Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

うれしかったこと

2007年10月28日 21時55分28秒 | Weblog
先週の木曜日に会社の先輩たちと呑んでいた際、勉強会の友人から電話をもらいました。勉強会のMLで「試験後に脳が興奮状態にあるようで、寝られないから再現答案をつくった」と流したら、心配になって電話をくれたそうです。いつも思いますが、本当に勉強会の仲間はすばらしい人たちばかりだなと思います。

彼は、1次に惜しくも敗退したけれども、非常に優秀で将来有望な若者です。おそらく、年齢は1回り近く違うんではないかと思いますが、若いうちから中小企業診断士の資格にチャンレンジするという着眼点を持っていること自体が他の若者よりもアドバンテージがあると私は思っています。

今は、新たな人生の岐路に立っているようですが、ぜひ、来年は1次、2次をあっさり突破してもらいたいと思います。というか、今年ストレートでもおかしくなかった力を持っていますから、あとはメンタル面を鍛錬すれば楽勝だと思います。

ぜひがんばってください。

それと、今年、自分は幸いにも2次に進出できましたが、上記の彼のほうが圧倒的に記憶能力が高く、勉強に対する戦術も的確だったにも関わらず、進出できなかった差は、最後の追い込みの差だけだったと私は分析しています。そして、昨年、自分が1次で敗退し、一緒に勉強していた仲間が2次進出をしたときに、自分と彼らの差は追い込み時の執念+それまでの勉強のPDCAサイクルの几帳面さだったと分析しました。

きっと、それも診断士になるためのハードルなのでしょう。そういう意味で、この資格は2次の事例も含め非常に奥深い資格試験だと思います。

師匠が「受かるときは受かるべくして受かる」と口癖のように言いますが、まさにそのとおりだと思います。私なりに捉えた理由は「心技体」の切り口で挙げることができます。

1.心

①診断士に求められている忍耐力を、合格に向けた勉強の中で自分の性根と戦い、継続力を鍛錬することで得ることができる点

②診断士に求められている人間力を、家族や同僚、勉強会の仲間などの思いやりに触れることで強めていくことができる点

③診断士に求められている問題解決に対する執念を、問題解決に対峙する際に強い意思を持つことで得ることができる点

2.技

①診断士に求められている戦略・戦術構築力を資格試験合格のために駆使することで鍛錬しなければならない点

③診断士に求められている注意深さや調査分析力を事例問題の設問と与件に対峙することで鍛錬しなければならない点

④診断士に求められている助言力・提案力を事例問題の解答において相手にわかりやすく書くという鍛錬で養わなければならない点

3.体

①診断士に求められている体力を、長期間勉強を続けるために体を鍛えることで得ることができる点

②診断士に求められている集中力を、合格に向けた勉強の中で得ることができる点

③診断士に求められている脳力を、1次試験に向けた勉強の中では、短期・長期の記憶力、2次試験では思考力を鍛錬することで得ることができる点

ただし、心技体はすべてが自分の性根との戦いであり、診断士に求められている性根と自分の性根とのギャップを埋めるために診断士試験があるのだと思っています。そして、心技体のどの部分にギャップが発生するかは人によって異なるところも奥深いなと思う部分です。まさしく千差万別な人の中で、一定の共通項を鍛錬によって得ることができた人物が診断士になるのでしょうし、その共通項に気づき、どうしたら自分がそれを得ることができるのかを考え、実行した人が診断士試験に合格するのだと思います。

さて、自分は、上記の心技体がそろっていたのかというと、今回ははっきりいってそうだとはいえません。
具体的には2の技に関する熟練度が足りないと考えています。

今年がだめだったら、やはり、技の熟練度を向上させる取組みが必要になります。

ただし、方向性としては資格試験に通るためのテクニックを磨くのではなく、診断士として経営者の方に満足してもらえる診断書を書くことができる技術を得ることに注力したいと思います。

子供との1日

2007年10月28日 13時48分19秒 | Weblog
今日は子供と2人きりだ。

これまでも子守と言うレベルでは対応していたが、勉強を盾に、自分の親へお願いしたりしていて、これだけ長時間2人きりなのは久しぶりかもしれない。赤ん坊のときは、昼寝してくれてたしw。

今日は、午前中は親が畑で芋ほりするというので、子供を預け自分は床屋に行ってきた。これから、以前から約束していたサッカーボールを買いに行こうと思う。(カネで解決w)別に自分はサッカーをやっていたわけではないし、教えることもできないけど、パス練習ぐらいするかなw。

