マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

フライトプラン

2006年01月21日 | 映画
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観たくて観たくてウズウズしていた映画を
今夜「先行」のレイトショーで観て来ました。

ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」
1月28日に全国で封切られます。
私は先行でなかなか観ることはないけれど
この映画は残り一週間が待ちきれませんでした。

前評判通りの素晴らしい映画でした。
そして手に汗握る航空サスペンス映画の醍醐味を
思う存分味わってきました。

ベルリン発ニューヨーク行き。
時速数千マイルで高度1万メートルの上空を飛行中
事件は起きました。

飛行中のジャンボ旅客機の機内で
6歳の少女が忽然と姿を消したのでした。
容疑者は425名の乗客と機長、乗務員、エアマーシャル。
最新鋭の旅客機が史上最悪の戦場に変わりました。

舞台となったのはアルト航空E-474機。
2006年秋に世界初のオール2階建てのジャンボ機
エアバスA380型機がデビューするけれど
それを連想させるような旅客機です。

2階建て、らせん階段、800人の乗客を収容
7つの調理室、客室乗務員の休憩室
車29台分の翼幅、贅沢なバーやラウンジ
まさに「空飛ぶホテル」です。

少女を探すために旅客機内のすべてを見せる。
コックピット、メインキャビン、ファーストクラス、格納庫。
飛行機の好きな者にとっては
身を乗り出すほど興奮して嬉しい映像です。
私は目を皿のようにして観ました。

ジョディ・フォスターは実に存在感のある女優です。
「告発の行方」「羊たちの沈黙」で2度にわたり
アカデミー賞主演女優賞を獲得し
ハリウッドを代表する実力派女優です。

母子の物語としては前回の「パニック・ルーム」と似ている。
同じサスペンス、母子の繋がり。
けれど「フライトプラン」の舞台となった旅客機の
スケールの大きさには脱帽です。

飛行機好きならもう一度リピートして観たいと思います。
今度は機内の一部始終、すべて見逃さないように
そしてあの素晴らしい旅客機内を目の中に焼き付けたいと・・・
そんなことを思ってしまいます。

物語のテンポの速さが心地よい。
彼女の迫真の演技のアクションも見逃せない。
すべてにおいてパーフェクト!
私にとって最高に楽しめた映画でした。

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大寒の朝

2006年01月20日 | 日記
今日は大寒でした。
寒い一日でした。

友人から一通のメールが届きました。
高校時代の同級生の訃報でした。
同じクラスにもなったこともある明るく陽気な男子。
すい臓癌で、末期の手遅れだったとか。

高校三年生になる年、春の選抜高校野球で
私たちの同級生は全国優勝しました。
一躍「時の人」となったヒーローたち。
その時の捕手をしていた人でした。

体格もよく、いつもニコニコしている穏やか性格。
捕手は彼の転職かと思うほど、包容力のある人でした。
名捕手と言われた彼が亡くなったなんて
何だか信じられなくて・・・・。

メールを読んだ後、メールをくれた人と電話で話しました。
何だかやるせない気持ちでいっぱいでした。

そんな始まりの大寒の朝。
予定がなくフリーな一日は家の用事がいっぱいあるのに
一日テンションが上がらず、用事がはかどりません。
かと言って、この寒空に写真を撮りに行く気にもならないし
何となくぼんやり過ごしてしまった一日でした。
まあこんな冬眠の一日もありかな?

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大好きな曲を聴きながらお茶でもしましょう。
手に取るCDはビートルズやカーペンターズ。
やっぱり昔聴いた音楽がしっくり来る。
音楽は心の友。

やっと気持ちが復活。
音楽は心のアロマテラピー。


明日から大学入試センター試験が始まる。
全国721会場で、約55万人が受験するとか。

我が家の受験戦争は終わりました。
あの時のことは今も時々思い出します。
受験生を抱える親御さんは
今夜はきっと眠れない夜を過ごすことでしょう。

親も子もただ「祈る」だけ。
無事にセンター試験が終わりますように。
人ごとながら
一途な受験生の姿にエールを送らずにはいられません。





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ホームコタツの生還

2006年01月19日 | 日記
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数日前のことです。
突然ホームコタツの電気が入らなくなりました。
「さあ たいへん!」
困ったことになりました。

