マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

男たちの大和/YAMATO

2006年01月10日 | 映画
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今日はお正月に観た映画の中から・・・。

三日に暮れから観たい観たいと思っていた映画
「男たちの大和/YAMATO」を観て来た。
心に残る映画だった。

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戦争を知らない時代に生まれた私には
戦争を語る術(すべ)もないけれど
私はこの手の映画を観ると胸が痛くなる。
そしてお国のために散っていった人たちのことを
思い、残された家族の気持ちを思いやるせない。

「パールハーバー」
「ローレライ」
「男たちの大和/YAMATO」

いずれの映画にしても切ないほどの大和魂の男たちを感じる。
あの時代はこれほどまでに純粋に生きられたのかと。
揺れる気持ち、心の葛藤はあったはずなのに
自分の命への潔さはどこから生まれてくるのだろう。
桜が咲き誇る4月
故郷を後に、戦艦大和は永遠の海へと旅立っていった。

「男たちの大和/YAMATO」のまず凄いのは戦艦大和だ。
その姿は実に美しい。
その美しい戦艦大和の上で若者たちが死に方を考え
生きることへ惜別する。
海に向かって泣きながら叫ぶ言葉は
お母さんであり、妻の名前であり、恋人の名前だった。

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戦後60年の節目の昨年公開された(12月)
この「男たちの大和/YAMATO」は
総制作費25億円を投じて作られた。
空前絶後のスケールだ。
スクリーンで戦艦大和を見た瞬間から
先ずこの巨大な大和に魅せられる。

エンディングで流れる長渕剛の「CLOSE YOUR EYES」は
この映画の台本を読んで長渕が書き上げたもの。
大和魂の本質を長渕らしいラブバラードで歌い上げた入魂の作品。
心に沁みる。

大和を沈めて60年。
忘却への節目の年にキャストたちの迫真の演技は
私たちの次の戦争を知らない若い世代にも
この映画を観れば死者の声が聞こえてくるに違いない。

乗組員の彼らが身につけていた
規律、勇気、礼儀正しさ、国家への忠誠心
正確明晰な言葉使いを自分たちも身につけたいと思うだろう。

二十一世紀の若者たちが日本人固有の美質を取り戻し
伝統を重んじて、再び「誇り高き国」に盛り立ててくれれば
大和で散った戦没者へのはなむけになるのではないだろうか。

正月早々久しぶりにいい映画を観たという実感が
心に広がっていった。

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