◎2010年12月19日(日)
<林道手前駐車地(7:55)……護衛神社参道入口(8:10)……東尾根(8:46)……鶏鳴山(9:28)……815mピーク(10:16)……-笹目倉山(11:06)……815mピーク(12:10)……林道出会(12:48)……駐車地(13:05)>
本当は昨日の土曜日に歩きたいところだったが、金曜日の忘年会で、朝起きたら二日酔い。仕方なく、昨日はヤボ用を済ませ、今日になってしまった。日曜歩きではきつい所にも行けないし、手頃なところで鶏鳴山と笹目倉山となった。いずれも行ったことはない。
地理に不案内なところもあって、林道入口探しで、周辺をうろうろしてしまい、ようやく、「林道中井線」と記された標示板の手前の空き地に車を置いた。林道の中にまで入りたかったのだが、林道工事で関係者以外は入れない。柵が置かれている。道は工事車両のタイヤ跡で、今でこそ凍ってはいるが、陽が上がると、ぬかるみ、靴も泥だらけになるだろう。すぐに林道志路手線が分かれる。当初、「オッサンの山旅」を拝見し、ここから入られたオッサンさんの後追いを考えたりもしたが、ちょっときつそうな感じで、あっさりと止めにした。今日は、林道をずっと進み、波線に沿って鶏鳴山に向かうつもりでいる。ところで、この本林道、入口には「中井」と記されていたが、工事用の看板を見たら、「中居林道」になっていた。まっ、どうでもいいことだが。
(これに惑わされた)
鳴山林道分岐を過ぎる。工事の関係で林道はどんどん悪路になっていく。こんなところ歩きたくないなと思っているところに古ぼけた標示板があり、道が分岐している。「護衛神社参道入口→」と記され、「参道」に「けいめい山」とも併記されている。波線ルートへのショートカットだろうと勝手に解釈。この道に入る。道は最初はしっかりとしていたが、やがて、狭くなり、薄暗い植林帯に入ってしまった。どうも作業道に入ってしまったみたいだ。だったら、あの参道入口は何だったのだろう。どこを探しても、神社らしき施設は見えない。戻るのも嫌だから、このまま行くことにする。いずれは合流するだろう。もう、道は無くなっていた。
植林のかなり上に尾根が見える。取りあえずあそこまで行き、場所を確認しよう。なかなか急な登りになってしまった。尾根に上がってみると、今、自分は地図上の653mポイント付近にいるらしい。このまま行くと、南東尾根から山頂に至るということか。波線尾根とは谷を挟んで平行になり、山頂で合流している。行ける以上はこのまま行く。今は使っていないだろうが、こんな所まで、車が通れるような道型が横切っている。やがて大岩が登場。左右が切れているから、巻けないし、困ったなと思っていたが、すんなりと岩に登って通過できた。そしたら、また岩が続いている。少々うんざり。
(鶏鳴山山頂)
(本日の眺望がこれだけだったとは寂しい限り)
鶏鳴山の山頂は、栃木のこの辺の山に共通した展望のきかないピークだった。木の間に男体山とその周辺が見えるだけ。北側のピークに行けば、展望もいいらしいが、ちょっと足を向けて、すごすごと戻った。何だかくたびれてしまって、気力がない。これから、笹目倉山にも向かうし、反対側にもなってしまう。下調べでは、波線ルートには石仏が安置された石祠なんかもいくつかあるらしい。見たかった。残念だ。いったい、あの参道入口は何だったのだよ。自分以外に失敗した人もいるんじゃないの。
一休みして笹目倉山に向かう。ここからは、下りが主になり、最低鞍部まで320mも下る。しかし、これがずっと下りだけならともかく、かなりのアップダウンが続く。テープも多く、迷うところはない。帰りは、途中から適当な尾根を下って行くつもりでいるから、東側の尾根型に注意しながら歩いた。しかし、今日は、ずっと展望がない歩きになってしまった。笹目倉山も展望はないことは知っている。林の中をずっと歩いているのも珍しい。
(こういうのを目にすると癒される)
815mピークには、標示がたくさんあった。バス時刻のお知らせやら、「笹目倉山まで1時間」。そして「下山路」。悩むこともなかった。帰りは、この下山路を使えばいい。ここから、また一気に643mまで下りる。石祠が2基。一つには寛政の字が彫られていた。とうとう、爪が半分しかない足の親指が刺激されて痛くなってきた。下りになるとずっとだ。南側は伐採地だろうか。明るくなっている。網のフェンスと雑木で視界も妨げられるが、石尊山と古賀志山だけは確認できた。
(笹目倉山山頂)
