Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

受験時の行動と心の動き(第3回)

2009年11月06日 17時42分03秒 | Weblog
今日は、事例Ⅰの取組み状況(与件文読解部)とその時点での心の動きを書こうと思います。

相変わらず、冗長な文章です。あくまでも記録としての位置づけですので
以下の文を読まれるという珍しい方は、あらかじめご了承くださいませ。(本気)

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設問分解と見出しメモ作成終了後、与件文本文の読解にとりかかりました。

段落区切り・センテンス区切りで1分。

約2ページなので、情報整理しながら読むのに7~9分かかると計算しました。

段落とセンテンス対応付けで3分。

計13分。

終了予定は21分~23分経過ごろだなと漠然と思いつつ、工程スタート。

まず、段落単位に赤線を引きました。

これは、段落の区切りを見やすくすると同時に、設問者が段落ごとに持たせている意味をしっかりと段落単位で把握する意識付けをするため、更には、設問単位で対応づけしやすくするためという目的があります。

次に、センテンスごとに区切りを入れつつ、重要な接続詞や過去問でおなじみのキーワード、設問に関係しそうなワードに赤線丸をつけました。

これは、漆塗りで言うと、1回目の塗りみたいな感じで(w意味不明か)、重要な接続詞やキーワードの読み落としを防いだり、ざくっと全体感をつかむために行いました。

今度は、また先頭から、じっくり読み込みつつ、マーカーで情報を色分けします。第1回で書いたように、自分は5色のマーカーを使いました。

以前は設問別に色を分けていたのですが、設問に対応するセンテンスが必ずしも1vs1ではないことや設問数が5以上になった場合、間違えやすいこともあるため、設問別色分けはやめました。

今は、
緑:外的環境
オレンジ:顧客ニーズ・市場ニーズ
ピンク:内部資源(有形無形関係なく)
青:事例企業の顕在化した問題・課題
紫:社長の思いや経営方針・従業員の思いや意見

としています。

■各段落での着目点()内は感想

第1段落
・地産地消の安全安心な菓子づくりをモットーにした点(お、いいんでない?)
・長らく和菓子が顧客の評判を得てきた点(お客様に支持されてきたんだぁ)
・洋菓子メーカーのF社を傘下におさめた点(お、事例Ⅰでは初めてのケース)

第2段落
・地元デパート・観光名所で10店舗ある(高質イメージだなぁ)
・80%近くがパート・アルバイト社員である点(臨時雇比率高っ)

第3段落
・地元限定の地産池消モデルでは市場拡大見込めないと判断(現実的な判断だな)
・成長志向の強いA社社長(拡大傾向は良くもあり、悪くもあるな)
・W市地区産の原材料にこだわる(よしよし拡大傾向でも地に足が着いている)
・市場や嗜好の違いに配慮して(おお、顧客志向ですな。)
・創作菓子にも取組み、地元の店とは違ったコンセプト(マンネリ防止にはいいかな)
・地元農家と専属契約・原材料確保(第5問で地元とコラボを打ち出すならここが強みになるな)
・社内コンテスト・社外の職人やコンサルタントへ依頼し創作菓子(創作菓子の登場は2回目。注目せよのサイン。自社で作る力なし?)
・売場の顧客の目の前で完成品に仕上げる手法(これは新鮮さが伝わって顧客受けはいいかな。)

⇒段落全体に対して、「やたらいろいろな情報を詰め込んだ段落だなぁ。第1問の強みで取捨選択することになりそうだな」と思いました。

第4段落
・高級スーパー(チャネルはデパート、観光名所、高級スーパー。高級なら高質イメージを崩すことないからOK。)
・物産展での試験販売が好評(厳しいスーパーのバイヤーを納得させるとは、やはり商品に力があるんだなぁ。販売企画力が優れてる?)