でも、子供が本当にサッカーがやりたいのかは疑問だ。自分からサッカーがやりたーいといったわけでもないし、サッカーボールでも野球のグローブでもいいと優柔不断なことをいっているので、強い意志があるわけではない。

なかなか、1つのことに集中ができるタイプではないようだ。ただし、なんらかのスポーツはやらせなければと思っているので、いろいろ模索中。小学校でもスポーツクラブに通っている子とそうでない子は半々ぐらいだと思うが、自分としては、何か1つのことにしっかりと没頭して、自分を高めていく楽しみを体験してほしいと思っている。今は、公文式などで終了テストをこなすことで達成感を味わっているようだが、スポーツでも味わってほしい。

体も大きいので柔道か空手をやらせたいなとも思う。みんな他の親はどうやって育てているのかなぁw。

ということで雑感でした。

祭りの後

2007年10月27日 16時42分38秒 | Weblog
試験も終わり、再解答も作ったのでまったりとした日々をすごしておりますが、なんかしてないと落ち着かないので、通勤時間には「ロジカルライティング」の本を読んでいます。試験前に読んでおけばよかったなぁなどと思っていますが、後の祭りw。まあ、これからもずっと様々な勉強は続けるのだから、勉強癖はずっとつけておきたいものです。ラジカルライティングを読み終わったら、次は何を読もうかなぁ。

まー、試験のできばえははっきり言ってわかりません。回答の中にエッセンスは入っているとは思いますが、合格レベルとは思えませんし。ただ、来年のことを考えると今回の合格が逃げるような気がして、発表日までは来年のことは考えません。発表日は大事な人の誕生日だったりするので、相変わらず、神頼みで合格祈願してますw。

今は、部屋を片付けて、掃除してます。なんかゆっくりするの久しぶりだなぁ。
さ、またつづきやろう。

もつかれー

2007年10月21日 23時43分42秒 | Weblog
昨日まで、過去問すら80分では解答用紙を埋めることができなかったのですが、今日は、4事例とも全部埋まりました。ある意味、今持っている力は120%出し切りました。本番中に学んだことも多かったなー。解答の中身があっているかはわかりませんし、埋まっただけだと思いますが、あとは発表を待つだけです。再現解答つくれるかなー?

とりあえず、乗り切ることができたのは、これまでご支援くださった方々のおかげだと心から思っています。家族、会社の職場の方々、勉強会の仲間、師匠、本当にありがとうございました。

とりあえず、今日は寝ます。

受験した皆様、お疲れ様でした。


KFS⑥

2007年10月20日 23時28分17秒 | Weblog
最後の勉強会において学んだことを備忘録とし、過去のKFSを試験場へ持参するために記録。

①設問文、与件文の文字にこだわれ。
与件文や設問文に「取引先」と書いてあるのに回答で「顧客」と書いたら間違いである。「美容院の顧客」と書いてあるのに「顧客は」と書いたら間違いである。
複数回出てくる言葉には意味がある。答えを書く際には特に注意。
たとえば、平成17年事例Ⅱの第一問。「三段階に分けてa欄に具体的に記入」と書いてあるのに、意義を書くべきb欄の前半で段階を述べるというのは×であるということ。また、平成18年事例Ⅰの第五問。設問文中に「いくつかのデメリットがある」と書いてあり、「再雇用制度がもたらすデメリットを述べよ」と書き直されている。はじめの部分で「いくつか」と書いてあるということは、いくつか=複数なので、回答にも複数書くべきだと気づく必要がある。

②必ず一石二鳥を考えろ。
既存事業の強みを新規事業に活かすだけでなく、新規事業での成功が既存事業にフィードバックされるという一石二鳥になっていれば正解である。ギブアンドテイクの考え方。H18の組織でも同じ、H14の生産でも同じ、H18の生産でも同じ。H18の組織では、親会社の事業拠点や事業をA社が譲り受けるが、それは、これまで親会社のメーカーが取引していた顧客を譲り受けることになる。つまり、親会社が自社の製品しか提供していなかった相手である。この顧客にA社は直接販売をすることで利幅を稼ぐことが可能になる。また、顧客にとってみれば、これまで親会社の製品のみを買っていたが、A社と付き合うことで、幅広い製品を調達できるようになる。ここまでが親からA社に授けた分である。一方、A社が各顧客の幅広いニーズに応えていく中で、売れ筋製品を把握できるようになれば、それを親会社に作らせて売ることが可能であり、親会社も恩恵を受けることができるようになる。これが一石二鳥、ギブアンドテイクの理論である。