笹目倉山山頂は薄暗くて寒い。気温は0℃。神社があった。ここにも、だれもいない。今日は、だれにも会っていない。置かれた石灯籠には昭和8年の文字。それほど、古くもない。菓子パンを食べてさっさと下りる。やはり、815mピークまでの登りはきつかった。後は、お薦めの下山路を下るだけ。スピードを出すと爪先も痛いので、ゆっくりと下りる。そんなに急でもない尾根。地元で付けたと思われる薄ブルーのテープには「とりなき山↑」と書かれていた。なるほど。
(那須修験道というのもあったのか)
左下に林道が見えた。鳴山林道だ。林道に着地するとそこには、「登山道」の標示板が置かれていた。ここから鶏鳴山や笹目倉山に行くルートは、ネットでも目にしたことはなかった。50mほどで中居林道に出た。やはり、林道歩きで靴が泥だらけになってしまった。林道入口に車が2台。東京方面からわざわざいらっしゃる方もいるんだね。今日は、登った山の姿を見ることがなかった。車での帰り道に、振り返ってようやく目にしたほどだ。正直のところ、あれがそうだと言い切れないところもある。方向からして、そうだろうといったところ。それにしても、今日は完全に消化不良の歩きだった。
<林道手前駐車地(7:55)……護衛神社参道入口(8:10)……東尾根(8:46)……鶏鳴山(9:28)……815mピーク(10:16)……-笹目倉山(11:06)……815mピーク(12:10)……林道出会(12:48)……駐車地(13:05)>
本当は昨日の土曜日に歩きたいところだったが、金曜日の忘年会で、朝起きたら二日酔い。仕方なく、昨日はヤボ用を済ませ、今日になってしまった。日曜歩きではきつい所にも行けないし、手頃なところで鶏鳴山と笹目倉山となった。いずれも行ったことはない。
地理に不案内なところもあって、林道入口探しで、周辺をうろうろしてしまい、ようやく、「林道中井線」と記された標示板の手前の空き地に車を置いた。林道の中にまで入りたかったのだが、林道工事で関係者以外は入れない。柵が置かれている。道は工事車両のタイヤ跡で、今でこそ凍ってはいるが、陽が上がると、ぬかるみ、靴も泥だらけになるだろう。すぐに林道志路手線が分かれる。当初、「オッサンの山旅」を拝見し、ここから入られたオッサンさんの後追いを考えたりもしたが、ちょっときつそうな感じで、あっさりと止めにした。今日は、林道をずっと進み、波線に沿って鶏鳴山に向かうつもりでいる。ところで、この本林道、入口には「中井」と記されていたが、工事用の看板を見たら、「中居林道」になっていた。まっ、どうでもいいことだが。
(これに惑わされた)
鳴山林道分岐を過ぎる。工事の関係で林道はどんどん悪路になっていく。こんなところ歩きたくないなと思っているところに古ぼけた標示板があり、道が分岐している。「護衛神社参道入口→」と記され、「参道」に「けいめい山」とも併記されている。波線ルートへのショートカットだろうと勝手に解釈。この道に入る。道は最初はしっかりとしていたが、やがて、狭くなり、薄暗い植林帯に入ってしまった。どうも作業道に入ってしまったみたいだ。だったら、あの参道入口は何だったのだろう。どこを探しても、神社らしき施設は見えない。戻るのも嫌だから、このまま行くことにする。いずれは合流するだろう。もう、道は無くなっていた。
植林のかなり上に尾根が見える。取りあえずあそこまで行き、場所を確認しよう。なかなか急な登りになってしまった。尾根に上がってみると、今、自分は地図上の653mポイント付近にいるらしい。このまま行くと、南東尾根から山頂に至るということか。波線尾根とは谷を挟んで平行になり、山頂で合流している。行ける以上はこのまま行く。今は使っていないだろうが、こんな所まで、車が通れるような道型が横切っている。やがて大岩が登場。左右が切れているから、巻けないし、困ったなと思っていたが、すんなりと岩に登って通過できた。そしたら、また岩が続いている。少々うんざり。
(鶏鳴山山頂)
(本日の眺望がこれだけだったとは寂しい限り)
鶏鳴山の山頂は、栃木のこの辺の山に共通した展望のきかないピークだった。木の間に男体山とその周辺が見えるだけ。北側のピークに行けば、展望もいいらしいが、ちょっと足を向けて、すごすごと戻った。何だかくたびれてしまって、気力がない。これから、笹目倉山にも向かうし、反対側にもなってしまう。下調べでは、波線ルートには石仏が安置された石祠なんかもいくつかあるらしい。見たかった。残念だ。いったい、あの参道入口は何だったのだよ。自分以外に失敗した人もいるんじゃないの。
