Road to 50’s ~50歳への道~

ナイスな50歳になるための日記

カウントダウン

最近の悩み

2008年11月28日 01時41分46秒 | Weblog
最近、ある事で悩んでいます。

それは、ブログタイトル「Road to 40’s 40歳への道」

をいつ変更するかということです。

なぜなら、私は今月中に40歳になってしまうからです!!w。
(なってしまったかもしれないがw)

まー、診断士試験に合格していれば「ミッションコンプリートッ」と
かっこよく「Road to 50’s 50歳への道」に切り替えるのですが。。

落ちてたら「ミッションインコンプリート&ローリングプラン発動」
でかっこ悪く「Road to 50’s 50歳への道」に切り替えることにOTZ

ということで、かっこよく切り替えるか、かっこ悪く切り替えるかを決めなけ
ればならないので、12月5日まで変更を保留することにしましたw。

切り替えた一発目の報告が「今年もだめでした」になる確率99%!!!

ま、それもまたよしw。なんつっても40代は「不惑」だから
惑わされず診断士試験を受けよう!!

皆様、タイトルが替わっても、見捨てないでくださいw

ではでは。


口述対策

2008年11月21日 00時54分09秒 | Weblog
なかなか、口述対策に手をつけられない今日この頃ですが、先日、
LECの口述想定問題集を購入しました。

ちらっと読んだ感想は以下の通りです。

①1000円なのに、すんげー充実しているなぁ。こりゃ得した。
②やべー、質問に対してぜんぜん答えられん。やっぱ落ちてるなw。

先日、N診断士を飲んだときに、彼が昨年受けた質問は驚愕の内容
でした。

それって、与件文のどこからもってくればいいの?っていうぐらい
でした。

自分は今でも、基礎的な事にも答えられないのに、そんなぶっとんだ
質問されたら、確実にフリーズするなと思いつつ、万が一受かっていた
場合のことも考え、口述対策を急ごうと思います。

ではでは。

子供との時間

2008年11月19日 22時57分45秒 | Weblog
今日、試験後としては、ひさびさに、子供と遊ぶ時間をつくることができました。

普段は休みの日でも、子供の宿題をみたり、水泳や野球に連れて行く
だけで時間が経ってしまい、子供と遊ぶという時間がほとんどとれ
ませんでした。

今週は、子供が「お父さんとキャッチボールがしたいから公文式の
宿題を前倒しで終わらせる」と決意表明し、それを実現したので
今日、キャッチボールをしに公園に行きました。

彼は毎週1~2回、野球の練習に行っているのですが、野球というのは
それだけでうまくなるわけではありません。
やはり、できるだけ多く自主練をしたほうがいいのです。
できるだけそういう時間を作りたかったんですが、上記の理由で
できませんでした。

それがやっと実現したわけです。
キャッチボールを始めると、彼が格段にうまくなっているのがわかりました。
投げ方に癖はありますが、しっかりと私の方に飛んでくるのです。
そして、私が素人なりに、昔の少年草野球で会得したコツを伝授すると
さらにうまくなる。
この瞬間は親として、本当にうれしいもんですね。
今後もできるだけこういう時間をとりたいと思いました。

さて、番外編ですが、2人で練習していると事件が起こりました

しばらく2人で練習をしていると、子供達の集団が2組公園に入ってきました。
1組は8人編成のサッカーチーム、もう1組は2人の野球チームでした。
友達同士なのかなぁと思っていたら、ほどなく場所を巡って喧嘩がはじまって
しまいましたww。8対2の殴り合いですw。

公園には大人は私一人でしたので、しょうがなく仲裁に入り、公園を半分ずつ
使用することで折り合いをつけました。そしたら、双方で「ごめんな。仲直り
しよう」と手打ちになりました。

これを見て「最近の子供も昔と同じだなぁ」等としみじみ感じてしまいました。

そして、喧嘩がおさまり、野球とサッカーの場所に分かれ、私と息子、2人
の野球少年は野球ゾーンで別々にキャッチボールしていましたが、突然、
2人の野球少年が「一緒に遊んでください」と言ってきたではありませんか。

これにはびっくりしましたが、4人でキャッチボールを始めました。
子供たちの生き生きとした顔を見ているうちに、私も野球少年に戻ったよう
な気がして、結構楽しく遊ばせてもらいました。
最近の少年達も捨てたもんじゃないですね。

