マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

さくらんぼの話

2005年06月18日 | 日記
sakuranbo050618

友人がさくらんぼを送ってくださった。
しかも産地直送便だった。
素直に嬉しい。
さくらんぼは今ではメロンを抜く高級果物。
ほんの一掴みでも相当な値段がする。

子供たちがお弁当を持って行っていた頃
お弁当箱に入れてやったのはアメリカンチェリー。
食後のデザートとして出したのもアメリカンチェリー。
子供たちはこれがさくらんぼだと思っていた。

それがある日友人から一箱送って来た。
そして初めて食べた山形の「佐藤錦」
感動の出会いだったようだ。
糖度が高くて、やわらかくって、実に美味しい。

それから子供たちは「赤いさくらんぼ」
「黒いさくらんぼ」と言うようになった。
けれど赤いさくらんぼがお弁当箱に入ることはごく稀。
ほとんどがアメリカンチェリーだった。

佐藤錦は母の大好物だ。
6月は母のバースデー月。
毎年バースデーにはさくらんぼを贈った。
母は喜んで、「美味しい、美味しい」と言ってくれた。
自分が食べなくても、食べさせてあげたい人がいる。
母はそんな人だ。
この贈り主もきっとそう思って贈ってくれたに違いない。
実に優しい友人だ。

頂いたさくらんぼを母にも食べさせてやりたくて
早速小さなタッパウエアに入れた。
明日持って行ってあげよう。

美味しいものに敏感な我が家の住人。
まるで食べさせていない子のように食い意地が張っている。
一皿盛り付けてトイレに行って帰って来ると無くなっている。
そこまで争奪戦は激しい。
もっと味わって食べてもらいたい。

やはり旬のものは美味しい。
友人に感謝しながら、さくらんぼを堪能した。



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