④過去のビジネスモデルで適応できていた組織構造は完全否定するな
過去の強みを再強化していくことで新しいビジネスモデルを構築するわけであるが、過去の組織構造は過去の強みを効率的に発揮するために構築されていたわけである。だから、回答を書く際に、新しい組織構造を構築する理由が過去の組織構造を全否定するものかどうかを検証する必要がある。全否定してしまっていたら、その答えは間違いかもしれない。たとえば、平成18年の事例Ⅰ。答えをマトリックス組織とした場合、おそらく、解答根拠は地域別や商品別のニーズに対して柔軟に対応していくためということになるだろう。しかし、それは過去の組織構造でできていなかったのか?というと否である。ファインケミカル部で対応していた顧客について、国内の各営業拠点を通じて、顧客の営業所と対応することは当然していたであろう。逆もまたしかり。平成18年の組織構造は顧客のニーズに応えた結果を組織構造に反映させただけである。しかし、新しいビジネスモデルでは技術変化が激しくなってきて、顧客ニーズをいちいち組織に顕在化させていたら対応しきれないし、需要を先読みして多数の原材料の製造委託先をコーディネートするなどといった迅速・柔軟な対応が必要なので、取引先別対応組織が必要になるのである。


④設問文と与件文は素直に捉えろ。
素直に捉えた上で、それを反対概念で見てみる。その中で、回答を組み立てつつ、使えないかどうかを検討する。

以上、では出陣します。


アイテム

2007年10月18日 00時33分45秒 | Weblog
今日、地元の西友で蛍光ペンを買おうと物色していると「ペン●ル」の「合格祈願済み」シャープペンシルと同、蛍光ペン(ピンク)が売っていた。決して神頼みではないが、「太軸で疲れにくく、らくらく筆記」のコメントの方につられ(嘘)、迷わず買った。(って神頼みダヨ)しかし、究極のニーズ「神頼み」に対して、「合格祈願」を売るというマーケティング。。。恐るべし。この勢いで、マーケの問題は文房具屋に決まりw。しかもこだわり文具w。あとはご先祖様に合格祈願してこよう。

冗談はさておき、自分に問う。
「お前はやれるだけのことをベストを尽くしてやったのか?」

答えは否。まだまだやれたはずなのに、自分に甘えて手を抜いた部分が多くある。しかし、時間は過ぎていく。「人事を尽くして天命を待つ」とは口が裂けてもいえない状態だ。周りの2次受験生と自分を比較すれば、真摯さが足りないことは明らかだ。

しかし、自分は最後の最後まであきらめない。絶対に受かるという気持ちで当日に臨もうと思う。自分のために、家族のために、応援してくれる人に応えるために。

最後にもう一度神頼み。自分も含め、勉強会で一緒に勉強した友が皆、合格しますように。。。。。


KFS⑤

2007年10月07日 12時49分30秒 | Weblog
残り時間もわずかになってきました。
先週、先々週の金曜日に学んだことを備忘録的に記載します。

先々週:
①KFS④で書いたことに追記。設問に対しては、1問完結型で取り組むことが望ましい。つまり、1つの設問の答えを導くときに、他の設問を理由にしてはいけない。しかし、検証するときには、他の設問との関連を強く意識することが重要。

先週:
①生産事例(事例全般にも言える)の基本的ストーリー。過去に成功していた。しかし、環境変化に対して内的環境を適合できなくなり、業績が悪化あるいは、将来に不安を抱える。新事業の検討に入る場合は、新事業に携わるメンバーが既存事業と兼務になる。兼務し、既存事業の維持を図りつつ、新事業の土台を作り上げていく。

②上記の流れの中で、新事業のプロジェクトや組織体制で兼務しているメンバーを専任化するという選択肢に陥りがちであるが、実は、よく考えると、そのメンバーはその企業にとってのキーマンであることがわかる。たとえば、平成18年のメッキ液濃度を管理する担当であるが、これは、新しいメッキ技術へ対応する際に、全自動になるわけであるが、唯一、メッキ液濃度は管理者が必要になる。つまり、新しいメッキ技術に既存事業でノウハウを蓄積した人が関わることで既存事業とのシナジーが生まれるということである。