こうやって、広場でけんかなどの経験をして、お互い、胸のもやもやを
抱えず、遊ぶ事ができれば、陰湿ないじめやいたましい事件はもっと減る
ような気がします。

大人ももっと、「最近の子供は何を考えているかわからない」などと
敬遠せずに子供は子供だと見つめてあげれば、結局は昔と変わらない
純粋な心をもった子供なんだとわかるのになぁと思いました。




義と理を重んじる漢との再会

2008年11月16日 10時26分18秒 | Weblog
昨日、N診断士とさし飲みをしてきました。

1年前、502教室のキックオフであわただしく名刺を交換し、
「いつか飲みましょう」といって別れてからやっと実現した
飲み会です。

めちゃめちゃ忙しい彼は、私と飲んでいる時間など本当はなかった
にも関わらず、1年前の約束を果たすために、時間を空けてくれました。
非常に義理堅い人だなと思いました。
彼に診断・助言してもらうクライアントは幸せだろうなとも思いました。

N診断士は有名ブロガーです。
自分は彼が受験生時代に綴ったエントリを見て、「こんなに
努力している人がいるんだ。自分もがんばろう」と励まされ
合格後、診断士として綴ったエントリを見て、本試験に対する
心構えをすることができました。
常に私にとってタイムリーなエントリをしてくれるので
脳内を読まれているんではなかろうかと思ったこともあります。

ですから、出会って飲み始めても、まったく違和感なく、昔から
知っている間柄のように飲んでいました。

いろいろなことを話しましたが、彼は私の師匠と同じことを言って
いました。

「診断士試験は知識のあるなし、文章力のあるなし、2次の解答の
 よしあしよりも、診断士にふさわしい人格を備えた人が最も合格
 しやすい。」

というものです。
自分の師匠は
 「診断士は受かるべきときに受かる。いくら知識やテクニックが
  上達しても、他の要素が揃わなければ絶対に受からない」
といっています。

きっとそれが真理なんでしょう。

自分は、昨年の502教室で色紙に「心・技・体揃った診断士になる」
と明記してから、そうなるようにがんばっているつもりですが、
そういった考えが間違っていないんだなと改めて思いました。
本年の試験結果はまだですが、自分の満足水準からは程遠いと感じて
います。

試験が終わった直後は「また1次からかよ。モチベーション持つかな」
という気持ちの方が大きかったような気がしますが、今は、今の自分
に満足していないという気持ちが強くなっています。

だから、診断士に必要な技の部分を再度磨き上げることができる1次
試験への挑戦はある意味わくわくしてきています。
2次試験への挑戦は、自分がいかに事例企業のことを正確に診断し、
適切な助言ができるようになるかという点でわくわくします。

N診断士はこうも言っていました。

「その人に診断士に相応しい人格が揃ったかどうかは2次本試験前の
心構えに表れる。具体的には「合格するまで受験してやる」という
心構えをもてるかどうかである。なぜなら、「今年で決着をつける
」と考えてしまうと、リスク回避型の解答になってしまい、適切
な診断・助言をしにくいからである。」

自分は、本試験前には「今年で決着をつけてやる」という気概で望んで
いました。しかし、N診断士のブログエントリでそれを読んでいたので
「今年で決着をつけてやる。ただし、失敗を恐れず、自分の診断・助言が
明確に伝わる解答を書こう。」と思えることができました。

もし、N診断士が言うように、本試験前に「受かるまで受けてやる」と
思えなければ受からないのであれば、自分は来年合格するでしょうし、
今年合格したら、N診断士のブログエントリで、本試験に向けた心構え
ができたことが勝因となるでしょう。

また、いつかN診断士とは診断士としてさしで飲みたいもんです。

ではでは。







平成20年度 事例Ⅰ 第9段落

2008年11月15日 01時40分07秒 | Weblog
クラクラさんを見習って、事例Ⅰを分析していて、あらためて気付いたこと。

以下、平成20年度 事例Ⅰ 第9段落

創業以来、比較的順調に事業拡大を実現し業績を伸長させてきたA社であるが、一方で、厳しい国際価格競争の中で生き残りをかけた事業展開を余儀なくされてきた航空会社との取引では、いっそう厳しい条件を求められているのも事実である。
ここ数年のA社の業績をみると、供給量の増大に合わせて売上高こそ伸長ないしは横ばいであるものの(2006年度前年度対比7.9%増、2007年度前年度対比0.9%減)、営業利益は大幅に減少している(営業利益率:2005年度8.0%、2006年度3.7%、2007年度0.9%)。
第4工場に投資した資金の返済開始を2009年度に控えて、このことは大きな経営課題となってきた。