うちは冬場は完全にコタツ派。
リビングの中央にコタツを置いていて
それを中心にして家族がテレビを観たり団欒する。
コタツに電気が入らないのはかなりのダメージです。
一日だって我慢をするのは辛い。

早速大手電気店へホームコタツを買いに行きました。
売り場へ行くと驚いたことに、ほとんど売り切れ状態。
そう言えばこの冬は12月から寒かったな。

長方形のコタツがほしいと思っていたので
それを探すとかなり趣味の悪い家具調のコタツが出てきた。
こんなの絶対にリビングの中央に置きたくないと思うものばかり。
それにフローリングの色にコタツの天板の色を合わせたい。

今のコタツを買うに当たってもかなり色と形に拘って探した。
結局、無印良品で私のフィーリングにぴったりのものを見つけ
購入したのを覚えている。
初めから大手電気店に行かずに
無印良品に行けばよかった・・・などと思った。

Kotatsu2

コタツのない生活は考えられないので
売り場でかなり困っていると
店員さんが薦めてくれたものがあった。
こたつのヒーターだけ別売りしているのです。
驚きました。

日曜日のことだったので
家に電話して家族にヒーターの枠を測ってもらいました。
そしてコタツのサイズも。
それにピッタリはまったのがこれです。

KOIZUMIの製品です。
もう一種類一流メーカーのものがありましたが
サイズが0.5センチのことで微妙に入らないかも?です。
家族の測り方に微妙なズレがあれば入りません。
その点KOIZUMIの製品は余裕があるので、これならきっと大丈夫。
ということで遠赤ヒーターだけ買って来たのです。

ちなみにKOIZUMIのものは5000円弱。
一流メーカーのものは1万円弱。
半額です。
しかも売り場で見た長方形の家具調コタツは
どれも3万円以上の値段。

本当に売り場で親切な店員さんにめぐり合えてラッキーでした。
私はヒーターだけ別売りしているなんて
この年まで知りませんでした。
壊れれば、コタツごと買わなければいけないと思っていました。

私がヒーターを持ち帰ると
息子がドライバーで取り付けてくれました。
5000円でおつりが来て、もとのお気に入りのコタツが使えて
故障していたのが復活。
私たち家族のホームコタツはやっと生還しました。

やっぱり冬はコタツに限る。
ポカポカ足元の暖かいのに幸せを感じのは私だけ?

また寒波がやってくる。
「寒い寒い!」と言いながら家族は家に帰って来るでしょう。
帰宅時には思いっきりコタツを暖めおいてあげなきゃ!

寒いはず。
明日20日は大寒です。




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ミュシャ展

2006年01月18日 | お出かけ
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ハンドルネームで呼び合う友人たちと
今年初めてのお出かけをしました。
今日は天保山のサントリーミュージアムへ
「ミュシャ展」を観に行きました。

チェコ共和国のモラヴィアで生まれた
アルフォンス・ミュシャは
ミュンヘンやパリで学んだ後
伝説的な女優「ラサ・ベルナール」のポスターを描いて
一夜にしてパリ中の話題をさらい
イッキにスターダムにのしあがりました。

その後、流れるような髪をした華やかに着飾った美しい女性
色とりどりの花や植物
ゴージャスな宝石を散りばめた装飾性豊かなポスターや版画で
一世を風靡しました。

装飾パネルとして描かれたシリーズの中には
2枚1組や4枚1組のセットのものがたくさんあり
「四季」 「花」 「宝石」 「時の流れ」 「月と星」など
さまざまなテーマのものがあります。

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これは「四季」のシリーズでとても人気があり
ベストセラーとなったものです。

