔周辺は期待通りに展望が開けていた。高圧線が邪魔になるものの、二子山はすっきり見えている。右後ろの尖頭の山は武甲山だろう。振り返る。諏訪山の背後に高い山がある。あれが蓬莱山ではないだろうか。

(沢コースに下る)


(中に木を積んでいるから物置かも)


(尾根、谷コースの合流点標識)


(振り返ると、谷コースの東屋)


 この先でまごついた。このまま稜線伝いに二子山方面に行こうとしたら、足跡がなくなってしまった。この先は日陰で雪が深そうだし、寒そうだ。さらに雑木が続いて陰気な感じがする。鉄塔に戻ろうとしたら、右下に向かう道型の窪みが見えた。もちろん、足跡はないが、そのまま行くと、標識が現れ、谷コースに向かう道らしい。これもまたクネクネに下っている。やがて河原のような広場に東屋か物置のような建屋が見え、下りきると谷コースに合流したようだ。後で山と高原地図で確認すると、本来の尾根コースはそのまま県境稜線を志賀坂峠に下り、トンネルの上から道路反対側に出るようになっているようだ。その辺は確認もしなかった。

(歩きやすくて気分が良い)


(凍った堰堤)


(分厚い氷がへばり付いている)


(志賀坂峠駐車場に到着)


(駐車場はガチンガチン、ツルンツルンになっている)


 沢沿いに下って行く。広くて、雪も10センチ程度で、適度に締まっていて歩きやすい。なぜか足跡は復帰したものの一人分。
 凍りついた堰堤の前を通って対岸に渉ると、駐車場が見え、人の気配がした。犬連れのファミリー。埼玉ナンバーの車。雪遊びにでも来たのだろう。駐車場には、このファミリーの車が一台だけ。分厚く凍結して、ガチンガチンになっていた。ここで不用意に急ブレーキでもかけたら、車は回転するだろう。那須で、それを自分もやったことがある、しかも車道上。車が正反対に向きを変えてしまった。

(国道歩き)


(ここは終日、日陰のままらしい)


(駐車地到着)


 車道歩き。何台か車が通る。さっきのファミリーの車も神流町の方に下って行った。車道もクネクネしていたので、適当にショートカットをするつもりでいたが、下の谷間は深く、とても下れるところはなかった。広場のようなところで休憩して一服したりしていたら、20分どころか27分もかかって駐車地に着いた。

(諏訪山の軌跡)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平24情使、 第921号)」

(途中の神流川で。丸岩。これよりも一回りでかいのが神流ダムの中にあった)


(これだった。突っ切って行ってはみたものの、小心者の自分はあっさりと退却した)


 実はこれで終わりではない。そのまま早滝の氷瀑見物に向かった。雪田爺さんが5年ほど前の2月に早滝に行ったら氷瀑になっていなかったという笑えない記事を拝見したが、多分、水量の多い滝だからなのだろうが、九十の滝の状態からして早滝も氷瀑になっているだろうと期待した。だがこれは失敗だった。
 富岡神流線に入って塩沢ダムを通過。しばらく行くとゲートが置かれていた。「道路崩壊のため全面通行止」。それでも、このゲートは半端に置かれていたのでその先に行くことはできる。行ってみた。舗装ながらも道は細くなり、結構な急坂になり、ところどころに凍結が見られるようになり、ちょっと恐くなった。滝の駐車地まで1kmほど手前の広いところでUターンして帰った。後日談。この日、早滝の氷瀑を見物して赤久縄山を周回した方の記事がヤマレコに出ていた。早滝は見事に氷瀑になっていて、掲載写真には4台ほどの車も写っていた。失敗してしまった。やはり強気で行くべきだった。

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2 コメント

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Unknown (瀑泉)
2021-02-04 00:22:27
この日は、低気圧の影響が残っていて、やたらと風が強い日でしたが、また寒い処へとお出かけだったようですネ。ちなみに、この日は、雪山を避けて唐沢山でバードウォッチングに勤しんでおりましたが。
それはさておき、九十の滝の氷瀑、やはりこの滝は良い感じで凍りますネ。昔、ドライブがてらに立ち寄ったことがありますが、確かに本来は、さして水量の多くないサラサラと流れ落ちる滝ですヨ。
それと早滝の氷瀑、行かれなかったことを後悔されたようですが、自分も数年前から狙っていて、ただ、今のところ氷の育ちがイマイチのように感じています。
それと、たそがれオヤジさんの訪ねられた中止の滝の氷瀑も割とメジャーなんですが、今シーズンは道が通行止めになっていて、近づけないみたいですネ。
瀑泉さん (たそがれオヤジ)
2021-02-04 09:30:05
瀑泉さん、こんにちは。
残念ながら、神流町のこの日は穏やかな陽気で、諏訪山の山頂では微風程度でしたよ。
この九十の滝は北向きに位置しているため、おそらくは終日、日陰のままのような気がしますが、さすがに滝の前は寒かったですね。
早滝の氷瀑ですが、近いうちに行って来ますよ。最近のレポは確認しましたが、あれでイマイチですか。ただ、光の関係なんでしょうかね。九十の滝に比べて、真っ白のようで、それが気に入りました。
中止の滝もメジャーですか。意外と群馬にもあるものですね。通行止め云々というのは、おそらく、一昨年の台風にやられ、そのままになっているのではないでしょうか。そういうところは結構ありますからね。
ところで、今朝の新聞に、庵滝の氷瀑が見頃を迎えていると出ていました。いつかは見に行きたいと思っているのですが、記事そのものが地方版ではなく全国版に載っていましたから、おそらく、しばらくは混むでしょうね。記事にはスノーシューが必要なことが書かれていますが、人の歩きが多くなれば、雪が降らない限りは道になっているかもです。

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