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。。。まぁるい日々。。。

なんか、ええことありそぉやなぁ~♪

伊吹山で避暑気分♪

2013-08-23 | 野山を歩く

「あっ、飛んだ!!」
不意のひと言で、その場にいた全員の視線が同方向に瞬間移動した。
せつなの緊張がはしる。
正面の山斜面から飛び立った二羽のイヌワシを、肉眼でとらえた。
遠目ながら、勇姿に見入る。
優雅な舞いを見せる彼らは、羽を広げると2mにもおよぶらしい。

頂上まであとわずかの地点で、展望をこころみたゆえの幸運だった。

そして、数分後には伊吹山山頂駐車場に到着。

西遊歩道コースから上を目指す。
地上より涼しいとはいっても、やはり夏の日差しを受けつつの登り道は暑いよ~。
かなりの汗を放出した。

山は緑に覆われ、とりどりの高山植物が花開いている。



極めた山頂では、酷暑も熱風も無縁。
またたく間に汗を消し去る冷風がすべてだった。

まだまだ頑丈な夏雲のはるか上空では、秋の装いがすでに見え隠れしている。
高低差でグループ分けされた雲群は、指定の風コンベヤーに乗ってどんどん運ばれてゆく。
低速のものから、高速のものまで様々に。

入道雲だけが定位置を確保し、数列横隊でどんぐりの背比べ。
スッポリと下部を切り落としたように、底辺がある入道雲を初めて見た。
マシュマロ入りホイップクリームの風体で、こんもりと五つ六つが行儀よく並ぶ。
売店の「伊吹よもぎソフト」の文字が頭をかすめた。

場所によっては、エアコンも顔負けの手足がしびれるほどの極冷風がぶつかってくる。
長時間突っ立っていたら、凍えそうに寒い。
朝の猛暑などすっかり忘れていた。

今の地上で喉から手がでるほど欲しいのは、なんと言ってもこの冷気だ。
パイプラインで送風できれば、寝苦しい夜ともおさらばなのにな。
その思いにちょっかいを出すのは、足元を流れる雲のライン。

ずっと眺め飽きない大パノラマ。
もちろん食べた よもぎソフトが美味。
ひと時の素敵避暑。

下りの標高700mあたりから、徐々に現実に近づきはじめた。
ドライブウェイを降りてすぐに、気温35度の表示。
頂上は7,8度低いと聞いていたが、10度以上の差があったのではなかろうか。 

 

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