「四季・春」ではブロンド(金髪)の女性が
青い枝と自らの髪の毛で竪琴を作り
それを小鳥たちが眺めています。

夏はブルネット(茶褐色)の髪の女性が
水に足を浸して「涼」をとっています。

秋はオーバン(赤褐色)の髪の女性が葡萄を収穫しています。

冬はブラウン(茶)の髪の女性が凍えた鳥を
手に包んで暖めているところを描いています。

衣服はシンプルであまり装飾はないけれど
髪は四季の花で飾られています。

4枚1組のシリーズ「花」では
バラ、アイリス、カーネーション、ユリが描かれていて
「芸術」では絵画、詩歌、音楽、舞踊。
また「時の流れ」では
朝の目覚め、昼の輝き、夕べの夢想、夜の安らぎ。
「宝石」ではトパーズ、ルビー、アメジスト、エメラルド。
そして「月と星」では夜をテーマにして月、明けの明星
宵の明星、北極星が描かれています。

いずれも1枚では気づかないことが4枚1組で見ると
微妙な部分が見えてきます。
他との比較によって互いの個性が際立って
より一層素晴らしい作品に仕上がっているように思いました。

それらは特に「四季・春夏秋冬」や「時の流れ」で
顕著に表れ、4枚の相違点や共通点が
深く心に印象付けられました。

1本の綱では力が弱くても
4本の綱では容易に切れないのと同じように
4枚の絵はそれだけ強烈に鑑賞する者を惹きつけます。

これまで行った絵画展ではそのほとんどが1枚ものの絵画ばかり。
このように2枚1組、4枚1組で鑑賞していくのは珍しい。

「比較」とは大切だということがよくわかりました。
ひとつだと見えないことが2つ、3つ、4つと並べることで
浮かび上がる真実や表現力の素晴らしさ。

人生もまたそうかもしれないと思ったりしました。
一人で「井の中の蛙」として生きていくより
大海に出て、多くの他者といい意味で比較して生きる。
切磋琢磨しながら人生を生きてこそ成長するのかもしれない。

ミュシャ展を観終わって、近くのホテルでお茶をして
いつもの世間話をする。

今年もまた楽しいこといっぱいしてポジティブに生きていこうと!
悩みや愚痴を話し合い、相談出来る友情が嬉しい。

春には彼女たちと知り合って26年になる。

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震災11年に想う

2006年01月17日 | 私の想い
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1995年1月17日、午前5時46分。
この日この時間
悪魔が神戸の街を切り裂いた。

マグニチュード7.2
犠牲者 6434人。
家屋の全半壊 25万棟。

あれから11年が経つ。

神戸市中央区の東遊園地では地震発生時刻の
午前5時46分に合わせて「1.17のつどい」が開催される。

震災をきっかけに病死するなどした
「遠因犠牲者」161人を含めた6595人分の竹灯籠を
「1・17」の文字に並べてロウソクをともし
遺族らが黙とうする。

阪神・淡路大震災の災害復興住宅で亡くなった
一人暮らしの「独居死」が昨年一年間で69人だった。
そのうち65歳以上は約74%を占める。
公的な支援者らによる見守り活動は今も続いているが
入居者の高齢化が進み、コミュニティーづくりは難しさを増している。

先週末から神戸ではたくさんの追悼行事が行われている。
11年経った今もなおあの日のことは忘れない。
被災者の人たちは生涯の記憶としてこれからも背負い続ける。

ライフラインが完全に断ち切られ、水がなく、物資もなく
冬の寒空に凍えながら必死で生き残った。

そんな中でボランティア活動の人たちの支えは大きかった。
人はこれほどまでに人に尽くせるのかとも思ったし
これほどまでに優しくなれるのかと感動した。
そしてさまざまなことを学んだ。

多くの犠牲者を出し、未だ心の傷は癒えない遺族。
けれど残された人生、生かされた人生を
これからも精一杯生きていってほしいと思う。

街の復興は10年でメドがついた。
この先10年。
心の復興を目指してがんばってほしいと思う。
心の傷は10年経っても20年経っても決して消えないけれど
亡くなられた人たちの分まで強く生きてくださいとお伝えしたい。

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犠牲者の「鎮魂の鐘」を鳴らすのはご遺族の方。
空にいる愛する人のために
どうか鳴らしてあげてください。

そして「私はあなたの分まで生きていく」と
しっかりと空に向かって伝えてあげてください。

犠牲者の方のご冥福を心から祈りながら
私もここに黙祷を捧げます。





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