以下、この第9段落に対する分析

■どの設問と関係するか
第2問:航空会社の競争環境が明確に書かれているから。
第3問:コスト構造改革に着手しないといけない状態が書かれているから。
第5問:業績を検討すると、新規事業を展開してリスク分散を図ることが必要とわかるから。

■パラグラフ単位のまとめ

・メインクライアントである、航空会社各社は厳しい国際価格競争にさらされており、A社にも厳しい条件を求めている。それに応えてきたため、営業利益がすんでのところで赤字になりそうな状況にまで追い込まれている。そこに、第4工場の返済期限が迫ってきたという急転直下な状況である。

■センテンス単位のまとめ
第1センテンス
航空会社は厳しい国際的な価格競争にさらされており、A社対してもいっそう厳しい条件を求めている。柔軟に対応することが特性であるA社はこれに対しても、なんとか対応しようとしている。

第2センテンス
率ではよくわからないが、額でいうと、2007年度の売上は18億だから、2006年度も約18.1億、2005年度は16.7億円だったことがわかる。営業利益額は、2005年度が1.34億、2006年度が67百万、2007年度が16百万であり、減少している。このままの下がり幅では、本年度は赤字に転落の可能性という緊急事態であることがわかる。

第3センテンス
第4工場に投資した借入金の返済が09年度なので、08年度中になんとしても、収益力の向上を図らなければならないということが経営課題である。

■接続詞など重要なワード
第1センテンス
創業以来:前のパラグラフのモットーとリンクしていると考えられる。創業以来 のモットーに従って商売してきたが、環境がそれだけでは許してくれなくなって いるということを示唆している。

第2センテンス
()の中の業績:かっこなので重要。この中を上記のように分析すると、どれぐらいA社が切羽詰っているかわかる。この状態では、既存事業で緊急回避しつつ、新規事業でリスク分散する必要はどうしてもあることがわかる。

分析終わり

いやー、本番中にここまで考えるのは無理でしたが、よく読むと、昨年の事例Ⅳみたいですね。「このままでいくと赤字」というような部分が特にw。率だけではなんとなく危機感が見えませんが、実額にするとやばやばでし。

航空会社からの受注が80%を超えている既存事業がここまで追い込まれているんだから、既存事業のコスト構造建て直しによる軌道修正をしつつ、関連多角化で新規事業展開して事業のリスク分散を図らないと、かなりやばいという企業だったんですね。いまさらながらに気がつきました。(本番中に気付けよっ)

新規事業展開しなかったらどうなるんだべ?

蛇足ですが、昨年の事例Ⅳもそういう事例だったですな。

追い込まれているのに、Yに投資しなかったら、どうなるんだべ?というあたりが。。

やっぱYでも投資だったんだろうなと思う今日この頃でございます。その観点からみれば、有価証券売却で全額投資を賄っているんだから、結果的に投資に関する実質的なCOFは0で、Xを選んでもYを選んでも正味現在価値は黒という答えもありだったんだろうなと。(こんなこと言っているから今年のⅣでこけたともいえるが・・)

さ、ねよw。

ロジカルプレゼンテーション

2008年11月11日 00時59分12秒 | Weblog
journeyさんと同じく、週2回以上の飲み会へ参加しているmadmaxです。
誘っていただいている皆様には感謝感謝です。
カミさんに「今日は遅いの?」といわれ「いや早いよ」
といいつつ、午前様というオチで毎日冷たい視線を浴びています。

さて、最近通勤時に、ペパチェさんやitaruさんをはじめ、コンサル
に係わる方々が推奨されるロジカルプレゼンテーションを読んでいます。

はっきり言って、この本はすごーく役に立ちます。

具体的には以下の2点が挙げられます。

①社会人としての基本戦闘能力が上がります。
 社内や顧客に対して、どのように自分の提案を通していくかという
 技術的なことから、提案をする側の心構えのようなことまで学ぶ事
 ができます。

 会社で役員に提案する資料を作り、上司が役員に提案して玉砕したとき
 「何でわからないんですかねっ」と腹を立てていた自分が恥ずかしくなる
 ような内容です。すべて提案する側に問題があると書いてあります。

 診断士の勉強をしている中で、問題は内部環境にあるとずっと言い聞かせて
 きたし、今までの生き方もそうしてきたつもりなのに、40歳を前に、
 自分よりもはるかに若い著者に社会人としての基本を教わったような
 気がしました。
 
 また、会議の効果的な準備方法、進め方なども記載されています。

 つまり、提案を通すための全プロセスに関するノウハウが非常に
 コンパクトにわかりやすくまとめられているという印象です。
 

②診断士2次受験生としての基本戦闘力が上がります。
 (合格後は新米コンサルタントとしての基本戦闘力が向上します)

 まさしく、事例に対する解答の書き方そのものを学ぶ事ができます。
 もっと早く読んでおけばよかった~!!!!

