たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

元日ハイクは根本山から熊鷹山

2006年01月02日 | 桐生市周辺の山
◎2006年1月1日―1人

 正月はいつもヒマ。今年も例外に漏れない。3日前から休暇が続いているから身体も持て余し気味。名目は初詣として根本山、熊鷹山を歩いてみた。桐生の町は静かな元日を迎えている。歩く人もいない。梅田を過ぎたあたりから雪が路面にへばりついている。路肩は雪溜まりになっている。

 三境山林道分岐に車を置いた。他に車は1台も無い。8時30分に出発。今日はゴム長にした。さして雪は深くないだろうし、登山靴だと凍りついたところが危ない。アイゼン付けるのも大げさ過ぎる。以前、椀名条山からの下りの林道歩きで、同行の木がコロコロ転んでは腰を激打していた姿を思い出す。あの時、木はアイゼン無しの登山靴、オレはゴム長だったから滑らなかった。今日も鋲打ちのゴム長。尾島のジョイフルで買った普及品。

 いつも思うのだが、この石鴨林道は「四輪通行不可」となっているが、バイクはいいのだろうか。不死熊橋の川は凍り付き、ツララが垂れている。吐く息は白い。ゲートは開いている。車が通った跡が雪面につき、林道の先に続いている。今日のコースは中尾根コース。なじみのコース。雪があったり無かったり、最初の祠を過ぎたあたりからずっと雪道になってくる。10cmくらいの積雪。天気は曇天だが、視界ははっきりしている。周りの山々は雪をかぶっている。寒々とした光景。

 根本山には10時到着。今日は調子が良い。ゴム長のせいだろうか。この時期のゴム長の弱点は防寒性の無さ。夏は蒸れる。刺激が強い。靴下でカバーしてあるから、今のところ指先の冷たさは感じない。暖かいコンソメを飲んで出発。

 15分も歩けば十二山根本神社。初詣だね。今年の平穏をお祈りする。雪面に新しい足跡は無いから、自分が最初の参拝だろう。神社設立の沿革を説明した表示板があった。やはり修験道の山か。神社そのものは200年以上の歴史があるようだ。今にも倒れそうな鳥居。

 少し進むと、「氷室・地蔵岳」方面への分岐があった。地蔵とは足尾の地蔵岳のことだろうか。足尾には少なくとも2つの地蔵岳があるが、粕尾峠から入れる地蔵岳のことだろうか。ここからだとかなりの距離がありそうだが。

 「室生山」分岐、「三滝」分岐を過ぎて、笹尾根になる。夏山の笹は時によってはうっとうしいこともあるが、雪道の笹は気持ちがいい。展望も広がる。陽が出てきた。ここ数日、だれも歩いていないようだ。ようやく先に熊鷹の見晴台が見えてきた。

 10時55分着。さえぎるものが無い展望。真っ白な赤城、袈裟、皇海、そして日光連山を臨む。そしてだれもいない。風も無い。申し分の無い満足度。ずっとこのままでいたいが、夕刻から用事がある。パンを2個食べて下山にかかる。下山は石鴨林道に出る。

 積雪はここ辺りが一番深いようだ。30cm。鳥居に下り、作原への分岐を通り越す。林道へはその先、右に急下降。あっという間に林道に合流(11時30分)。車のわだちがここまで続いている。ここからが長い。今や新年となっては、去年のことになるが、3月に丸岩岳を目指してこの林道を歩いたが、すごい雪で、途中からワカンを付けた。それでもラッセルはきついし、先には中々進まない。ちょうどこの辺で引き返した。それ程の積雪ではない。快適にわだちを避けながら下る。

 駐車場には12時20分に着いた。途中、工学部先の天神様の脇を通ったら、初詣客で混んでいた。

コメント    この記事についてブログを書く
   | トップ | 雪の赤城ハイク 鍋割山・荒山 »

コメントを投稿

桐生市周辺の山」カテゴリの最新記事