マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

デパ地下の試食

2005年06月09日 | あべの&天王寺
お出かけの帰りに今日もデパ地下で夕食の材料を買った。
帰宅して、それからスーパーマーケットへ行く気にはなれないし
帰り道にデパートがあるのは本当に有難い。

今日も夕方にデパートに寄ると少し混雑していた。
アフターファイブになると、店内もう歩けないほどの混雑振り。
6時を過ぎるとお惣菜はディスカウントしていき
完全に売りつくしモードになる。

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こちらでは店内の店先いたるところに
「爪楊枝のお姉さん」がいる。
「爪楊枝のおじさん」もいる。
この爪楊枝のお姉さん&おじさんは
お客に試食を促してくれる人。

「美味しいよ~」
「一度食べてみて~」
「お姉さん食べて行って~」

そんな掛け声をかける。
とても低姿勢で、私のことを「おばさん」や「お母さん」と言わない。
「お姉さん」などと呼ばれるとつい立ち止まる。
それに立ち止まって目くじら立てることもない。
美味しいものを試食させてくれるのだから。

夕方になるとやや空腹である。
小さく切った試食品は本当に美味しい。
私は試食したら7割の確率で買ってしまうタイプ。
もうちょっと試食したいのがほんの僅か。
そこで購買意欲をそそる。
あとは家に帰ってのお楽しみということになる。

店内のいたるところの試食コーナーを
片っ端から試食してまわれば、きっと夕食もいらないだろう。
果物屋さんではフルーツを小さく切って、爪楊枝にさしてある。
お茶屋さんに行けば、お茶の試飲もある。
ワイン売り場ではいつもワインが試飲出来る。
デパ地下のサービスぶりには脱帽する。

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さてさて・・・このおじさん。
サービス満点の人だった。
「お姉ちゃん食べて行ってや~」とかなりのPR。
ついつい紙皿に入れてくれた水餃子を試食した。
お値段もセール価格。

それに何よりこのおじさんのサービスぶりがとても気持ちがいい。
これだけひたむきになってセールス出来るのはきっと天性のもの。
しつこいけれど、決して不愉快でない人当たり。
こんなところでも色々に学習できるものである。

ひとつ試食すると、また違う種類の水餃子を入れてくれた。
「おっちゃん、もういいよ~」と言うと
「お姉ちゃん、まあ遠慮せんと食べてって」と言ってくれる。
二皿も試食すれば、財布の紐がゆるむ。
結局買うことになる私なのだが・・・。

こんなサービスぶりのデパ地下狂想曲。
大阪だけなのだろうか?
でもこの試食は、かなり購買力を高めていると思う。
私は試食したら最後、7割は買ってしまうから。

ちょっと一回りしただけで、袋がふたつ・みっつと増える。
活気のあるデパ地下はスーパーマーケットとはまた違う感触があって
私はこの雰囲気をかなり気に入っている。




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