 具体的には、「ロジカルライティング」という本でも学ぶ事ができる
 MECEやWhy so? So what?で表現される縦と横の関係のことがよく
 わかります。
 著者の経験を交えて例を挙げて説明しているので、ロジカルライティ
 ングよりも理解がしやすいと思いました。

 問われている事にどう答えるべきか?MECEはどのような切り口で
 きればもれなくダブりなくになるのか?などです。
 また、もれなくダブりなくだけでは解決できないレイヤー(階層)の
 ズレの問題についても書かれています。

 レイヤーのずれの問題とは、ご存知の通り、解答における切り口を
 設定する際に、切り口同士の次元が異なっていることを指します。

 例えば、「今年度の部門目標を述べよ」という問いに対する解答
 として
 「目標は以下の通りである。①環境問題への対応、②残業代の削減。」と
 答えてしまうような場合です。
 
 どうしてもレイヤーがずれてしまう癖を持っている人の場合、
 ロジカルシンキングやロジカルライティングを読んでもその問題の
 解決策は書いていないので、悶々としてしまいますが、この本では
 その部分が書いてあります。

 そのほか、多々ためになる事が満載です。

 著者の方は、非常に若い方で、東大中退、京大卒、有名コンサルティング
 ファームを何社か経験されている絵に描いたようなヤングエグゼクティブ
 ですが、コンサル技術を振りかざすのではなく、自分のこれまでのコンサル
 実務の中で、クライアントや先輩にもまれる中で培ったテクニックと
 コンサルタントとしての心構えが嫌味なく書かれています。
 
 具体的には、徹底的にクライアントの立場に視線を合わせ、お客様は神様
 ですというようなスタンスでコンサルをしてきたことをうかがわせる内容
 です。

 非常に、人生を濃く生きている方だなと感じる一方、自分の人生の希薄さ
 が恥ずかしく感じてしまいました。
 
 いやー、それにしても毎日、目からうろこが落ちる落ちる。

 紹介いただいた方々に感謝です。

 ではでは。

勉強方法の振り返り

2008年11月05日 23時01分05秒 | Weblog
2次試験を終えて、昨年度の勉強方法などについて反省をしているところです。
本試験を振り返るたび、事例Ⅳの大破滅が頭をよぎり、自分の人間失格振りを
あざ笑ってしまいますが、来年に向けて忘れないように、ブログに備忘録とし
て残したいと思います。

今年は2次の過去問題のみに取り組みました。
(正確には、MMCの第3、第4回模試は受けました)

取り組み方は、大きく分けて
①12月~6月まで全28事例の完全分析&模範解答作成
②7月~8月は①をベースとした事例Ⅰ~Ⅳのパターン抽出&解法ファイル作成
③9月~本番まで全28事例の80分ガチンコ勝負×2回
でした。

これらの取組みにより、
①過去問特有の事例別のストーリー展開
②独特な言い回しに対する解釈方法
③毎回問われる論点に対する対応力
などを身体で覚える事ができました。

一方、
①解答記入前に全体を俯瞰できず設問個別最適な解答を書いてしまった
②計算問題で計算を工夫する力や1つの論点に対する柔軟性が無く
 なすすべもなく事例Ⅳで玉砕した
という弱点も出てしまいました。

①の直接的原因は、設問ごとの解答骨子を考えるまでに時間がかかってしまった
ため、考え終わったらすぐに解答を書かなければならなかったからです。
さらにその原因を考えると、解答思考プロセスの錬度が甘かった事が挙げられます。

これについては、より勉強のプランを前倒しにして、80分ガチンコの回数を
増やすべきだったなと思います。

「80分ガチンコは答えを覚えてしまって意味がない」という意見もありますが、
以下の効果が期待できます。
a.ガチンコでやればやるほど、与件文の捉え方に真剣味が増し、時間を掛けてつく
 った模範解答よりもよい解答が生まれる
b.ガチンコでやればやるほど、解答プロセスの錬度向上が図れ、アウトプットまで
のリードタイムが短くなることで、解答精度を向上させるプロセスを追加できる