第5段落
・成功の要因(きたー。これ以下の部分は第1問で使えのサインか。)
・原材料重視というコンセプトが消費者市場の~にマッチ(顧客ニーズと合致しているのだから強み確定!!)
・インターネットを活用した通信販売(ん?これは商品力があったから通販も売れたと考えるべきで通販=強みじゃないな。第5問で使うのかな)
・A社と契約していた~特産品と生産農家の知名度を高めることに(おお、ますます第5問では地元とのコラボが有力だ)

第6段落
・確かに~が(げげ。暗雲が垂れ込めてきたぞ)
・生産体制や販売体制の整備などで新たな対応が求められ(いまの体制じゃ不十分というとやね)
・ニーズ変化が早い~定期的に目先を変える新作菓子を生み出す体制が課題(うーん、平成17年事例Ⅰを思い出すw。やっぱ、創作力が弱いのかなぁ)
・とはいえ(ネガティブワードきたー。)
・卓越した商品開発のノウハウが備わっていたわけではなかった(やっぱり;;ってことは、これがA社事業の強化に必要な課題だなぁ。)

第7段落
・買収話~幾度となく(へー、よっぽどA社に経営力があると思われているんだな)
・A社社長は逡巡していた(成長志向の強い社長が逡巡するのだからよっぽどのことだ。)
・F社従業員数~(A社と対照的に正社員比率高いんだ)
・創業当初から勤めていた菓子職人の技術がその評判を支え(おお、こっちもいいもんもってるなぁ。こりゃ第1問で使おう)
・デパートや観光名所など12店舗(おお、こっちもかなり知名度は高いな。レベル的にはA社とのバランスはよいな)
・有名洋菓子店出店で売上激減(さすがに有名菓子店には勝てないのか)
・パート・アルバイト中心に人員整理を断行(お、先にきれいになってるのか。それでも社長は逡巡したんだ。逡巡はよっぽどの理由だな)
・後継者問題(これからって時に・・・。F社残念。)
・最初の提案から2年経て決断(やると決めた以上はやる社長だ。何か覚悟をしたんだな)

⇒段落全体に対して、「ここは第2問で社長が逡巡した理由の根拠になる部分だ。平成17年度事例Ⅰのように、しっかりイケイケで経営手腕も優れている社長がここまで悩んだという心の部分を理解するようにしよう。」と思いました。

第8段落
・完全子会社としてF社のトップも兼任(F社が子会社ですな)
・2つのブランドを継続させた(いい判断ですな。どちらかに寄せると強みを失う可能性あるもんね)
・店舗ネットワーク再編、死に筋商品排除、売れ筋商品への絞込みで経費削減、F社工場1つ閉鎖(思い切った経営改革を断行したなぁ。やっぱり決めたら動きは早く的確だ)
・そこで生産統括していた職人をA社工場に配置転換(なるほど。人的資源を有効に活用だな。これが第4問につながるか?)
・A社とF社の従業員40人程度の人員整理(厳しいけどしょうがないか。F社はすでに人員整理していたから、A社従業員が削られた可能性高いな。これが第3問につながるか?)

第9段落
・最近の景気低迷で大都市圏でのデパートや高級スーパーの事業も大幅に落ち込んだ(そりゃそうだろうなぁ。だけど、外的環境のせいにしちゃいかん。)
・大都市圏のデパート・スーパーに投入していた商品の売上に支えられ、かろうじて経営を続けているが、こうした厳しい状況が続くと(つづくだろうなぁ。)
・大都市圏事業の見直しも迫られるのが実情である(見直す方向だろうなぁ。第5問で考えるということだな。)


と以上で、与件文を読み終わりました。

次に、設問と各段落またはセンテンスとの対応付けを行いました。
第1段落=第1問
第2段落=第3問
第3段落=第1問
第4段落=第1問
第5段落=第4問・第5問
第6段落=第4問・第5問
第7段落=第2問・第3問
第8段落=第2問・第3問・第4問
第9段落=第5問

以上が終わった段階で、23分程度が経過していました。

「ここまでは予定通りだ。いよいよ、解答作成だ。設問見出しメモに基づき、事例のストーリーを考えた後、事例の分水嶺となる第1問を仕上げよう。2、3、4、5と解答に落としてみて、第1問の内容に矛盾があったら、後で修正すればいいや」と思いました。

さて、次はいよいよ解答作成です。

第4回へつづく。。。。