一休みして笹目倉山に向かう。ここからは、下りが主になり、最低鞍部まで320mも下る。しかし、これがずっと下りだけならともかく、かなりのアップダウンが続く。テープも多く、迷うところはない。帰りは、途中から適当な尾根を下って行くつもりでいるから、東側の尾根型に注意しながら歩いた。しかし、今日は、ずっと展望がない歩きになってしまった。笹目倉山も展望はないことは知っている。林の中をずっと歩いているのも珍しい。
(こういうのを目にすると癒される)
815mピークには、標示がたくさんあった。バス時刻のお知らせやら、「笹目倉山まで1時間」。そして「下山路」。悩むこともなかった。帰りは、この下山路を使えばいい。ここから、また一気に643mまで下りる。石祠が2基。一つには寛政の字が彫られていた。とうとう、爪が半分しかない足の親指が刺激されて痛くなってきた。下りになるとずっとだ。南側は伐採地だろうか。明るくなっている。網のフェンスと雑木で視界も妨げられるが、石尊山と古賀志山だけは確認できた。
(笹目倉山山頂)
笹目倉山山頂は薄暗くて寒い。気温は0℃。神社があった。ここにも、だれもいない。今日は、だれにも会っていない。置かれた石灯籠には昭和8年の文字。それほど、古くもない。菓子パンを食べてさっさと下りる。やはり、815mピークまでの登りはきつかった。後は、お薦めの下山路を下るだけ。スピードを出すと爪先も痛いので、ゆっくりと下りる。そんなに急でもない尾根。地元で付けたと思われる薄ブルーのテープには「とりなき山↑」と書かれていた。なるほど。
(那須修験道というのもあったのか)
左下に林道が見えた。鳴山林道だ。林道に着地するとそこには、「登山道」の標示板が置かれていた。ここから鶏鳴山や笹目倉山に行くルートは、ネットでも目にしたことはなかった。50mほどで中居林道に出た。やはり、林道歩きで靴が泥だらけになってしまった。林道入口に車が2台。東京方面からわざわざいらっしゃる方もいるんだね。今日は、登った山の姿を見ることがなかった。車での帰り道に、振り返ってようやく目にしたほどだ。正直のところ、あれがそうだと言い切れないところもある。方向からして、そうだろうといったところ。それにしても、今日は完全に消化不良の歩きだった。
さて、山名の件、「とりなき山」といったら、ニワトリのイメージはなくなり、ひばり、ホトトギス、カッコーが鳴いている典型的な里山といった感じになりますけど、「鶏鳴山」となると、さも、那須修験道の険しい山というイメージが付いてきて不思議なものですね。ただ、ニワトリが鳴いている山となると、また裏山になってしまいます。鶏頂山もそうですが、ニワトリは、一体、何なのですかね。信仰の対象になり得る家禽なのでしょうか。
私もそうですが、この時期は里山ですよ。雪山にはちょっと早いし。
この山「けいめいざん」なのか「とりなきやま」なのかどちらなのでしょうね。
ネット上では「けいめいざん」が多く見受けられるような気がしますが、道標に「とりなきやま」とあるとなると地元ではそう呼ばれているのかもしれませんね。
この両山は未踏です。
お手頃な山行候補のような気がしましたが、エントリーを間違えないようにしないとですね。
今週自分は所用でどこへも行けなかったのですが、天気は里山歩きには最適だったようですね。
そうですか。ぶなじろうさんは二日酔いでしたか。新しい記事がないので、行かれなかったんだなとは思っていましたが。
この時期は、忘年会という名目で、飲む誘いも多くなりますし、酒に賎しい私なんかも、誘惑にかられてしまいます。酒が入ると、考えも大胆無謀になり、金曜日の夜に飲んだ後は、土曜日は谷川岳に行くつもりになっていた次第です。二日酔いでよかったですけど。
さて、改めて「新」ではないのですが、旧版の「分県ガイド」を確認しました。こちらは、大人しく、行って戻るルートになっていますね。「ひっそりとした日光前衛の孤峰」なんて形容が出ていますけど、山頂付近まで、太い作業道が入り乱れて来ていましたから、孤峰といったイメージには遠いかも。
登りでルートをはずしたといえども、アッサリ山頂に着いてしまうとは、さすがにたそがれオヤジさんです。多少のボヤキも慣用的に聞き流しますです。
「けいめいざん」なのか「とりなきやま」なのか。山名は難しいです。
「新・分県ガイド・栃木の山」には815mからのルートが出ていました。
私は、深酒で家でじっとしていました。