などがあります。来年度は、今年の貯金がありますので、それを土台に、80分
ガチンコ回数を増加しようと思います。

上記②の直接的原因は、計算問題の回数を増やす方法を重視してしまうといった取組み方が一面的だった事が挙げられます。

財務の1次問題もそうですが、診断士試験の財務問題は時間を掛けなくても解けるような仕掛けが施されているので、それを見破る力をつけるための勉強が必要でした。

これについても、1次財務問題を含め、仕掛けを見破る力をつけるための勉強をしていきたいと思います。

ではでは

いまさらですが H20 事例Ⅳ第3問

2008年11月03日 00時38分09秒 | Weblog

本年度事例を振り返っていますが、まずは、事例Ⅳから。

特に、自分が玉砕した第3問では以下の点について勘違い&不理解していたことがわかりました。

設問1
①売却損を聞かれているのに、取替え投資のCF計算&現在価値割引と勘違いした。

②上記勘違い+新設備導入による費用削減効果を算出するために参照した第2問の設問文の割引率10%で売却額100万円を割り引いた。

③その額を現有設備の簿価残から引いた。

ホント、逝ってよし!!!!

設問2
負債をして新規設備導入をした場合と負債を利用しなかった場合を比較した時の節税効果を聞かれているのに、タックスシールドやキャッシュフローの概念をごちゃまぜにして考えた。

ここで知識再整理&備忘録 タックスシールドと負債の節税効果はまったく別の概念!!!

・タックスシールドとは、非現金支出費用に法人税率を掛けた金額の事で、非現金支出費用を計上することで得られる、法人税によるキャッシュ・アウト・フロー節約額(つまりキャッシュインフロー)の事である。

・負債の節税額とは、単純に、負債をして増加する営業外費用が負債をしない場合に比べてどれだけ税金面で節税できるかだけを問われている。つまり、利息費用×税率が問われている内容である。

勘違いの原因は、簿記1級の取替え投資問題を機械的に訓練するだけで、タックスシールドと節税効果の違いなどまで踏み込んで正確に理解しようとしていなかったことです。

なお、金利費用はキャッシュフロー上、現金支出です!!!気をつけよう!!!っておいらだけかOTZ

以下、イケカコP90を引用

投資決定で用いられるキャッシュ・フロー概念では、利子もまた減価償却と同様に利益に戻し加えられる。利子費用は現金流出額ではあるが、金利費用は資本コストとして割引計算の過程で考慮されているので、利子費用を現金流出額として計上することは、二重計算となってしまうので年々のキャッシュフローの計算に組み入れない。それゆえ、投資の経済価値の評価計算で用いるキャッシュフローは減価償却費・利子控除前の税引後利益と定義される。

引用終わり

蛇足として、後半部分は投資によるキャッシュフローの現在価値計算時にWACCが使用されているので、利子はキャッシュフロー計算に入れないということですね。(利子を含んだFCFの問題が出題されない理由はこれですかね。。)

ちなみに、この論点は本年の1次試験財務の第22問の選択肢ウが間違いである理由もかかれていますね。(この前のP89には、同じく第22問の選択肢エが間違いである理由が書かれています)

ついでに、第2問で問われた税引前CFですが、P91(ジャーニーさんが提起していたページ)で
税引後CF=税引前CF-税金=収益ー現金流出費用ー税金
と書かれています。

つまり、税引前CF=収益ー現金流出費用となります。

さらに、本年1次財務の第24問もこのページから出題されているのがわかります。

答えは
税引後利益=税引後CF-減価償却費
の公式を知っていればよいということになるのでしょうが、なぜそう
なるのかを説明できないと他の年度で違う角度からひねられてや
られるという可能性があります。

イケカコによれば
税引後CF=税引前CF-税金
税引後CF=税引前CF-0.4税引前CF+0.4減価償却費
税引前CF=収益ー現金流出を伴う費用
税金=税率×税引前利益
税引前利益=税引前CF-減価償却費
税引後利益=税引前CF-減価償却費ー税金
赤い部分は
「税引後CF」
だから、税引後利益=税引後CF-減価償却費
となるのですね。

今後は、税引前CFと税率と税引き後利益を与えられ、減価償却費
を算出する方法などを問われたりするかもしれませんね。

イケカコ・・・長い付き合いだが、まだまだ、把握できていないです。OTZ

中途半端に把握してしまうと、今回のような痛い目にあうので、注意しなければなりません。