これは平成13年も同様であった。IC検査用冶具が競争力を持っており、多数の会社から引き合いがあるにも関わらず、新事業の営業担当は1人でしかも兼務であった。これに対しては、専任化するという答えではなく、増員するという答えを書く必要がある。

③生産事例で、特注費生産から標準品生産、標準品生産から特注品生産という形で顧客ニーズに合わせていこうとするケースもあるが、このケースの場合は、それまでの生産現場のナレッジの継続性や人的資産の活用、物的資産の活用を考えた場合、セル生産が望ましいというパターンがある。限られた資源を有効活用するという意味では、過去から未来への継続性を意識する必要があるということである。

④生産事例で、ボトルネック工程が存在する場合、内段取りの外段取化という選択肢があるが、それよりも有効な答えがある。それは順序依存性にしたがってロットを流すということである。少⇒大、薄⇒濃など、段取換の際に、元の段取りを大幅に変えるのではなく、前の段取りに少し追加すれば次のロットに取り掛かれるような流れをつくることである。これは平成14年と平成18年が顕著に現れている。

⑤工程は「均等化する」のではなく、「平準化する」という言葉を使え!!

⑥MMC模試の振り返り。設問と与件の対応関係の捉え方は上達してきたが、解答へ落とす際に、まだまだキーワード化ができていない。また、切り口がうまく使えていない。さらには、因果という意味がよくわかっていない。という問題がある。因果は●●なので、●●である。と記載することであり、改善策を述べよ、方策を述べよ、留意点を述べよなど述べていく際に必要になる。

⑦マーケのストーリー。過去成功していたが、外的環境変化でビジネスモデルが通用しなくなった、または、顧客志向ではなかったので、ポジショニングを間違えた、いいものはあったが失敗したというようなケースが多い。そのコアコンピタンスを再認識すること、そして新規顧客の獲得策として、店頭販売での顧客との関係性構築、無店舗販売での関係構築策を打ち出す。並行して、ロイヤルカスタマーを増やしていくために、獲得した顧客との関係性を深化させるために、Webをつかったインタラクティブなコミュニケーション方策(掲示板、メールなど)を提案する。また、1人の顧客の複数のニーズが存在し、それに対応していくということでLTVの向上を図るという観点も必要である。さらに、新たな価値創造という点も特徴的である。(メーカー的要素による競争優位性の確保)

⑧組織のストーリー。過去成功していいたが、外的環境変化でビジネスモデルが通用しなくなった。そこで、過去の強みを活かしながら、新しいビジネスモデルを構築するために、経営戦略を検討する、または、すでに戦略は立案し、その方向に進もうとしている。そして、その新しい経営戦略を実現していく上で、あるいは、現状うまくいっていないので、組織的問題を解決するという流れである。組織的問題は組織構造と人事政策の両面で答えることが必要。組織構造はフラット化を目指すことで、権限委譲を行い、意思決定を迅速化し、外的環境の変化に柔軟に対応できる体制とする。

⑨財務のストーリー。経営指標は安全性、収益性、生産性で見る。安全性は短期、(流動性)、長期(資産のカバー度)、超長期(資本構成)。収益性は売上総利益、営業利益で見る。生産性は回転率で見る。あとは、業務的意思決定会計か戦略的意思決定会計か。1次では、製品ミックスによる生産優先度の意思決定も問われたし、オプション、企業価値計算も問われた。去年の事例Ⅰで海外展開を問われていること、昨年の中小企業白書でも海外への進出については重点的に問われたことなどから、オプションも十分に考えられる。

⑩全事例共通ストーリー。新規事業での成功は必ず期存事業の底上げにつながるという流れでなければ間違いである。つまり、既存事業の強みを新規事業へ転用できればよいということではなく、転用した上で、既存事業の業績も向上するという流れである。たとえば、焼肉店事例では中古車と焼肉店の双方で業績が向上することはなにか、生産のエクステリア事例では、消費者向けエクステリア事業を展開することで、公園を中心とした公共事業において公園の使用者である消費者のニーズを捉えることができ、それを構造計算ができる体制をつかって、使用者ニーズに合致した公園設備を生産するという流れ。そうすれば、ゼネコンや設計業者を飛ばして商売ができる。などなど。